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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/テレビ討論会/1997年5月放送分

ページ番号35890

2001年2月1日

21世紀・京都のグランドビジョン グランドビジョン・テレビ討論会 -考えよう京都新世紀- 1997年5月放送分の記録

第2回 「京都・未来」

 

スタジオ

放送  
平成9(1997)年5月18日(日曜)
午後9時15分 ~10時15分 KBS京都
再放送 
平成9(1997)年5月25日(日曜)
午後5時15分 ~6時15分 KBS京都

[司会]
立原 啓裕さん (タレント)
ヴェロニカ・アナッシュさん(国際交流員)

司会

[コメンテーター]
遠藤 保子さん (立命館大学産業社会学部教授)
奥野 卓司さん (関西学院大学社会学部教授)
酒井 伸一さん (京都大学環境保全センター助教授)
戸所  隆さん (高崎経済大学地域政策学部教授)

[スタジオ参加者]
市民の皆さん 25名

 

 

 第2回は,「京都・未来」をテーマに, 21世紀の京都を「豊かさ」をキーワードに語り合いました。商店街の活性化のために活動するグループや,嵐山にふさわしい公衆トイレを考えたグループ,環境問題やボランティア,生涯学習,インターネットに取り組む人達など, 21世紀の「豊かさ」を考えるために参考になりそうな事例をVTRで紹介し,コメンテーターの方とスタジオ参加の市民の皆さんにご意見をいただきました。

 

 

<スタジオ参加の市民の皆さんの主な意見等(発言順に要約しています。)>

  • 地域の方の相談相手になってあげたいと思い,地域のお年寄りや母子家庭の方が寄り合える場所を自宅につくって活動しています。
  • 市民と行政が一体となって嵐山に立派な女性専用トイレをつくったが,全体としてはまだ数が少なくたくさんつくる必要がある。そのためには,例えばルーブル美術館クラスの日本を代表する美術館をつくるなどして,京都の収入を増やさなければならない。
  • 伝統産業を紹介する伝統産業公園をつくってほしい。
  • 学生で京都に下宿をしている。京都は人間関係が稀薄だと思っていたが,地域でのまちづくりの取組を知って人間関係が濃いことが分かり驚いている。
  • 住民だけではなく全国から京都にお越しのお客さんの意見を取り上げる必要がある。全国,世界から意見を聞いて,京都に住む人と行政が共に考えなければならない
  • 町家をコンビニ・スーパーにするなど,古い建物を修復して新しい目的に使ってはどうか。新旧混じり合ったまちづくりによって,京都は豊かな町になるのではないかと思う。
  • 京都の小学校跡地をリサイクルの拠点にしてはどうか。集めるだけの場所ではなく,分別作業を小学生が実習し,体験できる施設とする。
  • 街の中に地名表示の看板を増やしてほしい。
  • 建物の規制は,その高さで決めるのではなく,京都に似合う建物をつくるように誘導すべき。
  • 哲学の道に蛍がいるなど,知れば知るほど好きになるのが京都である。
  • 京都観光はマイカー利用を規制すべきで,以前のように路地裏にも花があふれていれば歩いて回った方がよいと思うのでは。街路樹は市民から苦情が出るからといって剪定(せんてい)するのではなく,ヨーロッパにあるように大都市の風格として残すべきではないか。落葉を拾うことも,身近な本当のボランティアだと思う。
  • 重度の障害があっても生きがいある人生を送るために仕事がしたい。電動車椅子があれば遠くまで出かけて仕事もできる。段差をなくしたり入り口やトイレの幅を広げたり,電動車椅子の利用を前提にしたまちづくりをしてほしい。
  • 21世紀の京都を考えるとき,小学校跡地の活用が大きな課題となる。心の豊かさと物の豊かさのバランスが必要で,地域のコミュニケーションや福祉の施設をつくるのも重要だが,参加型の観光地として「西陣村」を行政でつくるなど,伝統産業の発信の場にしてほしい。
  • 京都は日本の文学のふるさとである。全国の見本になるような「文学館」をつくってほしい。
  • 生涯学習の場として小学校跡地を活用して,公民館など新しいコミュニケーションの場を形成していけばよいと思う。
  • めぐまれた世の中になってきたが,一人一人のふれ合い,心のあたたかさが大切。
  • 修学旅行で京都に来たことはあったが,結婚して東京から京都に移り住んで,分からないことばかりであった。内面の京都を情報として伝えなければ,博物館的なものも生きてこないと思う。
  • 様々な情報を得るためには,意欲をもって自分から求めていかなければならない。
  • 京都に来て20年たつが,最初は「京都の誇り,美しい道路」があって京都はいい町だと思った。今は自動車が多くなってバスではダメ。地下鉄をもっとつくっていただきたい。第2の平安時代をつくってほしい。
  • シティーカレッジを興味深く思うが,仕事のない日と受講したい講座の開講日が合わない。
  • 社会人学生にとっては,大学が他府県へ流出してしまうことで通学が遠距離になることが大きな問題である。
  • 行政に期待するのではなく,行政はもっと小さくてよい。行政はコーディネーターとしての機能を発揮してほしい。今の京都は明治以降の先人たちが残したもので成立しており,30年後の京都のためには,ベンチャービジネスが起こせるような風土,施設,資金が必要。
スタジオ
コメンテーター

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京都市 総合企画局市長公室政策企画調整担当

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