京都市の基本構想・基本計画(資料編)/京都市基本構想等審議会/第7回 文化・観光・産業部会
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2001年2月1日
21世紀・京都のグランドビジョン 京都市基本構想等審議会 記録/第7回 文化・観光・産業部会
日 時 : 平成11年8月30日(月) 午後3時~5時30分
場 所 : 京都ロイヤルホテル「青雲の間」
議 事 :
(1) 京都市基本構想(第2次案)について
(2) 次期基本計画策定に向けた論点整理について
(3) その他
出席者 :
伊住 政和(裏千家今日庵常務理事,京都市ユースボランティア21顧問)
上平 貢(京都市芸術文化協会理事長,京都市美術館長)
川原 陸郎(京都みやこ信用金庫会長)
竹村 寿子(市民公募委員)
武邑 光裕(東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授)
中村 弘子(千家十職塗師十二代中村宗哲)
○橋爪 紳也(伏見区基本計画策定懇談会座長,大阪市立大学文学部助教授)
三谷 章(市民公募委員)
向囿 好信(京都市ベンチャービジネスクラブ代表幹事)
村井 康彦(上京区基本計画策定懇談会座長,京都市歴史資料館長)
◎吉田 和男(京都大学大学院経済学研究科教授)
以上11名
◎…部会長 (50音順/敬称略)
○…副部会長
1 開会
吉田部会長
第7回「文化・観光・産業」部会を開会させていただく。
2 議事
(1) 京都市基本構想(第2次案)について
○ 前文,第1章について
吉田部会長
本日の案件は2件あり,1件目は「京都市基本構想(第2次案)」で,これは各部会やパブリックコメントに基づき起草委員会で取りまとめたものだ。2件目は「次期基本計画策定に向けた論点整理」で,資料5はこれまでのテーマ別討論の中で討議されたことを整理したメモであり,これが次期計画策定の基本になる。
最初に第2次案について説明したい。基本的にこの構想文は各部会での議論を集約的にまとめたものであり,第1次案とは内容というより構成が大きく変わっており,起草委員長の考えに従い体系的にまとめられている。
ポイントは主語を「わたしたち京都市民」と明確にした。また,文章をなるべく分かりやすくするために平仮名が多くなっている。資料2の別紙をご覧いただくと,第2章の構成の変更が一覧できる。「信頼」がキーワードとなっており,当部会と関連の深い第1次案の第2章第3節を2つに分け,基盤整備にかかわるものは第3節「市民の活動を支えるまち」に,経済にかかわる部分は第2節(1)の「活力あふれるまち」に入っている。経済的・文化的活動を含め,「活力と魅力」あるまちとしている。
それでは,資料1に従い本文を説明したい。まず,目次の構成をご覧いただくと,第1章は章のタイトルが「都市」ではなく「生活」の視点からの言葉に変わっており,新たな生活価値としての信頼を軸に京都を考えていこうというのが全体の流れになっている。第2章は先述のように構成が変わっている。第3章は行政と市民の間の信頼をもとに市民が主体的に市政に参加するということで,最後は市民の自問の形で市民が京都のまちをつくるというまとめ方になっている。
前文では,最初に構想の位置付けを明らかにし,世界文化自由都市宣言の一文を挿入している。また,文末でこの基本構想の実現に向けた行政の役割等を明示している。重要な点は,「わたしたち京都市民は」という主語で本文をそろえるが,京都市はその総合的実現を図るということだ。
第1章は京都の特徴とどう結び付けていくかという話で,第1節では「持続可能な社会」という表現が追加され,第3段落で信頼の崩壊が今日の社会において深刻な問題であり,それをどう取り戻すかが課題であるということが書かれている。第2節は基本的に変わっていない。第3節は「得意わざ」という言葉に議論があったため,タイトルは「得意とするところ」,本文は「特性」と客観的な言葉に変わっている。第3節の最終段落では,当部会でも現状に対する深刻な認識があったほうがいいという意見が出たが,京都の抱えている問題点を明確に記述し,深刻な問題に対処し都市としての魅力や活力を維持する際に京都市民の持つ特性を生かしていこうという書き方になっている。第4節では今日の問題は信頼の崩壊であり,信頼を市民生活の核として再建しようという考え方を示し,第3段落以降でそのあり方を示している。
ここまでのところでご質問やご意見はないか。
上平委員
美術の世界で「様式の喪失」ということが言われて20年くらいたつ。第1章第4節第2段落に「生活様式」という言葉があるが,我々の世代は新しい様式が生み出されることを期待したが,これからの新しい世代に「生活様式」という言葉が通じるのか。同じ節の文末に「市民生活の多様な次元が…」とあるが,この部分と様式との関係はどうなるのか。様式という言葉には古い語感があるので,むしろ「生活のあり方」などにしたほうがいいのではないか。
吉田部会長
新しい生活価値を創造する,その生活価値というのは何よりも信頼である,だから信頼を実現するような様式を提言していこうという書き方になっている。確かに「様式」という言葉は型にはめるような意味に受け取られる可能性があるので,「生活のあり方」のように多様な意味を含む言葉のほうがいいのかもしれない。
○ 第2章について
吉田部会長
それでは,引き続き第2章の説明をしたい。先に資料2でご確認いただいたように,この部分は大幅に出入りがある。
冒頭では,信頼感を取り戻すことで住みやすいまちにしようというように,第1章とのつながりを総論的に書いてある。
第1節は,全体として「わたしたち京都市民は」を主語に,まちをどうつくっていくかが書かれ,最後にこういうまちにしていくというように締めくくられている。部会での意見を取り入れて各項での記述が強化され,信頼という言葉を入れることで構成がより明確にされている。
第2節には当部会からの意見も多く採り入れられており,(1)では「京都ブランド」「産業連関都市」「環境や福祉分野での新しい産業」「観光都市づくり」といった内容が追加され,最後に「世界のひとびとがそこに集まり…場所にしていく」と締めくくられている。(2)では京都市民が豊かな市民文化を培ってきたことが最初に書かれ,美術,音楽,教育の役割が追加されている。最後の段落で「こうした成熟社会の楽しさを…この都市に品格ある華やぎが生まれる」というように文化を位置付けている。
第3節では生活基盤,産業基盤など都市基盤整備や,地域の個性を生かした発展について書かれている。
第2章について,ご指摘があればうかがいたい。
伊住委員
今回は市民に働きかける調子を採られている。多用している言葉を強調したいのだと思うが,「市民」という言葉の連発が気になる。近年は国家意識や国民意識と同様市民意識が低下しているので,市民ということを強調したいという意図なのか。
吉田部会長
全体のトーンとしてはまちづくりに関して責任を共有しようということだ。
伊住委員
「信頼」という言葉も多いが,あまり使い過ぎるとかえって信頼を損ねるのではないかという気がする。市民に対して責任を持ってくださいということを強調し過ぎると,課題だけ投げかけてあとは市民がやるのかというように受け取られかねない。その辺のトーンが気になった。
もう1つ気になったのは,第3節の「職住文遊」という言葉で,耳慣れない言葉だが,造語なのか。
吉田部会長
主語を「わたしたち京都市民」にすることで,どういうまちづくりをするか,どういう態度でやっていくかということにつながる。第3章では責任の共有について書かれている。ご指摘の点については起草委員会に伝えたい。
三谷委員
他の部会をいくつか傍聴して感じたことだが,どういう形でプレゼンテーションするかについて論じられたのかどうか。キーワードがいくつかあるが,資料2の「基本的考え方について」にうたわれているようなことをコラムにでもして,コンパクトに説明することを考えてはどうか。
「京都市民」という言葉は,目次以外にタイトルも含めて30回使われている。「信頼」という言葉も説明しておかないと,どういう意味か分からない。前文の前にコラムを入れるなどして説明しておく必要がある。総合的プレゼンテーションは一考すべき課題ではないか。
言葉の使い方では「行催事」という言葉はあるのかどうか。また,「地域社会」という言葉が5回出てくるが,それ以外に「地域共同体」や「地域コミュニティ」という言葉も使われている。「コミュニティ」自体に地域社会という意味があるので,「地域コミュニティ」というのは誤用であって,「地域社会」とすべきではないか。使い分けがされているのかもしれないが,一読したところではほとんど同じような使い方がされている。
吉田部会長
「地域共同体」の場合は,「伝統的な地域共同体」という使い方がされており,「地域社会」とはニュアンスが違う。
三谷委員
第2章第2節(2)に「成熟した市民社会とは…」とあるが,なぜここで成熟した市民社会について説明しなければならないのか。それ以前には出てこない「成熟した市民社会」という言葉がここでいきなり出てきて,それが詳しく説明されているのはおかしい。最初の2行を再考すべきで,「磨き上げられてきた市民文化」「より豊かな市民文化」と「市民文化」という言葉が2つ続くが,後者を「市民社会」に変えて「社会」という言葉につなげれば,「成熟した市民社会とは…」の部分が生きてくる。
総体的に平仮名を多用しているため読みづらくなっている。もっと句読点を増やし,文章を短くしてはどうか。
吉田部会長
この部分は「市民文化」と「市民社会」が交互に出てくる感じになっているので,もう少し流れを考えたほうがいいかもしれない。
竹村委員
第1章第4節にある「満ち足りた生活」というのは,市民として満ち足りた生活を営むということか。
吉田部会長
これは第2章第1節の言い換えになっている。説明が後にあるので分かりにくいのではないか。
竹村委員
信頼というのはお互いに責任感を持つということで,文章として主語が抜けているのではないか。
吉田部会長
この部分は「信頼感のあるまち」の説明であって,信頼そのものの説明ではない。信頼感のあるまちでは満ち足りた生活が実現できるととらえてはどうか。ただ,その内容が後に書かれているのでこの部分は唐突な感じがする。第2章に等しく就労の機会を持つとか生き生きと活動できるといった内容が書かれている。ご発言の趣旨を起草委員会に伝えたい。
中村委員
信頼感があるという意味は分かるが,信頼の本来の意味を考えると,信頼される人間をそれぞれが自らの中につくり上げていかなければならないという記述がないので,信頼感という言葉が上滑りするイメージを受ける。いちばんもとになる個の問題をどう理解すればいいのか。
吉田部会長
「ひとりひとりが支え,支えられるまち」というのが信頼感だと思う。「男女共同参画社会」にしても,男女が共同して仕事ができるという前提が社会にあれば,それを信頼して暮らせる。「高齢者や障害者,そして子どもたちが,個人としての生きがい,社会の一員としての生きがいを感じつつ,のびのびとくらせる」社会であれば信頼感を持って暮らせる。ここでの「信頼」は人間の間の信頼ではなく,制度や社会のあり方に対する信頼というように,広義で用いられている。第1章第1節に書かれているように,今は社会における信頼が崩壊しているという問題意識がある。
信頼と言ったとき,社会に対する信頼感というよりは,信用できる人間というような意味に受け取られる。例えば第1章第3節に「かど掃き」という言葉があるが,皆が自分の家の前をきれいにしようという心があれば,隣にゴミを持っていくことはない。そういう意味でここでは信頼という言葉が使われているのだと思う。
村井康彦委員
第1章第1節でさまざまな分野に対する信頼をどう立て直すかが大事だということが書かれており,第1章第4節では何よりも生活価値としての信頼が大事であると書かれている。一方で,第2章では「この信頼感の上に立ったまちづくり」「相互の厚い信頼のなかで」というように,信頼感があることを前提とするような書き方がされている。それがここで信頼感をどう位置付けているのかを理解しにくくしているのではないか。
吉田部会長
状態と変化が混在している。
橋爪副部会長
第1章第4節で「信頼」という言葉が多く使われているが,「信頼感のあるまち」という言い方をするときには,互いに信じ合い頼り合うというような相互性のニュアンスを持って使われている。他方で「文化への信頼」というように一方的に信じる場合にも「信頼」という言葉が使われている。さらに「信用」という言葉もある。相互性を思い描きながら使われている場合と,従来の制度や状況を信じるというように使われている場合とが混ざっているため混乱があるのではないか。
「信頼を核とする」という表現もよく分からない。信頼を基盤とするとか,基礎とするというようなニュアンスが後半では出ている。
上平委員
地球愛とか人間愛,生命愛といったものが根底にないので,信頼という言葉が浮いて聞こえる。宗教とかかわるので注意しなければならないが,そういった大本のところがどこかにうたわれていなければならない。
吉田部会長
ここでは地域コミュニティにおける信頼のようなことが書かれているが,もっと深いところに信頼の源泉があるのだから,それを書いておかないと,なぜ地域コミュニティの信頼かという問いに答えられないというご意見だと思う。この文章のキーワードなので,信頼についてはもう少し議論していただいたほうがいいかもしれない。
川原委員
信頼という言葉がたくさん使われているが,これまでの行政と市民との関係には不信感があったわけで,むしろ不信感について考えたほうがいいのではないか。信頼はここでは人間対人間ということではなく,もっと広い意味で使われている。我々の周辺に不信感がどれだけあるかを考えるのも1つの方法ではないか。
もう1つは,主語をはっきりさせたのは結構だが,第2章第3節で「わたしたち京都市民は…河川,上下水道などの基盤整備を進める」と書くと,市民が基盤整備をやるのかということになって,市役所不在のようになる。主権在民で,市民が主になるのは21世紀の方向として結構だが,少し勇み足ではないか。
吉田部会長
河川整備に労働力を提供するという話ではないのだから,基盤整備を「京都市民」を主語にして書くと市民としては重荷に感じる。
村井康彦委員
「京都市基本構想」は京都市がつくる基本構想であるはずだが,「われわれ京都市民は」を主語にすると「京都市民基本構想」になり,京都市の基本構想にならないのではないか。市民レベルで様々な考え方が打ち出されていることに対して異論はないが,この文章の持つ意味,役割は,京都市の立てる基本構想を市民に考えてくださいということではなかったか。こういうことを我々は考えているとするのか,市民がそういうことを考えているので京都市はこうするのだという文脈にするのか。
吉田部会長
前文に書かれているだけでは明確でないかもしれない。また,ご指摘のように河川行政や公園行政は市民がやろうとしてできることではない。
三谷委員
前文で「昭和53(1978)年」という年号表記が使われているが,この文章として,あるいは時代認識として適切なのかどうか。西暦を使うか元号を使うかはっきりしたほうがいいのではないか。
吉田部会長
年号の表記については起草委員会でも議論があった。公文書関係は一般に元号を使うが,近年は西暦との併記が一般的になってきたということでこういう表記になっている。
三谷委員
その場合どちらを括弧に入れるのかが問題で,新聞の場合も全国紙はほとんど元号のほうを括弧に入れている。そのような社会的な動向もあり,2025年のことを考えるならば,元号を括弧に入れるほうがいいのではないか。
他の部会では,子供はこの構想の市民に含まれているのかどうか,環境,特に自然環境が正面から取り上げられていない,抽象的な記述でなくもっと具体的記述がなければならないのではないか,景観問題についてほとんど触れられていないといった意見が出ていた。特に子供の問題は大切で,2025年には今10歳の子供が35歳になっている。そのことを念頭において基本構想を考えるべきではないか。
吉田部会長
「高齢者や障害者,そして子どもたちが個人としての生きがい,社会の一員としての生きがいを感じつつ,のびのびとくらせるようになることがたいせつである」とあり,子供は市民と位置付けられていると言えるが,別の箇所では子育てや教育の対象とされている。少子化については,子供を増やさなければならないということではなく,子供を増やすことに障害にならないようにという記述がある。
三谷委員
当審議会では作文の発表など子供の意見にも配慮されているが,何か子供の意見を聴くところがほしい気がする。
吉田部会長
第2章第1節(1)で「わたしたち京都市民は,子どもも高齢者も…」とあり,子供は市民と位置付けられている。第3段落に「子どもたちが学校のなかで知識を習得するだけでなく…」とあり,子供たちが生き方を学べるようなまちにしなければならないというのが本構想の基本的考え方だ。
武邑委員
2つ大きなポイントがあるのではないか。1つは主体の話で,第2次案は「京都市民」を主語に大きく修正されているが,これは基本的に京都市の基本構想案であり,構想というものがもっとラフな,大きな論点や議論が起こりうるような形で市民に提示されることもありうるのではないか。逆に細かい語句の修正などの論議を繰り返し,完成度の高い構想案ができたとき,非常に抽象的によくできた作文になってしまい,問題や論点の発露が終息してしまう可能性があるのではないか。
例えば,今日本語が通じなくなってきているが,今後20年,50年たったときどうなってしまうか。歴史的厚みの中から京都が日本語の未来に対して提案していくくらいの文化を考えるうえでの提案があってしかるべきではないか。グローバル化,情報化の中で世界の少数言語は失われていく状況にある。日本の歌謡曲でも日本語のタイトルが設定されているものは少なくなっている。これから日本語をどう考えていくかは,京都の放ち得る重要なテーマではないか。
議論を聞いていて,言葉のディテールの重要さを感じると同時に,言葉の包含性により本質的な問題が見えなくなっているように感じた。
吉田部会長
基本構想をベースに基本計画ができる。そのことを念頭において議論していただきたい。そのためここは「京都市民」が原則主語になっているが,計画になると「京都市」が主語にならざるをえない。
村井康彦委員
計画では京都市の具体的計画が打ち出され,構想では京都市民の考え方を打ち出すという考え方は分かるが,具体的な計画を出すための基本構想であり,「京都市」の基本構想でなければならない。文章全体の意味を否定するわけではないが,市民の考え方として書かれているので行政が抽象化され,京都市の決意が何も出ていない。
第3章第3節の「市民がより身近なところで意思決定をおこない…」の部分でも,区役所がこうしたことを実現していくためにどのような新しい役割を果たすべきかということがもう少し具体的に書かれるべきではないか。京都市民の決意表明であり,信頼感という道徳的自己規制をもってこういうことをやりましょうというように書かれているので,京都市の基本構想になっていない。これをもう一度吸い上げた形での京都市の文章にしていかなければならないのではないか。
向囿委員
鹿児島をどうするかというセミナーがあり,そこで今は鹿児島をどうするかではなく,日本をどうするかがはっきりしていなければならないという話が出ていた。京都をどうするかというときに,京都から日本をどうしようかという観点がもっとはっきり出てもいいのではないか。
吉田部会長
我々は市場経済社会に対するオルタナティブ・パラダイムを持っているのだというような記述がある。例えば,第1章第3節の第1段落や第2章第3節の最終段落,第1章第4節第2段落などだが,世界との関係は協調性や開放性が基本であり,京都のパラダイムが世界に提案できるという考え方が書かれている。
○ 第3章について
吉田部会長
ほかにご意見がなければ,続いて第3章の説明に移りたい。
第3章は,第1次案が京都市民に市民参加を強制する雰囲気があるというご意見を踏まえて,相互協力を強調したものとなっている。
第1節では市がどこまでやるかということで,「分担が不可欠」という表現から皆で協力してやっていこうという表現になっている。
第2節ではそのしくみについて書かれている。市政の主体は市民であり,市民自らの選択を実行に移す制度が重要であるということで,最初の段落で市長や市会議員の選出などの大原則が述べられ,続いて市政参加の中身が描かれ,最後の段落で具体的な参加の形態が書かれている。
第3節は「市民と行政の厚い信頼関係の構築」ということで,最後は呼びかけで締めくくられ,京都市民という主語に徹した形になっている。
三谷委員
他の部会で第3章第3節の「負担と責任」が問題になっていたが,「負担」という言葉はいらないのではないか。権利と責任はセットであり,権利を主張する限りは責任を伴うというのは一般的だが,負担という言葉があるために違和感を与えているように感じる。
「負担」と言われると何を負担しなければならないのかと思う。今までより負担をする覚悟をしなければならないという呼びかけであることは分かるが,ここまで言わなければならないのか。
吉田部会長
権利に対応するのが責任で,受益に対応するのが負担だが,ここの部分はかなり厳しいトーンになっている。今までは高度成長で税金が得られ,中央政府から補助金が来ていたが,これからはそういった財源がなくなる。ここでは負担というのはかなり重要なキーワードになっている。
前の文章に地方分権を歓迎すると書かれているが,それは自分たちが負担する,第3章第1節にあるように「財政上の制約をはじめとする困難をみなで協力して克服していこう」ということだ。
ここはさらに「京都市民」が主語になっている。
村井康彦委員
ここには京都市のやるべきことも書かれているが,最後は市民の決意表明で終わっている。「京都市はこういうことをやる」という言い方でなければならない。市民の視線で書かれている点は評価できるが,我々に求められているのは京都市の構想を打ち出すことであって,京都市の基本構想に組み替えなければならない。この文章の持つ意味は十分評価したうえで申し上げるが,これでは求められたものにこたえていないと思う。
吉田部会長
普通の審議会の答申であれば,「我々はこう考えるから,○○省△△大臣はこうすることが望まれる」という形になる。経済計画であれば,総理大臣から諮問があって「次のように考えたからそうしなさい」ということになるが,内容は政府が主体になる。この構想は「市民がこのように考えている,これを活用して市はしっかりやってくれ」という構造になっている。
村井康彦委員
市民はこれからの京都市がどうあるべきと考えているかということで,京都市の将来のイメージを打ち出し,それに向かって京都市はどういうことをやっていかなければならないかを考えるというように,最終的には「京都市」が主語にならなければならない。
吉田部会長
全部が市民ではいけない,もう少し京都市の面があったほうがいいというご意見には同感だ。前文以外にももう少し京都市の決意表明を書いたほうがいいというご意見として起草委員会に伝えたい。
上平委員
ここには京都市が期待する善良な市民像が縷々(るる)書かれているという感じがする。
中村委員
第3章を市側を主体とする章に組み替えることはできないのか。そのほうが市政の方の腕のふるいどころも出てくるのではないか。
吉田部会長
第1次案では主体が混在していたが,第2次案ではそれを整理して「京都市民」に統一した。
川原委員
これだけ市民が参加し,細かいところまで意見を交わすことは京都の良さ,京都の文化ではないか。京都はあまりにも「在市民」であって,現状では市民は「わたし見る人」で文句ばかり言っている。それではだめだという意味で市民を主語にしたという意味で,これは非常によくできていると思う。端々に自家撞着的な表現があるが,憲法に書かれている地方分権の思想を生かそうという思いがみなぎっている。趣旨は市長も行政当局にも分かる。大局は決して見失っていないと思う。
伏見区の基本計画づくりに参加しているが,伏見区には外国籍市民が8千人おられ,青年の家などで外国料理の講習会を催したりしている。いつも言っていることだが,区民がそこに参加すべきで,それが国際交流の第一歩になる。NPOの問題にしても同様で,京都の人は千年王城の地にあって民度も文化性も高いが,他都市に比べてそういうところが冷ややかだ。そういう意味で市民が主語になるのは画期的で,21世紀を迎えるにふさわしい行政に対する要望になっていると思う。
吉田部会長
起草委員会からは文章での修正を求められているが,どこかに市の主体的役割の表明を入れるように伝えるということでいいか。
橋爪副部会長
前回も申し上げたが,「わたしたち京都市民は」を主語にしたことの意味が非常に大きい。これまでの日本の自治体の長期構想にはかつてなかった,日本で初めて市民が長期構想を語るのだというスタンス,その志は貫いてほしい。最後に「行政は」という主語を入れてしまうと,それが失われてしまうのではないか。
「信頼」というキーワードを突然入れたために文章が崩れていることが,第2次案の問題点ではないか。第1章第4節に信頼が危うくなっているという,従来なかった強い危機感が突然出てくる。それに対応した部分がないが,その危機をいかに取り除くかということが,第2章第2節のあたりに反映されていなければならない。
特に第2章第3節では「基盤整備を進める」など,述語のチェックが完璧にはされていないため,行政がするというところを残している。文章全体を「信頼」というキーワードにより組み替えた中で出てきた諸問題が十分解決されていない。第2章までは「行政は」という主語は出さない構成を取っているので,第2章第3節の書き方を整えて,第3章で初めて「行政」という主語が出てきて,強く語りたいのは市民との関係の部分であるという全体の趣旨があまり揺らがないようにしたほうがいい。
吉田部会長
第3章第2節の第1段落では市会が意思決定の,市長がリーダーシップの軸であるというように,行政がしなければならないことを書いている。この辺りに市はこの構想を実現するのだということを入れてはどうか。
橋爪副部会長
むしろ,前文でもっときっちり処理してはどうか。
吉田部会長
前文に書くか,第3章第2節第1段落に「リーダーシップを活用してこの構想を活用していく心構えが…」と書くかだろう。
武邑委員
地方分権の方向性を考えるうえで重要なテーマが議論に出ていると思うので,そういった部分を尊重しながら話を絞っていきたい。これは市民という概念を仮託した行政文章であり,そういう性格上大局的であり過ぎる。先に問題提起したように,そういう文章であればあるほど大局的で完成度が高くなる。問題点を露呈せず,議論も出てこない。そういう文章として提示されるのであれば,これは重要な方向性を持っていると思う。
市民を主体に文章化するのであれば,主体の側にどれだけコンセンサスがあるかが問題になる。京都市が初めてそれに取り組むことは支援したいが,市民という主体を仮定した行政文書は矛盾する場合もありうるということを指摘しておきたい。
吉田部会長
こういう委員会や審議会は良識や常識を軸に市はどうすればいいかを書くものだが,市民の意見を書くのは難しい。そういうところに無理があるが,起草委員会としては市民の考え方をここで打ち出し,それをもとに計画をつくっていくという考え方を持っている。
村井康彦委員
京都市が基本構想を策定したという場合に,これでは市民の立場でこういうご意見を承ったという言い方しかできない。京都市としての基本構想ではない。この審議会の役割が京都市の立てる基本構想に対して提言をすることであれば異論はないが,基本構想をつくってくださいという委嘱を受けて我々は議論しているのであって,これでは地下鉄をつくってくださいと言われて地上に線路を引いているようなものではないか。
誤解のないように言っておきたいが,市民の視線で一貫して京都市のこれからを論じた文章になっている点については十分評価している。ただ,それだけではこの審議会の趣旨に合っていないのではないかと申し上げている。
吉田部会長
審議会は条例で設置され,一定の行政上の意味を持つので,村井委員のおっしゃる意味はよく分かる。主語を京都市民にするという方針はひっくり返すわけにはいかないと思うので,それでは市は何をするのかということをこの文章の中でどう表現するかを起草委員会で議論したい。前文でもう少し書くということが1つと,結論をどうするかということだが,その辺については起草委員会で議論したい。
村井康彦委員
この文章を生かすのであれば,前文で,市民の立場でこれを考えたということと,行政としてはこれを目指すという文章を書く。昔の太政官符のようなものは「○○曰く」とあって後はすべて引用文になっており,最後にそれに従って行うという文章の形式になっている。それと同様にここでは市民の立場で徹底して京都市のこれからを議論してもらった,そこで出された議論を具体的にはこう考えられるという構成にしてはどうか。単に主語を変えるだけでは全体の流れは変えられないと思う。
吉田部会長
本日議論の多かったところでは,信頼という言葉のインプリケーションが場所によって違うので,それを分かりやすくしてほしいということは強く起草委員会に伝えたい。細かい表現についてもそれぞれ指摘したい。
上平委員
「職住文遊」という言葉はあるのか。分かりにくいのでもう少し平明な表現をしたほうがいいと思う。
村井康彦委員
一時期京都市で盛んに使われたが,一般的な言葉ではない。
吉田部会長
「文遊」というのは文が遊にかかるのか,文&遊なのか。
事務局(前葉政策企画室長)
「職住文遊」という言葉は新京都市基本計画で審議のうえ使われている。
三谷委員
先に指摘した第2章第2節(2)の「行催事」という言葉も,行事・催事のことだということは分かるが,一般的な言葉ではない。
吉田部会長
新造語を使うのは適切ではないかもしれない。それではこの辺りで本日の議論は終わらせていただき,さらにご意見がある場合は事務局にメモ書きでお寄せいただきたい。
資料3はパブリックコメントに関する資料であり,参考にしていただきたい。
(2) 次期基本計画策定に向けた論点整理について
吉田部会長
本日は議題の2件目として計画の論点整理をする予定であったが,各自資料に目を通しておいていただき,次の段階で議論したい。
資料4に今後のスケジュールが掲げてある。本日のご議論に基づき起草委員会が第3次案をつくり,10月1日の審議会総会でそれが了承されれば,市長に答申し,市会に諮られることになる。したがって基本構想についての部会でのご議論は本日が最後になる。
それでは,今後のスケジュールについて事務局から補足説明をいただく。
事務局(前葉政策企画室長)
補足的に説明したい。今部会長からご説明いただいたように,本日の部会でのご議論を踏まえて第3次案がつくられ,10月1日の第3回審議会総会に諮り,そのうえで答申案としてとりまとめていきたいというのが起草委員会のご意向である。従って,本日のご意見以外に言い漏らされたことがあれば,早急に事務局にメモをお寄せいただきたい。
基本計画の論点整理については,これまでのテーマ別討論で出されたご意見を事務局が取りまとめたものであり,第3回審議会総会に各部会からご提出いただくことになる。ここに掲載されたことはあくまでもこれまでの議論の整理であり,ここに載っていないと今後議論できなくなるとか,逆にここに載っているから計画に盛り込まれるというものではない。これを踏まえて基本計画の議論に入っていただきたいと考えている。
吉田部会長
第2次案,計画の論点整理の両方とも,コメントがあれば9月1日までにメモとして事務局に出していただきたい。
(3) その他
吉田部会長
資料6は『都市研究・京都』の原稿募集ということで,事務局から説明いただく。
事務局(葛西政策企画室担当部長)
――(資料6「「都市研究・京都」第12号の原稿募集について」について説明)――
吉田部会長
今後の予定としては,10月1日に審議会総会で了解が得られれば基本構想について答申を行うことになり,基本構想案は市会に提出される。次期基本計画については計画論点整理メモを踏まえて調整委員会で計画の枠組みづくりを行うので,それまでは部会は休会となる。予定としては来年から各部会で計画についての議論をしていくことになる。
それでは,本日はこれで閉会したい。
3 閉 会
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