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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/基本計画素案/第2章第2節

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2001年2月1日

第2章第2節

第2節 魅力あふれるまち

1 ゆとりと潤いのある美しいまち

基本的方向
 魅力あふれる美しいまちであり続けるため,まちの美化を進めるとともに,「保全・再生・創造」を基本に,地域の個性や自然的・歴史的な条件を十分に考慮して ,景観・緑地の保全・向上に努め,「世界一美しいまち・京都」をめざす。
 そのためには,規制の強化のみによるのではなく,住民みずからがまちのゆとりと潤いについて考えるための機会や情報の提供,地域住民のまちづくり活動や美化活動に対する支援等,市民と行政の信頼に基づく協力関係を築くことにより,自然的・歴史的な環境と調和したまちをつくっていく。
 また,京都の華やぎを後世に伝える,新しい景観を形成するための取組を進めていく。

 

(1) まちの美化の推進

ア 市民,事業者,行政の協働によるまちの美化

 (ア) 「世界一美しいまち・京都」をめざした,市民,事業者,行政の協働によるまちの美化の推進

 (イ) 住民参加,住民主体のまちづくりの推進

 a 公園の美化推進活動を支える「公園愛護協力会」への支援

 b 鴨川をはじめとする市内の河川美化活動を支える「河川愛護団体」への支援

 c 美しい歩行者空間を維持するための「自転車等駐車対策協議会」への支援

イ まちの美化に向けた監視・指導

 (ア) 不法投棄監視・パトロールの体制の強化

 (イ) 産業廃棄物の発生抑制や指導・取締りの強化,適正処理対策<再掲>

 (ウ) 放置自転車等撤去の強化<再掲>

 (エ) 違法駐車等の防止・啓発活動

  

(2) 個性的で美しい景観の形成

ア 自然と歴史的な景観の保全 

 (ア) 歴史的風土の保存

 (イ) 三方の山々とその山すそ等の景観保全(自然風景保全条例,風致地区条例)

 (ウ) 緑地保全地区等の保全

イ 市街地のきめ細かな景観誘導

 (ア) 景観保全・整備に係る地区の指定

 (イ) 歴史的意匠建造物の指定

 (ウ) 良質な市有建築資産の再生利用

ウ 市街地景観向上への支援

 (ア) 住民みずからが地域の景観整備の基準を定める市街地景観協定の認定

 (イ) 景観整備に関する活動を行う団体に対する支援

 (ウ) 「(財)京都市景観・まちづくりセンター」と連携した地域まちづくり活動の促進 

  

(3) 水と緑のネットワークの形成

ア 自然や歴史環境を生かした特色ある公園等の整備

 (ア) 西京極総合運動公園プール施設等の整備

 (イ) 「新・子どもの楽園」を中心とした宝が池公園の整備<再掲>

 (ウ) 桂川緑地の整備 

 (エ) 淀城跡公園の再整備

イ 身近な地域の公園等の整備

 (ア) 街区公園等の身近な公園の整備

 (イ) スポーツ施設と合わせた公園の整備

 (ウ) 学校に安らぎの空間を創造する「花と緑のグリーンベルト」事業の推進<再掲>

ウ 水辺環境の整備

 (ア) 堀川の水辺環境の整備 

 (イ) 多自然型川づくりの推進

エ 緑化の推進 

 (ア) 生け垣緑化助成事業

 (イ) 「区民の誇りの木」選定事業

 (ウ) 保存樹木,保存樹林の指定

 (エ) 官民一体の緑化推進に係る「協議会」の設立

 (オ) 緑のボランティアリーダーの育成

 (カ) 市民の「農・林」活動への参画促進<再掲>(市民交流活動の促進,森林管理担い手の育成)

  

(4) 木の文化が息づくまちづくり

ア 京都の伝統を受け継ぐ木造建築の技能継承等の取組への支援

イ 「京町家再生プラン」に基づく伝統的な意匠による木造建築物の誘導<再掲>

ウ 温もりと潤いを感じる木造教育施設の整備 

 

 

2 文化の成熟したまち

基本的方向
 芸術文化振興の拠点として設置した「京都芸術センター」の機能を十分に発揮しながら,文化の創造,発信,交流の推進,担い手の育成,市民文化の醸成等に向け,効果的な施策を展開するとともに,他の既存の文化施設についてもソフト・ハード両面にわたる機能の向上を図り,新たな時代のニーズに対応した芸術文化振興の取組を行う。
 また,京都のまちを構成する主要な要素である文化財について,未指定,未登録の文化財の調査を行うとともに,今後の文化財保護施策の基盤となる考え方を確立し,文化財の保護を進める。
さらに,市民との連携や文化・観光・産業の連携を一層強めることによって,より積極的な取組を進めていく。

 

(1) 文化の創造・発信に向けた総合的な取組の推進

ア 「京都芸術センター」における活動・情報・交流センター機能の活用

イ 京都全体を劇場,美術館とする「芸術祭典・京」の発展・充実と発信力の強化

ウ 新たな時代に対応した新しい「芸術文化振興計画推進プログラム」の策定

エ 神社仏閣等を会場として伝統芸術の普及等をめざす伝統芸術振興施策の実施

オ 京都の歴史を総合的に物語る新しいタイプの都市史博物館である「歴史博物館」の建設

  

(2) 成熟した市民文化の実現

ア 文化ボランティアの育成など市民文化活動支援体制の確立

イ 文化創造に貢献した個人・団体を顕彰する市民文化活動顕彰制度の創設

  

(3) 多彩な芸術文化交流の推進

ア 「京都芸術センター」を核とした市民と芸術家との多彩な交流事業の推進

イ 京都が世界の芸術文化交流の拠点となるような国際芸術文化交流の推進

  

(4) 芸術文化の新たな担い手の育成

ア 芸術文化特別奨励制度による若手芸術家等の支援<再掲>

イ 「京都芸術センター」における制作・発表支援事業の推進<再掲>

ウ 高度な芸術文化の教育研究機関である「京都市立芸術大学」の振興<再掲>

エ 市内にある芸術系大学の相互連携による芸術家の育成

  

(5) 豊かな文化資源を生かした芸術文化の振興

ア 「映画都市・京都」を世界にアピールする「京都映画祭」の開催,「京都シネメセナ(映画製作助成)」の実施

イ 良質な音楽芸術を市民に提供する「京都音楽祭」の開催

ウ 美術館における企画展の充実など既存文化施設機能の向上

  

(6) 文化財保護の推進

ア 未指定・未登録の有形・無形文化財の調査の実施と,それらに基づく文化財の指定や登録

イ 新たな文化財の保護及び活用施策の検討及び実施

  

(7) 文化・観光・産業のネットワークづくり

ア 工業製品のデザイン利用など芸術文化と産業の連携の推進

イ 社寺境内での芸術文化事業の実施など文化と観光の連携の推進<再掲>

 

 

3 多彩な交流が行えるまち

基本的方向
 伝統や文化を守りながら,世界との自由な交流により新たな創造を続ける文化首都・京都としての発信力を一層高め,まちの魅力や地域経済の活性化につなげていくため,姉妹都市交流や留学生交流,文化・スポーツ交流等において,市民ひとりひとりが主役として活躍できるよう,多彩な市民レベルでの国際交流活動を推進,支援するとともに,地球規模の問題や歴史都市としての共通の課題の解決のため,京都の特性を生かした国際協力を推進する。
 また,近隣自治体等との地域間交流を進めることにより,市域を越えた連携による都市活力の増進を図る。

 

(1) 市民レベルでの多彩な国際交流の推進

ア 市民が一層幅広く参画できる芸術・文化・スポーツ交流事業等を通した姉妹都市交流の推進及び市民・民間団体等による自主的な交流活動に対する支援

イ 特定分野に限定した新たな形態の都市提携である「パートナーシティ」提携による,より柔軟かつ多様な都市間交流の実施

ウ アジア諸都市との交流活動をより一層促進するための,イベントや講座の開催

エ 地域住民と留学生が参加しやすい国際交流事業の推進

オ 市民・民間団体や外国文化センター等との連携による,多彩な分野での交流の促進

  

(2) 京都の特性を生かした国際協力の推進

ア 「世界歴史都市会議」の提唱都市として,世界歴史都市連盟の活動を通じた,歴史都市共通の課題解決の推進による国際的な貢献

イ 京都の特性を生かした,文化・芸術,環境,産業・経済,観光等の分野における顔の見える国際協力の推進

ウ 自治体国際化協会との連携による「自治体職員協力交流事業」の実施等,行政分野における国際協力の推進

エ 京都の伝統的な産業と文化が「しつらい」「もてなし」に生かされた,後世に誇り得る和風の「国立京都迎賓館」の建設促進

  

(3) 都市の活力を生む地域間交流の推進

ア 「関西広域連携協議会」や京阪神3都市の連携などを通じた新しい関西の創造

イ 自治体間の情報交換や広域利用施設の相互利用の促進など「京都都市圏自治体ネットワーク」の形成

ウ 小京都をはじめとする京都ゆかりの市町や,和装産地である市町村など全国に散らばる京都と共通性を有する自治体との連携

 

 

4 生涯にわたってみずからを磨き,高める機会が豊富にあるまち

基本的方向
 すべてのひとが生涯にわたってみずからを磨き,高める機会に恵まれていることは都市の魅力のひとつである。京都は歴史,文化,芸術,大学・研究機関,産業など豊富な学習資源に恵まれており,この京都がもつ特性を最大限に生かすことにより,ひとりひとりの市民がみずから学びたいときに学べる環境づくりを進める。さらに,地蔵盆など京都ならではの催事を大いに活用し,地域のなかで学習の成果を分かち合い,学習の輪を広げることにより,世代を超えてともに楽しみながら学ぶ地域社会の実現をめざす。

 

(1) みずからを磨き,高める機会が豊富にある学習の場づくり

ア 創造的な学習機会の確保

 (ア) 京都に古くから伝わる遊びや生活の知恵などを伝え合い,共有化する世代間交流講座の実施

 (イ) 外出が制約される市民や遠隔地の市民ヘのインターネット等の高度情報通信技術の活用による学習機会の提供

 (ウ) 人権文化の構築やノーマライゼーションの推進,環境の保全など社会的課題についての学習機会の提供

 (エ) 社会人向けの総合的・体系的生涯学習講座「シティーカレッジ事業」の充実<再掲>

 (オ) 生涯学習資源としての博物館を活用した巡回展や移動教室の実施

イ 時代に応じた生涯学習の場づくり

 (ア) 公民の枠を超えて豊富に存在する学習資源・プログラムを段階的・系統的に活用できるしくみづくり

 (イ) 手話通訳・要約筆記者の配置や託児サービスの実施など講座・事業などでのバリアフリーの推奨

 (ウ) 生涯学習総合センター,学校歴史博物館及び青少年科学センターなど生涯学習関連施設の時代の進展に応じた整備充実

ウ 市民に役立つ,使いやすい図書館機能の充実

 (ア) 21世紀の「京都学」を育み,京都のすべてがわかる「京都大百科辞典」機能を有する新中央図書館の建設

 (イ) 市立図書館と国立・府立・大学等の図書館とのネットワークの充実

 (ウ) 地域図書館における「夜間・祝日開館」の拡充

エ 新たな学習資源の発掘

 (ア) 博物館施設で実際に展示品に触れるハンズ・オンや体験展示の手法などの研究・開発とその成果を活用した事業の推進

 (イ) 博物館等が有する文化財や伝統産業などの学習資源のデジタル情報をネットワーク化する「電脳博物館」の構築

オ 「生涯学習新世紀プラン」の推進による市民主体の総合的な学習施策の推進

  

(2) 世代を超えてともに学ぶ地域社会の実現

ア 学びを支える人材育成と地域社会における生涯学習の推進

 (ア) 生涯学習で学んだ方々に,地域の学び,遊びのリーダーとして活躍してもらうしくみづくり

 (イ) 伝統技能保持者をはじめ地域住民を学校の教壇に招く取組の推進と条件整備

 (ウ) 地域の生涯学習事業の企画・相談に応じるコーディネーターの養成

 (エ) 地域の生涯学習の拠点となる「学校ふれあいサロン事業」「学校コミュニティプラザ事業」の推進など学校施設の開放の推進

 (オ) 地域住民の作品展示など公共・民間施設内へのギャラリー設置や民間企業が保有する研修施設・福利厚生施設等の市民への地域開放の推奨

イ 出会いとふれあいに満ちた交流機会の創設

 (ア) 学校を拠点に高齢者と若者・子どもなど幅広い世代が交流を通じて学ぶ「ようこそ!まなびや事業」の推進

 (イ) 青年みずからが企画・運営を行う「KYOTO 青年元気まつり」などを核とした新たな若者文化の創造<再掲>

 

 

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