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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/基本計画素案/第2章第3節

ページ番号35764

2001年2月1日

第2章第3節

 第3節 市民のくらしとまちを支える基盤づくり

1 個性と魅力あるまちづくりを支えるしくみのしっかりしたまち

基本的方向
 個性と魅力あるまちづくりは,「保全・再生・創造」の理念の下,均整のとれた都市の成熟を展望しつつ個性と魅力ある地域づくりを推進することにより実現する。このため,広く情報を公開し共有しつつ,各種都市計画制度の活用を図りながら,京都独自のまちづくりのしくみを整え,地域と深くかかわる市民の参加と協働の取組を進める。

 

(1) 都市計画方針の市民と行政による共有

ア 「都市計画マスタープラン」の策定

イ 「都市計画マスタープラン」に基づく地区プランの制定

  

(2) 地域特性に応じたまちづくりのためのしくみづくりと制度の活用 

ア 「土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例」の運用

イ 特別用途地区制度の活用

ウ 地区計画制度の活用

エ 低未利用地の有効利用等を図るための再開発地区計画の活用

オ 地域の特性に応じた開発許可制度の研究

カ 都市施設・市街地開発事業の都市計画の決定及び変更

キ 都心部の住環境,歴史的環境を保全するための都市計画方策の再構築

  

(3) 地域ごとの「保全・再生・創造」の取組

ア 自然と居住環境の保全

 (ア) 周辺の山々と山ろくの保全の取組

 a 環境にやさしい持続可能な都市農林業の推進<再掲>

 b 環境に配慮した農業生産基盤の整備<再掲>

 c 林業生産基盤の充実と間伐の推進<再掲>

 (イ) 居住環境向上の取組

 a 過疎化地域活性化対策

 b 市内周辺部における水道未普及地域の解消<再掲>

 c 「大岩街道周辺地域土地利用基本計画」の策定

イ 調和を基調としたまちの再生

 (ア) 地域ごとの計画づくり

 a 計画的かつきめ細かな市街地整備を促進する「地区再生ガイドプラン」の策定

 b 職住共存地区における元学区ごとの地域協働型地区計画の策定

 (イ) 地域ごとの再生の取組

 a 「京町家再生プラン」に基づく伝統的な意匠による木造建築物の誘導<再掲>

 b 袋路の協調建て替え促進<再掲>

 c 職住共存地区における回遊都市空間の整備<再掲>

ウ 南部の新しいまちの創造

 (ア) 高度集積地区の創造

 a 高度集積地区における「高度集積地区整備推進協議会」との連携

 b 高度集積地区における都市基盤整備,情報基盤整備支援などによる新しい都市機能集積の促進

 (イ) 「水垂地区土地利用基本計画」の策定・推進

 (ウ) 良好な宅地の創造に向けた土地区画整理事業の推進(伏見西部第四地区,伏見西部第五地区,久我・羽束師地区等)

 (エ) 高度集積地区や水垂地区の整備を視野に入れた地下鉄烏丸線南伸を含む公共交通機関の調査研究

  

(4) 多彩で個性的な地域づくりの推進

ア 駅周辺のにぎわいと潤いを創出するまちづくり

 (ア) 文化観光の拠点となる「二条駅周辺整備事業」の推進 

 (イ) 京都駅南口周辺地区における民間活力による市街地整備を促進するための誘導施策の検討

 (ウ) 西大路駅周辺地区のまちづくりの推進

イ 住み続けられる住環境を整備するまちづくり

 (ア) 三条駅東地区のまちづくりの推進

 (イ) 崇仁地区のまちづくりの推進

 (ウ) 東九条地区のまちづくりの推進

 (エ) 「鴨川陶化橋上流域環境整備事業」の推進

  

(5) まちづくり活動の推進と支援

ア まちづくり活動のしくみづくり

 (ア) 市民主体のまちづくりを推進していくための総合的なまちづくり条例の検討 

 (イ) 民間活力を活用したまちづくりのしくみづくり

 (ウ) 都市計画情報の体系的整備に基づく市民との情報共有の促進

 (エ) 地域コミュニティで都市づくり情報を活用するしくみづくり

 (オ) 「京都市建築協定連絡協議会」への活動助成等まちなみ整備への支援

 (カ) 「優良再開発建築物整備促進事業」の活用

 (キ) 大規模土地利用転換に係る対応態勢の充実

 (ク) 市民参加によるすまい・まちづくりを推進するための住情報交流拠点の充実

 (ケ) 住民参加,住民主体のまちづくりの推進(「公園愛護協力会」,「河川愛護団体」,「自転車等駐車対策協議会」など)<再掲>

イ 「(財)京都市景観・まちづくりセンター」と連携したまちづくりの促進 

 (ア) 京都市景観・まちづくりセンター施設整備

 (イ) 地域まちづくり活動の促進(まちづくり活動支援・相談事業(専門家派遣,活動助成等),京町家ネットワークづくりなど)

 

 

2 多様な経済・文化活動を支える基盤のしっかりしたまち

基本的方向
 急速に進展する高度情報通信社会に対応できる基盤づくりに取り組む。また,多様な産業・文化が華やかに息づくまちのしくみや基盤づくりを市民とともに推進する。

 

(1) 高度情報通信社会に対応できるまちのしくみづくり

ア 高度情報通信社会に対応するための基盤整備

 (ア) 「京都情報通信ネットワーク」の構築

 (イ) 都市型CATVの全市域への整備促進

イ デジタルアーカイブの推進

 (ア) 「京都デジタルアーカイブ研究センター」の活用

 (イ) デジタルアーカイブの普及・啓発

ウ 情報基盤を活用した企業活動の支援

  

(2) 多彩な交流を支える広域交通網の形成

ア 国内,国際交流を支える空港にも通じる高速道路網や高速鉄道網の充実

 (ア) 国際的な観光・文化・学術会議など広域交流を支える関西国際空港の整備支援

 (イ) 高速鉄道網へのアクセスの充実

 (ウ) 第二京阪道路の整備促進

 (エ) 京都高速道路(新十条通,油小路線)の整備促進

 (オ) 京都高速道路(堀川線,久世橋線,西大路線)の計画促進

 (カ) 京都第二外環状道路の整備促進

 (キ) 京阪連絡道路の構想促進

イ 都市の交流を支える交通網の充実

 (ア) 都市の交流を支える鉄道網の充実

 a 地下鉄線鉄道網の充実

  (a) JR奈良線及び京阪宇治線と結節し,鉄道ネットワークの形成を促進する地下鉄東西線の六地蔵~醍醐間の建設

  (b) 西部地域の都市基盤整備の一端を担い,交通利便性の向上を図る地下鉄東西線の二条~天神川間の事業化推進

  (c) 地下鉄東西線の天神川~洛西間の事業化計画に関する研究 

  (d) 地下鉄東西線の洛西~長岡京間の計画に関する研究

  (e) 高度集積地区や水垂地区の整備を視野に入れた地下鉄烏丸線南伸を含む公共交通機関の調査研究<再掲>

 b JR線鉄道網の充実

  (a) JR山陰本線の輸送力の増強等を図る複線・高架化の促進 (二条~花園間,京都~二条間及び花園~嵯峨嵐山間)

  (b) JR奈良線の輸送力の増強等を図る複線化の促進 

  (c) JR新駅(東海道本線)設置計画の策定及び整備促進 (西大路~向日町間)

 c 民鉄線鉄道網の充実

  (a) 京阪本線淀駅付近高架化 

  (b) 阪急京都線(桂駅以南)の高架化 

 (イ) 交通結節ターミナルの充実

 a 交通結節点機能の拡充等を図る「京都駅南口駅前広場整備計画」の策定 

 b 交通拠点の形成と地域の活性化を図る三条京阪駅前広場の整備

 c 交通拠点の形成と地域の活性化を図る地下鉄東西線天神川駅(仮称)周辺整備の推進

 (ウ) 道路網の充実

 a 都市の交流を支える広域国道網の充実

  (a) 国道9号西立体交差化 

  (b) 国道9号(東御前通~西大路通)の拡幅整備

  (c) 国道24号八条坊門立体交差化

  (d) 国道162号,367号,477号整備 

 b 広域国道網へ通じる主要道路の整備

  (a) 京都広河原美山線,沓掛上羽線等の整備 

  (b) 大原花背線整備事業化の検討 

 c 市街地中心部を迂回する環状道路の整備

  (a) 京都第二外環状道路の整備促進

  (b) 六地蔵神足線の都市計画決定・整備推進

 d 都市内道路の骨格となる都市計画街路網の整備

  (a) 南北主要幹線道路である油小路通,葛野大路等の整備 

  (b) 地下鉄東西線の西伸計画に整合した御池通西進事業の推進

 e 交通渋滞の解消,交通安全対策の推進

  (a) 四ノ宮四ツ塚線(三条通)の整備

  (b) 深草大津線,久世北茶屋線立体交差化

  (c) 西小路通立体交差化

 f 都市交通とライフラインを支える橋梁の維持・整備

  (a) 桂川橋梁(久世梅津北野線)の整備 

  (b) 第二久世橋(向日町上鳥羽線),久我橋(伏見向日線)の整備 

 

 

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