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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/テレビ討論会/1997年4月放送分

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2001年2月1日

21世紀・京都のグランドビジョン グランドビジョン・テレビ討論会 -考えよう京都新世紀- 1997年4月放送分の記録

第1回 「京都・いま」

 

司会

放送  
平成9(1997)年4月20日(日曜)
午後9時15分 ~10時15分 KBS京都
再放送 
平成9(1997)年4月27日(日曜)
午後5時15分 ~6時15分 KBS京都

[司会]
立原啓裕さん (タレント)
キムラ緑子さん(女優)

コメンテーター


[コメンテーター]
遠藤保子さん (立命館大学産業社会学部教授)
小林潔司さん (京都大学工学部教授)
戸所 隆さん (高崎経済大学地域政策学部教授)

[スタジオ参加者]
市民の皆さん 27名

 

 

 第1回は,「京都・いま」をテーマに,現在の京都が抱える問題を「ひと」「産業」「まち」「文化」の4つを切り口に,まず,資料映像や街頭インタビューなどのVTRを紹介し,コメンテーターの方のご説明や,スタジオ参加の市民の皆さんの活発なご意見をいただきました。

 

 

<スタジオ参加の市民の皆さんの主な意見等(発言順に要約しています。)>

  • 老齢者というと,役に立たないと言うイメージがあるが,アメリカの在郷軍人会で「ベテランズ」という表現をしているように,経験豊かな人材であるという認識が必要。
  • 9月に出産を抱えた妊婦である。妊婦に対するケアを考えてほしい。また,お年寄りと若い人のふれあう場があればよい。
  • 小学校区を単位にした地域の中の人々のコミュニケーションを大切にし,その単位での福祉に対して予算や人員の充当が必要。
  • 観光客数の減少をくい止めるために,行政が主体となり,他の地域や有識者の意見を反映させるプロジェクトチームをつくり,観光振興のための施設をつくったりしてほしい。
  • 観光のモデル地区を設定し,市が積極的な事業を行い,観光イメージを向上すべき。
  • 活力のある外国企業を京都へ誘致するなど,若者にとって魅力あるまちづくりをしてほしい。
  • 京都の情報インフラの整備をしてほしい。それによって,1200年の蓄積が生かせるようになる。
  • 車を減らすためには,公共交通のインフラ整備が必要である。地下鉄東西線を二条駅から延長し嵐電に乗り入れるようにすれば,車の利用者の多くが電車に乗り換えるのではないか。
  • 低床で,時速も速いLRV:軽快路面電車を京都に導入できないだろうか。
  • 代表的な観光地である嵐山と大原を結ぶために,白梅町から出町まで,路面で電車を連絡し,直通運転すればどうか。
  • 地理に詳しい京都市民は,日曜祝日は車の利用を自主規制し,観光で来ていただく人々に道路を譲ってはどうか。
  • 神戸で震災にあって京都へ来て2年目であるが,京都は,行政が生涯学習に力を入れていることを感じる。
  • 京都は,芸術・歴史もあり,興味深いまちである。文化の首都としての地位を維持できるような取組を期待しているし,市民や自分もこころがけていきたい。
  • 介護の必要な高齢者には,ケアする人が4,5人必要になり,老人どうしでは介護はできない。他都市と違い,人口が多く,密集している京都では,交通の整備から,ケアセンターの整備など,高齢化の諸問題に対して,他都市よりはやく対策が必要なのではないか。
  • 出産費用を市が負担すれば人口が増えるのでは。
  • 車に一人で乗っていることが多いが,そういう人たちがバスなど公共機関を使えばよい。そのため,バスの料金なども考慮してほしい。
  • 交通機関として,自転車の活用を検討すべきである。自転車ならば環境にもやさしく,自転車置き場を町中につくることは,財政的にも簡単にできるのではないか。
  • 京都の大通りは,大阪を見習って一方通行にすべき。
  • これからは環境問題が重要であり,京都は,環境問題に取り組むまちであるという印象をアピールしていく必要がある。
  • 町内を単位としてゴミをまとめるようにしたら,人々のまじわりが深まって,環境問題の改善だけでなく,よりよい社会になるのではないか。
  • 芸人さんや職人さんの住みやすいまちにしてほしい。「芸人乗車証」を配布して,バスに無料で乗れるとか,食堂で3割引になるなどしてほしい。そうすれば,全国から人が集まり,住むようになる。
  • 南座に客が少なければ,我慢してでも見に行くという意識が,京都の文化を支えて育てるのである。金は出さないが見るものを見たいという意識を変えなければならない。
市民1
市民2

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京都市 総合企画局市長公室政策企画調整担当

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ファックス:075-213-1066

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