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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/小中学生作文コンクール

ページ番号35732

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2001年2月1日

21世紀・京都のグランドビジョン 小中学生作文コンクール「21世紀の京都・私の夢」

 「21世紀・京都のグランドビジョン」(新基本構想)の策定に向け, 21世紀の主役である小中学生の皆さんの京都の将来に対する夢や希望をテーマに作文コンクールを実施したところ,167の学校から3,788 点もの作品の応募をいただきました。
 京都のまちを愛する気持ちに満ちあふれたいずれ劣らぬ力作の中から,審査の結果,市長賞(最優秀賞:3点),優秀賞(9点),佳作(25点)の受賞作品を決定しました。
  • 受賞者の皆さん
  • 市長賞(最優秀賞)受賞作品
  • 事業の概要 
ポスター

受賞者の皆さん

 

セレモニー

表彰式の風景

○市長賞(最優秀賞) 

小学生低学年の部  1名
小学生高学年の部  1名
中学生の部        1名

 

○優秀賞  

小学生低学年の部  

3名

小学生高学年の部                                                     

3名

中学生の部       

3名

 

○佳作  

小学生低学年の部  

9名
  

小学生高学年の部  

8名
   

中学生の部     

8名

 

市長賞(最優秀賞)受賞作品

小学生低学年の部

「やさかのとうとわたし」
 
 

 わたしは,やさかのとうを見ながら大きくなりました。家の前から大ぜいの人が,やさかのとうにカメラをむけているのをずっと見てきました。3さいぐらいのころ,小さかったわたしには,ものすごく大きく見えました。今でもやさかのとうは,高いです。どっしりとしていて黒くていい形をしています。遠くからも,うつくしい目じるしのやくをしてくれます。そして,五重のとうが見える学校を,わたしはとても気にいっています。うんどうじょうからよく見えます。一りん車のれんしゅうでなんどもこけて,「どうせうまくいかない。」とあきらめていた時にも,やさかのとうが見えました。夕やけの光にてらされてだいだい色にかがやいていました。やさかのとうも,きつい雨や風になん回もなん回もあたっていたんだなあと思ったら,「わたしもがんばろう。」と思いました。どこからもやさかのとうが見えるこの町を,大じにしていきたいです。「これからも,ずっとわたしを見ていてください。」とおねがいしています。

 

 

小学生高学年の部

「私が大人になったとき,京都のまちは」

 

 ぼくは,東京で生まれました。そして,ぼくと同じ年に生まれた新しい町で育ちました。東京にも,京都にあるような古い家や街並があるのだろうけれど,ほとんどが,新しくできた町です。幼稚園に入るとき,ぼくは京都に引っこしてきました。京都で住むことになった家は,ひいおじいさんから住んでいる家で,古くてびっくりしました。幼稚園も,お父さんが通っていたところで,建物もいすも昔のままだそうです。お父さんがお世話になった先生もいて,びっくりしました。
 ぼくの家の墓は,妙心寺の中にある慶長4年(1599年)に建った隣華院というお寺で,本堂には,重要文化財の長谷川等伯の日本画があって,お参りに行った時はいつでも見ることができます。また,住んでいる町は祇園祭の鉾町で,お祭りを身近に体で感じることができます。こういう京都のような町は,ほんとうに少なくなっています。古いものを町に住んでいる人たち自身が,それぞれに,身近なものとして続けているのが京都だと思います。でも,そのためには,今,子供のぼくたちが古いものをいいもので,価値のあるものだと思うことが必要です。
 車を乗りまわすためには,広い道路が必要です。駐車場もたくさんいります。排気ガスで木造の家はとても汚れて,掃除がたいへんです。観光客の人たちに車を制限しても,住んでいる人たちが,それ以上に車を乗りまわせば同じことです。今,ときどき見かける低公害バスが,もっと増えて,それをもっと多くの人が利用したらいいと思います。
 ヨーロッパでは,古い建物がこわれたら,こわれたレンガや石を使って,また同じ形の建物を造り直すと,お父さんが話してくれました。京都の古い建物は木造なので,同じことは無理だと思うけれど,「また同じ木を使って,同じ形の建物を建てていったら,きれいな昔と同じ街並が残るのになぁ。」と思いました。
 ぼくが,大人になった時も「今残っている昔の建物がきれいな形で残っていたらいいな。」と思いました。その町の中で,昔からの文化や伝統的な仕事が続けられているのを見てみたいです。そして,ぼくの子供たちにも,京都の良さを感じてほしいし,守れる大人になってほしいです。「京都は,いつまでも世界にほこれる古い都であってほしい。」そう小学5年生のぼくは思っています。

 

 

中学生の部

「21世紀の京都で暮らす私 ~元気の花は京都から~」
 

 私の従兄は岐阜にいます。来年は「京都の大学へ行くのだ」とはりきっています。京都という名前だけでも憧れらしく,雑誌に掲載される名所を見て迴るのが夢のようです。私は,そんなに良い所なのかと改めて見直す程です。まさしく灯台もと暗しで,京都に住んでいても,テレビの「○○殺人事件」に出てくる嵯峨野も大原もまだ行ったことはありません。冬は寒いし,夏はむし暑いとあまり住みよいとは思えません。それでも最近は,京都のしっとりと落ちついた街並や,ちょっといけずだけど,しっかりした京女を誇らしく思ったりしています。
 ところが,バブル経済がはじけてから,京都の中心である西陣の落ち込みは激しく,挨拶も「ひまどすなぁ」で始まる程です。私が「どうしたら京都は元気になるやろう」というと,いつもはどんな問いかけにも即座に答えてくれる父が,う~んと考え込み,「むつかしいなぁ」と言いました。
 私の母は「扇子屋」の娘です。人にその事を言うと「きれいなお商売どすなぁ」とうらやましがられたそうです。でも実際は,扇風機やクーラーの普及で扇子は生活の場からどんどん忘れられてしまいました。そしてたくさんいた職人さんもどんどん廃業に追い込まれたのです。母は「扇風機の風にあたりもって扇子つくってるようではあかんわなぁ」と言って苦笑いをします。
 今,私が西陣を歩いても着物姿の人に会う事はまずありません。呉服屋さんも服で仕事をしています。着物は,京都はどんどん忘れられていくのでしょうか・・・。いいえ,平安の都より築かれてきた京の町も,祇園祭で公家たちに見せつけた町衆の誇りも,必ず受けつがなければいけません。
 それには,私達がもっとよく知り,愛さなければ京都は元気になれないと思います。
 この夏私は,ゆかたの着付けをマスターしようと思います。黒ぬりに朱色のはな緒の下駄をはき,ひわ色の房をつけた扇子を手に,カラコロと町を歩けたらどんなに嬉しいでしょう。そしてそれはどんな服よりもしとやかにあでやかで,京都の町にピッタリと合うでしょう。それに京都弁をもっと勉強したいです。母が父を送り出す時に必ず言う「お早うおかえりやす」,よその家をおいとまする時に言う「おやかまっさんどした」,それに「おきばりやす」,これが私のお気に入りの京都弁です。英語をペラペラ話せる人は何人もいるけれど,私は京都弁を大切にしたいです。なぜなら言葉は文化なのです。
 私は少しずつだけれど,しっかりと京都を愛したい。大人の方は私達に,京都を愛する「元気の種」を下さい。きっと大きな「元気の花」を咲かせてみせます。だって21世紀は「私たちの京都」なのですから。

 

事業の概要

事業経過

平成10(1998)年7月1日

 募集告知

平成10(1998)年10月23日

 応募締切

平成11(1999)年1月

 審査結果発表

平成11(1999)年2月2日

 表彰式(京都市役所)

平成11(1999)年2月3日

 第2回京都市基本構想等審議会において,市長賞受賞作品を作者が発表

平成11(1999)年3月

 優秀作品集作成・京都市基本構想等審議会に提出

募集要領

応募資格

 京都市内在住又は市内に通学する小中学生

募集テーマ

 「きょうとがスキ!」(小学1~3年生対象)

 ・「京都のまちのここが好き」をその理由とともに書いてください。
 ・原稿用紙1枚(400字)程度

 「私が大人になったとき・京都のまちは?」(小学4~6年生対象)

 ・皆さんが大人になったときの京都のまちについての夢や希望を書いてください。
 ・原稿用紙2枚(800字)程度

 「21世紀の京都で暮らす私」(中学生対象)

 ・21世紀の京都のまちの様子や皆さんの暮らしについて書いてください。
 ・京都のまち全体の将来像又は皆さんが興味をお持ちのテーマに絞った将来像でも結構です。
 ・原稿用紙3枚(1200字)程度

応募方法

 題名・住所・氏名(ふりがな)・学校名・学年・連絡先の電話番号を明記した表紙を作文に添えて各学校に提出するか,直接京都市政策企画室に郵送もしくは持参してください。

主催

 京都市

後援

 京都市教育委員会 京都府教育委員会

応募状況

小学生低学年の部・・・・・・・・1,214件(114校)
小学生高学年の部・・・・・・・・1,898件(126校)
中学生の部・・・・・・・・・・・・・・ 676件( 24校)   合計 3,788件(167校)

審査員

(順不同・敬称略)

佐々 満郎  京都市基本構想等審議会委員,京都府私立中学高等学校長会事務局長
上村多恵子  京都市基本構想等審議会委員,詩人,京南倉庫株式会社代表取締役社長
寺内 敦子  京都市小学校教育研究会国語部作文研究会会長
大嶋 正志  京都市立中学校教育研究会国語部会部会長
中城あさ代  京都市教育委員会指導主事
安田 和彦  京都市教育委員会指導主事
人見 米一  京都市総合企画局政策企画室長


 

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お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室政策企画調整担当

電話:075-222-3035

ファックス:075-213-1066

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