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京都市の基本構想・基本計画(資料編)/京都市基本構想等審議会/第11回 福祉・保健部会

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2001年2月1日

21世紀・京都のグランドビジョン 京都市基本構想等審議会 記録/第11回 福祉・保健部会

日 時 : 平成12年11月10日(金) 午後3時30分~5時30分

 

場 所 : 都ホテル「コスモスホール」

 

議 事 :

(1) 京都市基本計画第2次案について     

(2) その他

 

出席者 : 

北村よしえ(京都市精神障害者家族会連絡協議会会長) 

玄武 淑子(京都市老人クラブ連合会会長) 

小林 達弥(市民公募委員) 

中原 俊隆(京都大学大学院医学研究科教授)

◎浜岡 政好(佛教大学社会学部長) 

浜田きよ子(高齢生活研究所代表) 

宮下れい子(市民公募委員) 

森田 久男(北区基本計画策定懇談会座長,元佛教大学教授)

○渡邊 能行(京都府立医科大学付属脳・血管系老化研究センター教授) 

高木 壽一(京都市副市長)                               

 

以上10名 

◎…部会長     (50音順/敬称略) 

○…副部会長

 

 

1 開 会

浜岡部会長

  第11回「福祉・保健部会」を開催させていただく。

 

 

2 議 事

(1) 京都市基本計画第2次案について

浜岡部会長

  はじめに,調整委員会との日程の関係で,第2次案をこの場でお配りすることになったことをご了承いただきたい。この第2次案は10月に開催された総会での議論や文書でのご意見等を踏まえ,調整委員会で第1次案に修正を加えたものである。調整委員会では先日京都市から発表された「市政改革大綱(案)」の内容も踏まえて議論を行った。

  最初に当部会に関する部分について,第1次案からの変更点を説明したい。

  第1章第1節2の(2)「高齢者や障害のあるひとが積極的に社会参加できる機会の提供」及び(3)「高齢者や障害のあるひとの能力向上や働く場の確保」については,特に変更点はない。 第1章第2節では,1(1)「住み慣れた地域のなかで支え合い安心してくらせるしくみづくり」の項に,「低所得者層対策をどこかで記述しておく必要がある」という意見を踏まえ,「ウ 相談・援助活動の推進」を追加した。

  保健医療に関する第1章第2節3「心身ともに健やかにくらす」の項については,言葉の追加等はあるが内容的に大きな変更はない。

  全部会に共通する第3章では,市政改革の考え方等に基づき,限られた行政資源の効果的な活用など市政改革にかかわる記述を強化している。また,各章ごとに掲げている「数字で見る2010年の市民のくらしとまち」の指標についても,調整委員会での議論を踏まえ,項目を追加する等の変更を加えた。

  なお,基本計画を読みやすくする試みとして,新規性,象徴性などのある事業を「ちょっと注目!」として例示している。  本日は当部会の最終回であり,ご質問等も含め,修正・追加すべき事項があればご意見をいただきたい。最初に,福祉・保健に関連する部分についてのご意見をいただきたい。

 

北村よしえ委員

  第1章第2節1の地域コミュニティの活性化に関して,市民しんぶんや社協の啓発のための印刷物などが配られているが,それらに対する地域の人の反応が鈍いと感じる。

  (1)イ(ウ)では精神保健福祉に関するボランティアについて特記されているが,京都はボランティアの歴史が古く,一般のボランティアの方にも精神障害者と自然な形で交流していただいている。「こころの健康支援パートナー」だけに限るのではなく,一般のボランティアの人にも広く参加していただけるよう記述を工夫していただきたい。

 

渡邊副部会長

  第1章第2節3(3)エ「看護婦(士)確保対策」のところで,看護短期大学の「あり方を検討する」という表現になっているが,これでは4年制看護大学にとの横田委員のご意見とは反対の印象を受ける。「さらなる発展を検討する」など表現を工夫してほしい。

 

浜岡部会長

  このあたりの表現について,事務局から説明することはないか。

 

保健福祉局(明石保健衛生推進室部長)

  京都市では平成11年3月に「こころのふれあいプラン」を策定しており,その中で重点施策として掲げている「こころの支援パートナー」の養成をここに特記している。ボランティアセンターの整備に伴い,ボランティア参加については,いろいろな形で精神保健福祉に携わっているボランティアの方々だけでなく,その他の分野についても包括的に掲げられている。

  看護短期大学については,充実することも含めて今後そのあり方を検討していきたいという趣旨でこういう表現になっている。

 

浜岡部会長

  第1章の「数字で見る2010年の市民のくらしとまち」の福祉・保健に関連する指標についてもご意見をいただきたい。

 

宮下委員

  障害のある人のグループホームをつくろうとすると地域からの反対がある場合が多いが,市営住宅をグループホームとして使うなどの記述がほしい。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  第1章第2節1(3)ウ(ア)に「グループホームについては公営住宅等の活用を図る」と記述している。

 

浜田委員

  第1章第1節2(2)エで精神に障害のある人が「地域住民やボランティアとともに気軽に社会参加でき…」とあるが,交流サロンにしても住宅にしても,ただ建物があればいいのではなく,精神障害や知的障害のある人に対する地域住民の理解が不可欠だ。第1章第1節1(5)「障害のあるひとの人権の尊重」についても「モデル施設を整備」すればいいわけではない。

 

北村よしえ委員

  精神障害者の施設をつくろうとすればたいてい地域で反対が起こるが,事前の根回しも重要で,市政協力委員や民生委員などその地域をよく知っている人に相談して,地元の理解を得る努力をすべきだ。アメリカなどと比べて,精神障害者の家族の側にも積極的に地域に働きかける力が足りない点は反省している。

 

宮下委員

  行政だけで施設を整備するのでなく,当事者や地域の住民に十分な説明をし,利用者の意見を聞いて進めていただきたい。

 

浜岡部会長

  今回の基本計画は基本構想に沿って組み立てられており,必ずしも特定分野の政策がまとまって記載されているわけではない。当部会から他の分野について配慮すべき点についてもご意見をいただきたい。

 

森田委員

  第1章第3節4で「歩いて楽しいまち」ということが強調されているが,京都には地名や道路の標識が非常に少ない。第1章第2節3(7)イ(ウ)で周辺の山等をレクリエーションに使うとあるが,京都の山には道標がない。第2章第2節2(3)で海外から観光客を誘致しても,有名な観光地がどこにあるのか分からない状況では観光都市とは言えない。例えば,「金閣寺道」というバス停留所で降りても,どちらに行けば金閣寺なのか分からない。ITを活用した情報提供などの前に,足元を固めないといけない。道標の整備について「歩いて楽しいまち」にはどこかで強調していただきたい。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  ご発言の趣旨を踏まえ,道標整備についての記述の強調を調整委員会で検討していただく。

 

森田委員

  戦前,仁丹が全国に道路標示を設置したが,上京区などで道標を整備しているロータリークラブなどに協力してもらう方法もあるのではないか。

 

渡邊副部会長

  第3章第3節2の「ちょっと注目!」の「PFI」に説明をつけておいたほうがいいのではないか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  (5)の本文に解説があるが,分かるように工夫していただく。

 

小林委員

  第2章第3節1(1)ウ(ア)について,京都市庁舎の南部移転構想があるが,移転するかどうかはいつ決定されるのか。

 

浜岡部会長

  新市庁舎の整備については,第3章第5節3に説明がある。

 

小林委員

  第3章第2節1の「ちょっと注目!」の「審議会等の公募制の推進」に関して,市民公募委員の選定基準をつくってはどうか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  具体的なことは今後の検討課題である。

 

浜岡部会長

  小林委員から公募委員の選定基準に関して,具体的なご提案があればうかがいたい。

 

小林委員

  行政機関が選ぶと行政に都合のいい人を選んでいるように思われるので,第三者機関をつくって選んではどうか。また,できるだけ現場に近い人を選ぶようにすべきだ。

 

宮下委員

  第1章第1節2(3)イで「障害のあるひとが地域で自立した生活を送れるよう,…」とあるが,授産施設や福祉工場だけでなく,一般の企業や京都市などへの就労促進についての記述を盛り込んでほしい。

 

浜岡部会長

  同じ所に「事業主等に対して障害のあるひとの雇用促進についての啓発を行う」とあるが,啓発だけではなく直接的な雇用の場をつくってほしいというご意見だ。

 

北村よしえ委員

  介護保険制度の開始に伴い高齢者への給配食事業が始まり,精神障害のある人が社会福祉協議会や老人ホームの給配食センターを通じて配食サービスをしている地域がある。今後高齢者への給配食事業は増えていくと思うが,介護に関連して精神や知的に障害のある人の雇用の場がこれから増えるといい。

 

浜岡部会長

  第1章第2節1(2)イ(ア)に配食サービスについての記述があるが,それと関連して,障害者の仕事の確保につなげる工夫が求められるというご意見だ。

  小林委員からの文書でのご意見については反映されているか。

 

小林委員

  第3章をなるべく具体的に記述すべきという意見を提出したが,より積極的な姿勢が感じられるようになったのでいいと思う。今後これに従って具体的な数字や評価を市政に反映していただきたい。

 

森田委員

  地名は歴史的文化財としての価値を持っており,地名自体を保存し,知ってもらう努力をすべきだ。「歩くまち」のところにでも書いておいていただきたい。

 

浜岡部会長

  「歩いて楽しいまち」をつくるということになる。

 

宮下委員

  子どもたちの遊び場の確保についての記述がない。中学生などが自分たちで雑誌をつくったり,スケートボードなどができる自由な遊び場については関係ないのか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  第1章第2節3(7)イ(ウ)の自然環境を生かしたスポーツ・レクリエーションの場の整備についての記述や,第2章第2節4(2)カの部分で,今のご意見の趣旨は記述されていると考える。

 

宮下委員

  もっと身近なところで,家族や高齢者とも触れ合えるような場がほしい。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  第1章第2節2(5)ア(イ)に「身近な遊び場」という記述があり,具体的ではないが施策の方向性は示していると思う。

 

小林委員

  鴨川沿岸にホームレスの人が増えているが,ホームレスについて人権に関する記述だけでなく,対策はどうなのか。

 

保健福祉局(西村社会部長)

  本年6月にホームレスについての実態調査を行ったが,現在市内に約490名のホームレスの人がいる。近年のホームレス増加の背景には,不況により単純労務の人が年齢とともに排除されていく状況があり,景気が回復すれば減少すると思われる。政令指定都市から政府に就労対策を要望するとともに,市としては福祉施策の充実ということで補正予算を組んで食事や宿泊場所の確保等の対応をしている。いずれにしても,国の雇用対策の問題と考えている。

 

浜田委員

  第1章第2節1(2)アについて,介護保険制度に対する一般の市民の理解がまだまだ十分でない。制度について漠然と知っていても,具体的な保険内容についての知識がない。例えば,担当のケアマネージャーの薦めるままに不便な福祉用具をがまんして使っていて,借り換えができるということを知らない人も多い。ケアマネージャーの質にも問題があるが,一般の市民の介護保険制度に対する理解も深める必要がある。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  直接的な言及ではないが,「ちょっと注目!」の「介護サービスの評価と苦情処理体制の構築」の根底には市民に向けた制度の周知徹底という趣旨が盛り込まれている。また,人材については(2)ア(ア)などにもある程度盛り込まれていると考えるが,制度自体が始まったばかりであり,記述の強化を調整委員会で検討していただく。

 

浜岡部会長

  利用契約制度への移行により,ますます福祉情報を身に付けているかどうかがサービスの選択を左右することになるので,そのバックアップは重要な課題になる。それと関連して,消費生活センターや市民生活センターが介護に関連したトラブルを,他の消費生活に関するトラブルと同様に扱うケースが出てくる可能性があり,第1章第3節3(2)にそうした記述を盛り込んでおいてもいいのではないか。

 

宮下委員

  第1章第2節1(2)イ(ウ)に関連して,西京区では痴呆性高齢者を抱える家族が学習会や情報交換をしているが,伏見区でも同様の組織をつくる動きがある。

 

浜岡部会長

  いろいろな動きがあれば,学習も広がっていくと思う。

 

渡邊副部会長

  喫煙については,第2節3(1)イ(ア)の一次予防の推進に「喫煙」とある以外にはどこに書かれているのか。歩くまちや火災予防とも関連すると思う。

 

保健福祉局(明石保健衛生推進室部長)

  (1)ア(ア)に「とくに喫煙については…分煙対策,禁煙対策を進める」と記載がある。

 

中原委員

  第1章第2節3(1)イ(ア)の「病気の原因をもとから絶つ」というのはこの表現でいいのか。通常は発症予防ということだ。

 

渡邊副部会長

  病気になった人に対する偏見ととられかねない表現かもしれない。発症のすべてが生活習慣で説明できるのであればいいが,遺伝子異常などの原因もあり,それを「もとから絶つ」とするとホロコーストの現代版のように受け取られる可能性がある。生活習慣を変えることで予防できるものに特化した表現にしたほうがいい。

 

浜岡部会長

  この表現については再考したい。

 

小林委員

  第1章第3節1(3)エ(ア)について,東京などと比べて京都はあまり分別収集が進んでいないが,京都市にはいい施設があるのでペットボトルを焼却してもダイオキシンが発生しないと聞く。それが事実であれば焼却処理をもっと徹底したほうがいいし,分別するのであればやる人もいればやらない人もいるというようなことがないよう,徹底して分別すべきだ。東京などでは透明の専用袋で分別され,中身が違っている場合はシールを貼って回収しない。ここにある「推奨袋」というのはそれに近いものだと思うが,シール等についても検討してほしい。

 

森田委員  周辺の山間部や河川敷には不法投棄が目立つが,これに対する対策はどこかに記述されているのか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  第1章第3節4(1)ア(ア)「まちの美化の推進」で山中の不法投棄対策について記述している。

 

森田委員

  京都市には不法投棄についての窓口はあるのか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  京都市の環境局に担当課があり,窓口となっている。

 

森田委員

  民間の土地に不法投棄したものは行政が手がつけられないらしいが,林道を通って山間部に不法投棄しているのだから,行政にも責任がある。放っておいていい問題ではない。右京区や左京区などの比較的便利なところで特にひどい。犯罪として取り締まる決意表明をしないと,状況はますます悪くなる。

 

宮下委員

  京都市ではフロンガスなどを含むごみはどうやって捨てればいいのか。

 

事務局(葛西政策企画室長)

  大型ごみについては大型ごみ事務所が回収している。フロンガスについても京都の回収処理システムは進んでいる。

 

保健福祉局(堀岡福祉部長)

  以前の職場で担当していた経緯から説明させていただくが,オイルなどはガソリンスタンド,フロンガスは電気店等それぞれ関連業者に引き取りを指導している。現実には処理されないまま放置される場合もあり回収を余儀なくされているが,原則として各業者に回収処理をお願いしている。山間部の不法投棄については,特に6月の環境月間等にパトロールして写真を撮り,業者に写真と地図を渡して撤収している。民有地だからといって全く放置しているわけではない。

 

(2) その他

浜岡部会長

  意見がほぼ出尽くしたようだが,本日第2次案をお渡ししたこともあるので,部会終了後に気付いた点等があれば,11月17日までに事務局に提出していただきたい。本日いただいたご意見については調整委員会に報告し,なるべく答申案に盛り込むよう努力したい。答申案の審議については12月15日の総会で行う予定である。

  今後とも答申までの期間,審議会の委員として,また福祉・保健部会の委員として活動していただくことになるが,この会合をもって福祉・保健部会としての審議を終了する。本日までの長期間にわたる皆さんのご協力に感謝したい。

  それでは,本日はこれで閉会したい。

 

 

3 閉 会

 

 

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