京都市の基本構想・基本計画(資料編)/京都市基本構想等審議会/第6回 都市整備・交通部会
ページ番号35852
2001年2月1日
21世紀・京都のグランドビジョン 京都市基本構想等審議会 記録/第6回 都市整備・交通部会
日 時 : 平成11年7月1日(木) 午前10時~12時
場 所 : 都ホテル「山城の間」
議 事 : 京都市基本構想(第1次案)について
出席者 :
◎飯田 恭敬(京都大学大学院工学研究科教授)
上村多恵子(詩人,京南倉庫(株)代表取締役社長)
川崎 清(左京区基本計画策定懇談会座長,京都大学名誉教授,立命館大学理工学部教授)
清水 三雄(異業種交流コスモクラブ会長)
高松 伸(京都大学大学院工学研究科教授)
西村 毅(京都青年会議所直前理事長)
野間光輪子(京町家再生研究会幹事)
長谷川和子((株)京都放送取締役)
エルウィン・ビライ(京都工芸繊維大学工芸学部講師)
三木 千種(市民公募委員)
三村 浩史(南区基本計画策定懇談会座長,京都大学名誉教授,関西福祉大学教授)
宗田 好史(中京区基本計画策定懇談会座長,京都府立大学人間環境学部助教授)
中谷 佑一(京都市副市長)
以上13名
◎…部会長 (50音順/敬称略)
1 開会
飯田部会長
ただいまから,第6回都市整備・交通部会を開催させていただく。
2 議事
○ 京都市基本構想(第1次案)について
飯田部会長
本日はこのほど起草委員会で取りまとめた「京都市基本構想(第1次案)」についてご審議いただく。最初に,第1次案作成の経緯や内容について説明したい。これまでの部会の意見については,基本構想と基本計画の2つに分けて論点整理したものを事前にお送りしている。起草委員会では全部会の基本構想にかかるご意見を一とおり見たうえで第1次案を作成したが,当部会の意見が十分盛り込まれていないとか,修正すべき点があればご意見をいただきたい。文案のどこをどう修正するか具体的にご指摘いただきたい。本日のご議論についてはこの部会全体の考え方として起草委員会に報告する。
基本構想はこれからの京都市のあり方に対する基本的考え方で,これをどう実現するかについては基本計画で検討することになる。次期基本計画に盛り込むべき施策については,次回にご議論いただく機会を設ける予定である。
また,意思形成過程の一層の透明化を図るという観点から,第1次案を要約した素案を市民に公表し,パブリックコメントを募集している。
本日の議論及び他部会でのご意見やパブリックコメントを踏まえて起草委員会で第2次案を作成し,再度各部会でご審議いただくことになる。
第1次案は起草委員会で何度も練ったものであり,内容については資料3の素案を参考にしていただきながら,前文から順にご議論いただきたい。
三村委員
前文はいろんな構想や計画を策定してきた経緯,京都は世界から重要な都市と位置付けられてきたこと,転換期には市民が市政に参加してがんばらなければならないという3つの部分から成っているが,これまでの市民のエネルギーを確認するところがない。主体的に優れた商工業や生活,文化財を守り,発展させてきた市民の実力をもっと自己評価したほうがいい。
飯田部会長
第1章第3節の「京都市民の得意わざ」の部分に書かれているが,前文にもそういう記述が必要というご意見か。
三村委員
自覚が高まり元気が出てくるような文章が1,2行あればいいと思う。
清水委員
「平成37年(2025年)を目標年次とする」となっているが,ここで100年という長いスパンの中での第1期目であることをうたい,「21世紀を通してのまちづくり全体の第1期として,この25年を目標年次とする…」として,21世紀のまちづくりのスタートであることを明確にしてはどうか。
飯田部会長
それでは,続いて第1章の検討に移りたい。
野間委員
第4節に「都市に文化があるというのは…」とあるが,文化はただ生まれるものでなく育んでいくものであり,「名所旧跡や文化遺産に恵まれていることだけではなく」の後に,千年間育み受け継いできた京都の人たちの文化について書き加えてほしい。それがあってこそ「内外のひとびとの交わりを積極的に推し進めるような機会やまちの雰囲気」がある。
川崎委員
第1節に「全国的な公平性や画一性を重視してきた」とあるが,国内行政には建築基準法のように全国的に画一的な面もあれば,地方交付税のように画一的でない面もある。「公平性」と「画一性」を並べると,あまりにもステレオタイプな中央集権行政の叙述になる。「画一性」より「均衡」などの言葉のほうがいい。
飯田部会長
「画一的に進めてきた」という表現であれば分かりやすいかもしれない。言葉の使い方についても,おかしい点があればご指摘いただきたい。
三村委員
第4節に「交わり」「ふれあい」「縁」という言葉があり,ヒューマン・コミュニケーションというか,人間関係の中で優れた価値と文化が認識されているのは非常にいいと思う。ただ,それが急に「情報資源」という言葉に置き換わる。「情報」は漢字では「情」という文字が入っており人間的だが,簡単に言えば「インフォメーション」であり,ツール的な意味を持つ言葉だ。人の間のつながりや交流できる場などを,最後に「情報」という言葉に置き換えては,ふくらみがなくなるような気がする。ここでは「情報資源」という言葉に特別な意味を込めているのか。
飯田部会長
「この地に身を置いてはじめて手に入れられるような情報が大きな資源として機能してきた」という部分を受けている。この地に身を置いてはじめて認識できたり学習できるものという意味だが,「情報資源」という言葉は分かりにくいというご意見か。
野間委員
京都の持っているものが「情報」や「情報資源」という言葉で表していいのか。「手に入れられる」という表現もどうかと思う。
三村委員
前の部分で十分にふくらみのある表現がされているので,最後にこれが「情報資源」であるとまとめなくてもいいのではないか。
飯田部会長
そこまでは非常にやわらかい表現がされているのに,急にこういう硬い表現がされると確かに違和感がある。
高松委員
第1節に「人権,健康,福祉,安全,環境など」と羅列されているが,ここまで羅列するなら部会の名称になっている「文化」「産業」「教育」にも言及したほうがいいのではないか。このように並べると,抜けている点が気になる。
西村委員
第3節に「高い批評力」とあるが,どういう意味か分かりにくい。
飯田部会長
京都の人には本物を見分ける能力があるということがよく言われるが。
三村委員
これは骨董屋の主人のような能力ではなく,もっと次元の高いものだ。
飯田部会長
起草委員会ではこの部分では「美的な感覚においても政治的な判断においても」の箇所が問題になった。
事務局(前葉政策企画室長)
起草委員会の議論によれば,これは本物を見分ける美的な感覚に加えて,政治的判断力,社会経済の中において常に客観的かつ大局的に見て判断していく力を持つという趣旨だ。
高松委員がご指摘の「人権,環境,福祉…」の部分は,第2章第2節の(1)(2)(3)の項目立てに合わせて例示されている。この部分の例示として適当かどうかについてはご議論いただきたい。
三村委員
「批評眼」のような鑑定する能力でなく,「批評力」には批評しながらそれを変えていく力,対案を提示し実行していく力があるというところまで含まれると理解できる。
飯田部会長
1200年間に権力者は次々と替わり,市民は冷静に行政がすることを見てきたと言われるが,それが表現されている。
川崎委員
第1節で「国や他の都市など」とあるが,「他の都市」では農村や山村が飛んでしまうように思う。「環境」が入ると国レベルだけではなくなってくるので,例えば「地域レベル,国レベル,地球レベル」としてはどうか。
飯田部会長
後の部分にそういう表現が出てくる。
事務局(前葉政策企画室長)
第2章第3節の最後に,当部会での都市圏との関係や京都の位置づけの議論を踏まえて「市域を越えて,つねに関西のなか,日本のなか,そして世界のなかの京都」という記述がある。それと対応してこの部分が書かれているように思うが,表現についてはご議論いただきたい。
飯田部会長
第2章と合わせた表現にすればいいのではないか。
上村委員
今までの基本構想等と比較して文章全体のトーンが一般的な印象を受ける。特に前文と第1章では,今までの構想では人種や宗教を超えた哲学や理想が高々とうたい上げられていたように思うが,今回は一般的に行政用語を並べたような平凡な感じがする。
第3節のタイトルとなっている「京都市民の得意わざ」という表現は,京都の持つ日本でも世界でも類のない特性を表していることは分かるが,もう少し格調の高い表現に置き換えたほうがいい。他府県の人が見た場合に「得意わざ」と自分で言っていると変に感じるのではないか。
飯田部会長
全体として文章が抽象的だというご意見だと思うが,基本構想は京都のこれから目指すべき姿についての基本的考え方であり,それをどう実現するかについては基本計画で議論することになっている。基本構想の性格上,一般論的で具体性に欠けるのはやむを得ない。
上村委員
抽象的だからこそ書ける高い精神性が今までの基本構想にはあった。今回は格調においてトーンダウンしているという意見だ。
飯田部会長
今回は誰にでも理解できるよう分かりやすく表現することを心がけた。「得意わざ」は「京都市民の特長」という表現でもいいかもしれないが,ひとことでは説明できない非常に幅広い意味を込めて使われている。
三村委員
要約にある「本物を見抜く批評眼(「めきき」の文化)」という表現は,第1次案ではどこにあるのか。
事務局(高木総合企画局長)
「「めきき」の文化」という表現は第2章第4節にある。
川崎委員
「得意わざ」は重要なキーワードだと思う。外から京都に来た人間としては,京都人の個性は特異なものだと感じている。一般化せず,こういう癖のある印象の強い言葉で表現したほうがいいのではないか。
三村委員
京都人の底力を大いに評価しなければならない。「めきき」は「批評眼」でいいが,この部分の「批評力」はそれとは次元が異なり,能力でなくパワーを表している。「批評眼」と「批評力」の使い分けはいいと思うが,トータルには「批評力」がいい。
上村委員
「「たくみ」のわざ」という表現はいいが,「得意わざ」という言葉が日本語としてあるのか。自分の得意とすることという意味では「得意のわざ」ではないか。
清水委員
日常的に「得意わざ」という言葉は使われている。
宗田委員
第4節で「都市に文化があるということは,たんに名所旧跡や文化遺産に恵まれているということだけではなく」とあるが,ここで「文化遺産」という言葉が使われているのが気になる。ユネスコの世界遺産条約では遺産を「自然遺産」と「文化遺産」に分けているが,文化がまちにあるからはじめてただの「遺産」ではなく「文化遺産」になるわけで,最初から価値はハードとしての遺産ではなくソフトとしての文化にある。「文化遺産」を「歴史遺産」など他の言葉に置き換えたほうが,多々ある遺産の中で京都に文化遺産が多いのは京都に文化があるからだという理屈が通る。「文化」や「知恵」「情報」といった言葉を整理すれば,第4節が分かりやすくなるのではないか。
同じパラグラフに「ひとびとや機関の高密度のつながり」とあるが,「機関」という言葉がよく分からない。「組織」ではだめなのか。インスティテューションなのか,人々の集まりなのか。この節が第1章のまとめになるはずだが,あまりにも精神的な内容なので,都市の姿なのか市民の姿なのか,市民生活の姿なのかよく分からない。基本構想は市民の姿を語るものであり,都市は市民の集合によって成り立っているという明確な意思表示には,前文にそのことが書かれていてもいいと思うが,異論はない。多様な新しい生き方があることで都市生活の次元が広がるという論理設定になっているが,第4節の最後に「都市生活の新しい次元を切り開く」というまとめがあるだけでは,多様性ということが分かりにくい。
飯田部会長
「文化」はソフトだからそれをとって「名所旧跡や遺産に」とすればいいというご意見か。
宗田委員
都市に文化があるのは文化遺産に恵まれているからで,都市に文化があるから遺産が文化遺産になる。発見されていない遺産はたくさんあって,そこに文化がくっつくことで文化遺産として発見される。
三村委員
例えば,三山は自然環境のように見えるが,実は自然と文化が一体となっている。山を保存し送り火などの行事が行われてきたのは,文化があって市民と山のつながりがあるからだ。そういう意味では「文化遺産」を「遺産」などに変えたほうがいいかもしれない。最後は作家に任せ,エキセントリックな用語が出てきてもいいのではないか。あまり文章をいじると取っ掛かりがなくなる。
野間委員
「わざ」という言葉にはひっかかるものを感じる。ここに書かれている精神的なもの,文化的なものを受け継ぎ育んできた無形のものまで「わざ」でくくっていいのか。京都市の基本構想として「こんなことを「わざ」と言ってみました」ではすまない。再検討をお願いしたい。
飯田部会長
起草委員会でも議論されたが,分かりやすく書けば「京都市民の特長」という表現になる。
事務局(前葉政策企画室長)
他の部会でも「得意わざ」は「特性」としてはどうかというご意見があり,起草委員会でも再度議論されることになると思う。第3節の最後に「ここに示されたものを京都市民の得意わざとしてもう一度洗いなおし…」とまとめられており,「得意わざ」は考え方や感じ方のひとつひとつであるという定義がされている。タイトルとしてどうするかということと,本文のこの部分をどうするかについてこの場でご議論いただきたい。
野間委員
本文については問題はないが,タイトルとしては適切ではない。
上村委員
「「たくみ」のわざ」は,深いテクニックが蓄積されたものを表現しているが,「得意わざ」は小手先のテクニックのような軽いイメージがあり,タイトルとしては適切でない。もっと格調の高い表現を工夫してほしい。
西村委員
「得意わざ」には「伝家の宝刀」のイメージがある。「特性」としてしまうといいところも悪いところも書かなければならない。ここは京都市民の持つ高いポテンシャルが表現されているので,「得意わざ」くらいの力強い表現でいいのではないか。表現については起草委員会にお任せしたい。本文中の「得意わざ」はとてもいいと思う。
飯田部会長
このような議論があったことを起草委員会に報告したい。
それでは,続いて第2章の検討に移りたい。
高松委員
第3節で「21世紀の京都の活動を担うであろう南部」という書き方がされているが,「担うであろう」という弱い表現ではなく「担う」として,南部についてポジティブなイメージをはっきりしておいたほうがいい。
川崎委員
第1節の「住むひとが美しいまち」では,形の美しさと心の美しさの両方あってこそということが言いたいのだろうが,「景観の美しさだけをさすものではない」と景観の美しさが否定的に書かれているのが気になる。「景観の美しさに心の美しさを伴ってこそ本当の美しさが生まれる」と肯定的な言葉で書いていただき,その具体的説明が次に続くようにしてはどうか。
三村委員
通常は「歴史的風土や自然と調和した町並み」を含めて「景観」と称しており,このように書くと景観とその後の事例を対置することになるので,むしろこの部分は言葉の使い方が間違っている。「まちの美しさは物的秩序だけをさすのではない」ということであれば分かる。
三木委員
先に第2節の(1)(2)(3)は第1章第1節の「人権,健康,福祉,安全,環境」の部分と対応しているという説明があったが,これだけが特別に項目として立てられているのは不自然だ。このように列挙するともっとほかの項目が増えてもいいのではないかと思う。そういう意味では素案のほうが全体のバランスがよく,インパクトがあっておもしろい。第1次案は表現がやわらかくなっているのでかえって何を言いたいのか分からない。特に第2章の第2節は中途半端な印象を受ける。
具体的には「教育」や「文化」も必要ではないか。
高松委員
部会の構成との整合性からすると「教育」が落ちていることや,「人権,健康,安全」と「産業」「文化」の構成の立て方のレベルが違うことなどが気になる。
事務局(前葉政策企画室長)
起草委員会では,部会のテーマをそのまま基本構想レベルで落とし込むことにはこだわらず議論されている。部会の構成にかかわらず,内容としてこの文章に盛り込むべきかどうかをご議論していただきたい。
飯田部会長
確かに「教育」など抜けているものがある。「産業」と「文化」は節を立てて書かれているが,文化のところに宗教が入っていないといった問題もある。
三木委員
第2節の中で再度(1)(2)(3)と項目立てられているせいで,抜けているものが気になる。人権のからみで教育や子育てに関する文章を入れるなど,一文で書けばまた違う印象になる。
三村委員
第3節の都市構造について記述されている部分に,南部について「環境と調和した創造」という表現が出てくるが,「環境と調和した創造」は北部でも必要であり,何を言わんとしているのか分からない。せっかく昨年南部の集積地域と職住共存の都心部のレポートを作成したのだから,その成果を箇条書きにでもして,この部分に反映していただきたい。
西村委員
第4節ではタイトルをはじめ「成熟」という言葉が多用されているが,「成熟」という言葉には熟するとあとは腐るだけというイメージがある。成熟に達する途上のものが混然としているから都市がおもしろく,そういうものが常に動いているまちが文化を発達させるのではないかと思う。文章では新しいものをつくっていくことも成熟のひとつであると表現されているが,タイトルを「成熟」という言葉だけで表現していいのか。
新しく起こったり,今あるものが深まっていったり,形を変えていくことを前向きに表現する言葉があればいいと思う。
三村委員
第4節で「京都市が備えてきたあらゆる文化資源のあいだで活発な交流を起こし」とあるが,この「京都市」は「京都市民」ではないか。「京都」と「京都市」「京都市民」をどう使い分けているのか分からない。また,「文化資源のあいだで活発な交流」というのも,「文化資源」の中に人的資源も含まれていると考えればいいのかもしれないが,分かりにくい。それに続けて情報通信ネットワークやマルチメディアを生かした都市づくりについて書かれているが,人づくりや人の間のつながりや集まりの場を豊かにしていくことのほうが情報交流より先だ。「市民文化の成熟にともなって人物の育成や交流の場をつくることが課題である」ということを先に述べて,それらを支えるために情報・マルチメディアの活用が有効であるというように,前後を入れ替えたほうが目的と手段がはっきりする。
また,「ひとりひとり」という言葉が使われているが,常に個人でなくてもいいのではないか。人権問題でもひとりひとりが自覚してがんばろうとなるが,京都にはボランティア組織やNPOのような機関があり,もう少し集団が入ってもいいのではないか。
人権は非常に重要だ。国内的に被差別部落や障害者の差別問題を克服し,その先達を京都が担ってきたということは大事な指摘だが,京都には留学生や在住外国人を受け入れ国際都市を目指してきた実績もある。京都が世界から評価される都市を目指していく場合,水平社やライトハウスだけでなく京都が国際的交流の中で果たしてきた役割を書き加えてはどうか。
長谷川委員
産業の振興について,南部のポジションを明確にうたっていただきたい。「得意わざ」は京都のいい面や悪い面を包括した形で表現されているのだと思うが,1200年の文化ストックや「財」をベースに考えてしまうと,次の新しい時代に向けてのポテンシャルをどう高めていくかに関しては引いてしまうところがある。それを明確に出していく必要がある。
第4節でマルチメディアの問題が書かれているが,第3節の最後の段落に書かれているようなスタンスに立つ場合,マルチメディアをどう使い切るかは非常に重要な課題になる。マルチメディアは文化資源,文化としての「財」を市民が共有するとともに,京都から海外へ発信していくツールになる。この部分では世界文化の成熟発展に情報通信ネットワークの果たす役割が大きいということを述べるべきで,「行政の住民サービスの充実」や「公共性の高い安全・防犯機能の向上」など個別の表現は割愛してもいいのではないか。これらは高度情報化時代において当然取り組まれることであり,「文化」のコーナーに入れていいのかどうか。「安らぎのあるくらし」でもマルチメディア関係の話は出てくるはずだ。京都という地域性だけでマルチメディアを語るのは難しい。もう少し広い意味でマルチメディアを語る表現にしていただきたい。
川崎委員
京都の備えてきた文化資源はいろいろあり,それを今まで以上に生かしていく必要があるということが書かれ,その次にマルチメディアについての記述がある。資源を今まで以上に生かすためにはマルチメディアが大事だというつながり方だが,ここにはマルチメディアのプラス面だけが並べられており,マルチメディアのとらえ方として非常に浅い。情報社会には情報犯罪や青少年をむしばんでいくといった問題があり,情報社会の中で「成熟した京都文化」というものを見る目が働いて情報を制御しチェックする役割を果たさなければならない。京都の特性を言うなら,情報の肥大化に対して,心や人間の問題をどう考えていくかが非常に重要であるという意味で書いてほしい。ここに書かれている安らぎのあるくらしや機能面の拡大の話は,文化とは少し異なるように思う。
飯田部会長
マルチメディアはいろんなところに関係してくるので,ここだけでまとめていいのかどうか難しい。
野間委員
第4節が読んでいていちばんしんどかった。「住民ひとりひとりの幸福が『人間の尊厳』に深くかかわり」というところから始まり,情報通信ネットワークの話になって,それから教育や人の育成の話が続き,最後に「気品」が出てくる。言おうとしていることは分かるが,文章があちこち飛ぶので非常に分かりにくい。
宗田委員
第3節の2つ目のパラグラフでは「産業経済の振興のための基盤整備がぜひとも必要となる」ということが書かれており,基本構想を受けて基本計画に進んでいくとき非常に重要なパートになるはずだが,産業経済の振興のために基盤整備が必要ということが訴えたいのか,環境に大きな負担をかけるようなものであってはならない,そのために基盤整備も考え直していかなければならないと言っているのか分からない。
両方を言いたいのであれば,21世紀は環境への関心が高まるので,産業経済の振興はこうでなければならない,そのためにこういう基盤整備が必要だというように,分かりやすく整理してほしい。「新しい交通システムの構築」に続く「緑地・公園の確保,良質な住宅の供給」などは当たり前のことだ。今回の構想では「都市整備・交通」にかかわる記述が少ないが,少ないなりに整理して書いておかないと,次の計画レベルでの作業に大きな支障をきたす。
三村委員
産業・経済と環境が対置して書かれているが,次の時代には環境が産業になり,新しいライフスタイルを通して,環境の問題を考えたものづくりや福祉の領域をサポートできるような産業が新しい産業を担っていくことになる。都市のつくり方もそういうタイプにつくり替えていかなければならない。そういう都市のつくり方こそが新しい産業を生み出すのだという実験的なところまで踏み込んで書いてほしい。
エネルギーや水,交通や住宅のつくり方そのものを,サステイナブルな伝統のストックとフローのバランスのとれたものに切り替えていくことが,都市を刺激的にし,新しい産業につながる。21世紀の次元にまで踏み込んで記述していただきたい。
野間委員
21世紀の基本構想であり,世界の都市の見本として,1200年のストックを活用していくために「まず人間ありき」というところを打ち出さなければならないのではないか。環境を重視しなければならないし,それが新たな産業を生み出す力になる。それが全体を通して見えてこない。
上村委員
第4節は非常に苦労して書かれていると思う。多種多様な文化や考え方がひしめき合っている京都の成熟度に対して,それを乗り越えるものが必要だということが書きたいのは分かるが,成熟を誉めるような誉めないような書き方がされているので奇異な印象を受ける。高度情報化社会の持つ危険性も含め,成熟した京都市民はそれを乗り越えていく新しい市民文化を形成しなければならないということを,抽象的にではあるが非常にうまく書いてあると思うが,タイトルとしては「市民文化の成熟」ではなく,一般的に「新しい市民文化の形成」としたほうがいいのではないか。
清水委員
これからのまちづくりの中で,必ず起こるであろう大地震に対する心がまえや防災について触れられていない。細かい文章の修正より,そういった抜けている項目について点検してはどうか。
防災については第2節の「安全と環境保全」のところにひとこと出ているが,近年あれだけ大きな災害があったにもかかわらず,それを踏まえての災害対策が書かれているとは思えない。
飯田部会長
そういうご意見のあったことを起草委員会に伝えたい。
引き続き,第3章の市民参加についてご意見をうかがいたい。
高松委員
苦労されているのがよく分かるが,第1節で議会制民主主義の定義があえてここまで書かれているのはなぜか。通常の認識としていいのではないか。
飯田部会長
住民参加は行政と市民の協力であるが,何でも市民の考え方で物事が進むということは議会制民主主義からは問題があるという議論があった。市長のリーダーシップもなければならない。ここは市民の意向を十分に汲み上げて行政に反映させるためにはどう考えていけばいいかという内容になっている。
三村委員
行政を中心に,それに対する市民の協力があってまちづくりが進んでいく,という構成になっているが,市民のボランティア活動は自分たちが大事だと思い,やりたいからやっている。市政がNPOやいろんな形のボランティア活動をどう援助するか,場をつくるか。特に福祉の分野では介護保険だけではカバーできない地域福祉サービスを強力に推進しなければならない。市政への参加だけでなく,市がボランティア活動をどういう形で物心ともにサポートしていけるか,ということがあってはじめてパートナーシップと言えるのではないか。全体が「市政への市民参加」というトーンになりすぎている。
行政も新しい時代に即してシステムを変えなければならない。例えば,市民活動の拠点としての学区,それをサポートするものとしての区役所の存在が重要であり,それをサポートする市がある。そのように行政の活動システムを変えていかなければならないということがあまり書かれていない。市民と議会と市長という原則のうえで,いかに市民参加を図るかというトーンで塗りつぶされているように感じる。
西村委員
行政が市民を操るタイプの文章が多い。第1節の最後の段落に「市民に協力と分担を求めるということは,…」とあるが,要するに市民に分担を求めるということ,行政が市民に仕事をやってくれと言っている。第2節でも「積極的な役割分担を求め」と書かれている。これは25年間市民参加を「求め」つづけていく基本構想なのか。自発的にやっている人もたくさんあるので,こういう表現はある程度削ってはどうか。
第2節の最後の段落で,「審議会における委員公募,…」と方法論が具体的に示されているが,これからの25年間を進めるためにここまで具体的に書いていいのか。今はまず市民参加の意識を高めていくところからスタートすべきなのだろうが,ある程度集約した文章にして,具体的な方法については計画で示したほうがいい。第2節の最後の段落をもう少し整理してはどうか。
市民と行政の力のバランスや役割分担の考え方は,ことによって全く異なり,市が主になってやらなければならないこともあれば市民グループに任せたほうがうまくいくことがあるので,それが包括された表現をとるべきだ。ある部分は「行政が市民に協力を求める」でいいが,それとは逆の場合もあるので,こういう表現を使わないほうがいい。
飯田部会長
まだ試行錯誤の段階であり,きちんと書くことが難しい。市民が行政参加する場合,それなりの責任を伴うという趣旨で,具体的方法についてもこういう方法があるのではないかという書き方になっている。
川崎委員
第3章では市民と市長や議会との関係がくどくど書かれているが,市長は市民に理想を掲げなければならない。市民を代表する人の理想と市民との精神的つながりを書かないと,単に技術的問題を書いたのでは意味がない。中国に天子の理想を表す「応天順民」という言葉がある。「応天」とは「天下の理想を先取りする」ということで,為政者は自分の理想を持ち,市民の民意を汲んで政治を行うという意味だ。そういう精神論がないので,行政とパートナーシップを組んでいくための手練手管を書いているようで,この部分は格調が低いと感じる。
野間委員
第1節の最後に「市政の負担をともにみずからも引き受けるという市民の自覚なしに市政参加はありえない」とあるが,もともと京都のまちは住民が自己創造的に楽しむところがあり,それが文化をつくり,まちをつくってきた。そういう自己創造的な遊び心が京都のまちをつくってきたという自覚を促すような文章にしていただきたい。これを読むと,あれもしなければならない,これもしなければならないとなって,そういう自己創造的な遊び心がつぶされそうな気がする。
飯田部会長
起草委員会でも議論になったが,川崎委員からご指摘のあった市長の役割は非常に大事だと思う。
三村委員
第1章はかなり面白いことが書かれている。第2章は各論が未整理で論理が極められていない気がする。第3章は「参加」と「分担」と「協力」という言葉が何十回も出てきて,悪文に近い。第3章から順に推敲していただいてはどうか。
上村委員
参加と分担と協力の問題を「われわれ市民は」と市民を主語として書こうとするので分かりにくい文章になっている。市民を主語に参加と分担と協力を自発的にやろうということを書こうとし過ぎるあまり,本当は行政はこうしてほしいということと,市民が自発的にやってくださいということとが分かりにくくなっている。理想の形を見せて「行政としてはこうしてほしい」というトーンにするか,徹底的に「われわれ市民は」という主語に統一するか,あるいは各項目を市民側と行政側に分けて書くかしないと,今は主語が不安定に入り混じっているので分かりにくい。
飯田部会長
全体を通じてご意見があればうかがいたい。
清水委員
全体を通してイメージが沸かない。
三村委員
前文のところで申し上げたが,基本構想は市が行政を進めていくための指針であるだけでなく,市民にとっても共同の行動指針であり,皆が読んで元気が出てくるような文章,市民が良い発想だと理解し,行動できるものでありたい。単に市政をどう動かすかという指針ではないことを理解すれば,独自の行動やアイデアが入ってくる。
飯田部会長
難しい時代になり,行政も新しい考え方で取り組まなければならないが,雛型になるものがないので,京都の歴史と文化をベースにどんな考え方でやればいいかをまとめてある。基本計画がついてくれば,かなりイメージが出てくるのではないか。
本日のご意見を起草委員会に伝え,できるだけいいものに仕上がるよう努めたい。次回は8月の開催予定で,起草委員会で検討した第2次案を再度ご審議いただくことになる。今後のスケジュールについて事務局から説明いただく。
事務局(前葉政策企画室長)
――(今後の日程について説明)――
次回は起草委員会からの第2次案の検討とは別に,テーマ別の論点整理についても検討をお願いしたい。
飯田部会長
それでは,本日はこれで閉会としたい。
3 閉 会
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