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2009年2月12日
伏見区老人クラブ連合会

京阪丹波橋駅は近鉄との連絡駅として多くの方が利用されています。昭和20年には奈良電鉄と相互乗入れし、共同使用駅となっていました。
相互乗入れの工事が始まったのは昭和18年。戦時中であり、目的は緊急時の戦時用物資や兵員の輸送でした。しかし工事は遅々として進まず、鉄道連隊兵士の支援を要請したこともありましたが、戦後にようやく完成しました。終戦をはさんで取り組んだ工事は苦労の連続でした。その苦労が報われ、御香宮神社付近にあった奈良電鉄本社で白米や酒がふるまわれたときの喜びは今も工事関係者の間で語り継がれています。
開通した電車の沿線には酒蔵や茶畑が点在し、車窓からは桃山御陵の緑がよく映え、通勤・通学の人々の心を癒しました。
昭和43年、相互乗入れが廃止され、奈良電鉄の線路は近鉄京都線としてよみがえりました。現在、駅近辺の地形を見ると、当時、相互乗入れがあったことがうかがえます。
平成17年5月15日号掲載
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