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伏見区あれこれ : ふしみ昔紀行(平成16年7月)

ページ番号14983

2009年2月12日

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ふしみ昔紀行(38)

萱尾神社(日野畑出町)

伏見区老人クラブ連合会
 

萱尾神社本殿とキリシタン灯籠の写真

 日野誕生院の北東、木立の中に萱尾神社があります。
 この神社は、655年に中臣(藤原)鎌足によって社殿が造営されたと言われていますが、定かではありません。655年といえば、飛鳥時代、大化の改新の10年後になります。
 その後、本殿は応仁の乱で焼失しましたが、慶安5年(1652)に再建され、法界寺の鎮守社、日野村の産土神(うぶすながみ)として崇敬を集めました。
 京都市指定有形文化財である本殿は、再建後も屋根の葺き替えや彩色などの修理が繰り返されたことが多くの棟札から分かります。全体に彩色が施され、軸部は丹塗り、柱上部・蟇股(かえるまた)などは極彩色、板壁・軒裏は胡粉塗となっています。建築年代がはっきりしており、造営以後の修理も明らかで、近世日野の建築活動を知るうえでも貴重な遺構です。

萱尾神社周辺地図

 本殿正面には、めずらしいキリシタン灯籠があり、「マリア観音」と口伝えられています。一見普通の石灯籠ですが、中央部分が丸く、その下に立像が彫られていることが分かります。

 

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