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2009年2月12日
伏見区老人クラブ連合会

かの有名な義経の母として知られる常盤御前。彼女は、源氏の棟梁・源義朝の目に留まり、牛若(後の義経)を含む3人の子をもうけました。意外にも、常盤に関する文献はほとんど残っていませんが、実は謎多き美女・常盤に関する手がかりがこの伏見に二つ存在するのです。
その一つが「常盤井(ときわい)」。平治の乱で義朝が敗れると、常盤は3人の子を連れて京を後にします。一説によると、その途中で常盤が足を休めたと言われる井戸が「常盤井」で、大和街道沿いの常盤町にありました。いつしか井筒の石のみが残されていましたが、昭和初期に由緒あるものとして御香宮神社に寄進されました。そして、昭和36年、神社の整備工事に伴い、神社内の弁天社前の石橋に転用されることとなりました。

大和国に隠れ住んでいた常盤でしたが、母が京で捕まったと聞き、子ども達を連れて京に戻るときに平家に捕らえられました。常盤が捕らえられた地に建立された石碑こそが二つ目の手がかりである「常盤就捕処(しゅうほのところ)」です。
捕らえられた常盤は、自らの命と引き換えに母と子を助けてくれるようにと嘆願を繰り返したと伝えられています。
平成17年7月15日号掲載
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