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伏見区あれこれ : ふしみ昔紀行(平成19年11月)

ページ番号30820

2009年2月12日

ふしみ昔紀行(57)

常高寺(じょうこうじ)(下鳥羽長田町)

常高寺の門の写真

下鳥羽小学校の北にある常高寺は、戦国大名浅井長政と、織田信長の妹お市の方の次女である初(はつ)の菩提寺です。姉の茶々(淀殿)は豊臣秀吉の側室となり、妹の小督(おごう)は徳川秀忠の正室となったため、大阪冬の陣や夏の陣では豊臣と徳川の間に入り、和睦(わぼく)の使者として奔走しました。初は、夫の京極高次が亡くなると、剃髪出家して常高院(じょうこういん)と称し、夫と侍臣の菩提を弔うためにこの地に庵を設けました。常高院は、夫高次の妹の娘古奈姫(こなひめ)を養女としました。
 古奈姫は今出川(菊亭)経季(つねすえ)の室となり、同家が熱心な法華経の信仰家であったため、法華経に帰依しました。そして養母である常高院の成仏を願い、夫経季の叔父である日桓上人(にちかんしょうにん)を開基として、常高寺を建立しました。
 千本通り沿いの門から石段を降りると鉄筋コンクリート造りのモダンな本堂があります。本尊は、釈迦・多宝両如来坐像です。境内には、立派な梵鐘があり、除夜に打ち鳴らされる鐘の音は美しく、聞く人々の心を清めてくれます。また、六角型石灯籠には寛文3年(1663年)と記されており、寺の創建期に近い時代の遺物であることがうかがえます。
(伏見区老人クラブ連合会)

常高寺の地図

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