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伏見区あれこれ : ふしみ昔紀行(平成18年7月)

ページ番号15046

2009年2月12日

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ふしみ昔紀行(49)

長建寺の弁天囃子

伏見区老人クラブ連合会

長建寺の弁天囃子 の写真


 夏の伏見の風物詩として知られる長建寺の「弁天祭」は、江戸時代の中ごろから盛んに行われてきた行事です。
 淀川を往来する船の守護神として信仰されてきた弁財天にちなんで、舟渡御が行われたこの祭は、昭和27年を最後に行われなくなり、以後はこの祭の一部である「弁天囃子」だけが今日まで継承されてきました。これは、中書島に生まれ育った花柳芳英師匠(実名 故・福田和子さん)の50年以上にもわたる指導と、長建寺現住職岡田豊禅師の援助によるものです。
 二十数人によって演奏されるこのお囃子は、締太鼓、鉦、三味線が織り成すリズムが素晴らしく、祇園ばやしとは一寸違った情緒があります。

長建寺周辺地図

 平成7年ごろからは、学校教育に地域の民俗芸能が取り入れられ、南浜小学校における課外活動として伝承されており、現在では、保手浜前南浜校長先生のご尽力で、南浜小学校の3年生以上の男女児童がこの祭に参加しています。
 また、この「こども弁天囃子」は、文化庁から委嘱を受けて財団法人伝統文化活性化国民協会が実施している「伝統文化子ども教室」事業に指定されており、「京都市伏見区弁天囃子保存会」の皆さんが日々、地域の子ども達へと伝え続けられています。
 毎年7月第4日曜日の午後7時半から行われる「弁天囃子」、ぜひ皆さんもご覧になってください。

平成18年7月15日号掲載

 

 

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