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上京区の史蹟百選/玉蔵院

ページ番号12908

2008年10月21日

Fエリア
玉蔵院
玉蔵院

 出水通の七番町とその付近には寺の甍が軒を連ねています。一番町より七番町までの町名は,天正15年(1587)に豊臣秀吉が聚楽第を築くにあたって,大内裏址の内野の地に一番から七番の組屋敷を置いたことによるといわれています。聚楽第廃絶後の荒地が寺地となったようです。近世には五番町という遊廓も栄え,付近には西陣の織工の憩の場となった映画館が数多く営業し,一大歓楽街となりました。
 その中の玉蔵院は目立たない寺ですが臨済宗妙心寺派で,寛永11年(1634)仏頂が開山しました。重要文化財の絹本著色芦葉達磨図は,南北朝時代の道釈人物画で,遺例の少ない東福寺の禅僧固山一鞏(こざんいっきょ)の賛のあることで知られています。

DATA
・出水通六軒町東入 七番町

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