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上京区の史蹟百選/観音寺

ページ番号12911

2008年10月21日

Fエリア
観音寺
観音寺

 百叩(たたき)の門のある観音寺は慈眼山と号する浄士宗系の寺で,慶長12年(1607)梅林が一条室町に創建しましたが,その後,度々の火災に遭遇して正確な寺史はわからなくなっています。
 本尊の聖観世音菩薩は,もと一条戻橋付近の寺にあり,浄蔵貴所が父の三善清行を蘇生させた時に祈祷をこめたという伝説があります。
 表門は伏見城の牢獄の門を移建したと伝えられ,罪人が釈放される時,門前で100回たたいて再び牢へ戻らないようにと諭したので,百叩の門といわれました。また門の扉は楠の一枚板で出来ており,潜戸が風で開くと人の泣声を発したともいわれ,出水の七不思議の一つに数えられています。

DATA
・七本松通出水下る 三番町

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