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上京区の史蹟百選,区民誇りの木/興聖寺,ケヤキ

ページ番号12490

2008年10月21日

Cエリア
興聖寺
興聖寺

 おりべ寺の名で知られる興聖寺は,円通山と号し,臨済宗の相国寺派から分かれて興聖寺派の本山となっています。虚応円耳(こおうえんに)が結んだ大昭庵を慶長8年(1603)に古田織部正重然(しげなり)の願によって興聖寺と改めたといいます。のち後水尾天皇の勅願所となりますが天明の大火に焼亡し,今の堂宇はその後の再建です。本堂には本尊の釈迦如来像の両脇に愛宕山の旧本地仏であった勝軍地蔵菩薩像,藤堂高虎の寄進という達磨像が安置されています。
 重要文化財に指定されている紙本墨画寒山拾得図は曽我簫白(しょうはく)の作,絹本著色兜率天曼荼羅(とそつてんまんだら)図は鎌倉時代の弥勒(みろく)信仰による弥勒浄土を描いています。
 なお墓地にはゆかりの古田織部正や簫白の墓があります。

 

DATA
・堀川通寺之内上る二丁目 上天神町

 

■誇りの木
ケヤキ
・高さ 21.0m   
・枝張 21.0m
・幹周 3.97m
・にれ科/落葉高木

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