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上京区の史蹟百選/西方尼寺

ページ番号12881

2008年10月21日

Fエリア
西方尼寺
西方尼寺

 上七軒の中にある西方尼寺は天台真盛宗に属し,真盛山と号します。寺伝によると文明年間(1469~87)に真盛を開山として大北山の地に尼僧の道場として建立しました。永正年間(1504~21)に現在の地に移り西方寺と改めました。
 本尊の阿弥陀如来像は椅子に腰かけた中品中生の印を結ぶ珍しい仏像です。重要文化財の絹本著色観経曼荼羅図は大和当麻寺の中将姫ゆかりの綴織観経曼荼羅(当麻曼荼羅)を鎌倉時代に転写したものです。
 境内には秀吉の北野大茶会に千利休が用いたという利休の井が残り,名物真盛豆は真盛が念仏を聞きに来た信者に出したのが始まりと伝えます。

DATA
・今出川通七本松西入 真盛町

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