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上京区の史蹟百選/奥渓家住宅

ページ番号12903

2008年10月21日

Fエリア
奥渓家住宅
奥渓家住宅

 北町児童公園の向かいにある茅葺の長屋門は,仁和寺門跡の御典医をつとめた奥渓家の下屋敷で,主屋とともに京都市指定有形文化財となっています。
 奥渓家の初代は江戸で医業を修め,元和6年(1620)東福門院の侍医として入洛し,一条烏丸に屋敷を構えました。この場所は下屋敷で,長屋門は享保9年(1724)の火災で焼失後,享保11年に再建されたものです。南の3間が切り取られ切妻造になっていますが,元は北面のように入母屋造であったと思われます。主屋は2階建瓦葺で,複雑な部屋割となっています。玄関には「蘇命散」の看板が掛かり,御典医と薬販売の格式をうかがわせる重要な建築遺構です。

DATA
・天神道仁和寺街道上る 北町

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