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上京区の史蹟百選/福長神社

ページ番号12537

2008年10月21日

Dエリア
福長神社
福長神社

 福長町の名の起こりともなった福長神社は,今では小社となっていますが福井(さくい)神と綱長井(つながい)神に稲荷神を併せて祀っております。そのため福長稲荷ともいわれていました。福井神と綱長井神はともに平安時代,神祇官西院に祀られていた座摩巫祭神(いかすりのみかんこのまつるかみ)5座のうちの2座で,屋敷内の井戸や泉の神とされています。
 元は大宮と猪熊の間に,福井社・綱長井社として祀られていたのが,聚楽第の造営により,その域内に入ったと考えられます。聚楽第が廃されたあと現在の地に移されました。天明の大火に焼亡後,小祠となりましたが,水の神としての信仰が篤く,明治以降も無格社ですが公許の神社として取り扱われてきました。

DATA
・室町通武者小路下る 福長町

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