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上京区の史蹟百選,区民誇りの木/観音寺,ツガ

ページ番号12889

2008年10月21日

Fエリア
観音寺
観音寺の忌明塔

忌明(いみあけ)塔や蜘蛛(くも)塚のある観音寺は,北野天満宮の西側にあり,真言宗泉涌寺派に属し,朝日山と号します。菅公自作と伝える十一面観音像を安置する本堂が東向きであるところから東向観音寺といわれます。天暦年間(947~57)に最珍が創建したと伝えます。
 境内南側には高さ4.5メートルという大きな石造の五輪塔があります。この五輪塔は北野の忌明塔といわれ,明治初年の神仏分離までは北野天満宮の境内の伴氏(ともうじ)社にあって,菅公の母の廟塔とされていました。室町時代には父母の死後49日の服喪を終え,50日にこの塔に詣る風習がありました。
 蜘蛛塚は石灯篭の残欠で,七本松通一条上るの清和院前にあって源頼光を悩ました蜘蛛が棲息していたといわれます。



DATA
・御前通今出川上る 観音寺門前町


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■誇りの木
ツガ
・高さ 14.0m   
・枝張 8.80m
・幹周 2.42m
・まつ科/常緑高木 

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