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上京区の史蹟百選,区民誇りの木/伊藤仁斎宅跡 古義堂,クロマツ

ページ番号12556

2008年10月21日

Dエリア
伊藤仁斎宅跡 古義堂
伊藤仁斎宅跡 古義堂

 堀川の東側に白壁の土蔵と見越しの松が見えます。ここは江戸時代初期の儒者,伊藤仁斎(1627~1705)の居宅跡で,その私塾を古義堂といいました。仁斎は当時一般化していた朱子学よりも古い古義学こそ正しい儒学であるとし,40年にわたって多くの門弟を育てるとともに,町人にもわかる学問を広めました。子の東崖(とうがい)(1670~1736)も父のあとを受けて門人を教え,学問はその子孫に受け継がれて堀川学派とか古義学派とかいわれました。2階建の土蔵は仁斎在世当時の書庫で,往時の面影を残す唯一の遺構で,国指定史蹟です。
 また,この付近には,東堀川丸太町上る6丁目に並河天眠(なみかわてんみん)の私塾掘木之舎(ほりきのや)や,葭屋町通出水下る福大明神町に山崎闇斎の居宅などがありました。

DATA
・東堀川通出水下る 四丁目

 

■誇りの木 

クロマツ
・高さ 7.2m   
・枝張 10.0m
・幹周 1.31m
・まつ科/常緑高木

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