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上京区の史蹟百選/大聖寺

ページ番号12472

2008年10月21日

Cエリア
大聖寺
大聖寺の写真

 御寺(おてら)御所と呼ばれる大聖寺は,岳松山と号する臨済宗の尼門跡です。無相円尼のため,足利将軍義満が室町第に岡松殿を建てますが,その没後,寺に改めたのに始まります。その一方,大聖寺は無外如大(むげにょだい)を開祖とする景愛寺の伝統も受け継いでいます。創建以来,兵火に遭い転々としましたが,元禄10年(1697)に岡松殿址の現在の地に戻りました。その時に明正天皇の河原御殿の資材を移して造られた枯山水の庭園は,名勝として京都市指定文化財となっています。
 重要文化財としては,弘安4年(1281)自賛の一翁院豪画像と,同9年の無外如大自筆の譲状があり,歴代尼門跡遺愛の雛人形など,皇室にまつわる什宝が伝わっています。

DATA
・烏丸通上立売上る 御所八幡町

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