京都市指定・登録文化財-美術工芸(上京区)
ページ番号189502
2020年4月6日
京都市指定・登録文化財-美術工芸(上京区)
紙本金地著色曳馬図扁額 曽我直庵筆(しほんきんじちゃくしょくひきうまずへんがく そがちょくあんひつ)
慶長15年(1610)に豊臣秀頼が武運長久を祈願して奉納したもの。2面1対となる総金地画面に,静動対照的な馬と馬丁を華麗な色彩で描く。
紙本金地著色唐獅子図 4曲屏風 狩野山楽筆(しほんきんじちゃくしょくからじしず よんきょくびょうぶ かのうさんらくひつ )
金地に巨大な唐獅子を描く。当初は障壁画の一部であった可能性が高い。桃山時代の画家狩野山楽の作。
紙本金地墨画楼閣山水図 6曲屏風 狩野山楽筆(しほんきんじぼくがろうかくさんすいず ろっきょくびょうぶ かのうさんらくひつ)
金地墨画という手法を用いた作例としては最古の部類に属すもので,山楽の基準作例としても貴重。
紙本墨画竹林七賢・商山四皓図 6曲屏風 狩野尚信筆(しほんぼくがちくりんしちけんしょうざんしこうず ろっきょくびょうぶ かのうなおのぶひつ)
右隻に商山四皓図,左隻に竹林七賢図を配す。共に中国古代の隠士を描いたもの。狩野探幽の次弟・尚信の,潤った墨色を持つ軽妙洒脱な壮年期の作例。
紙本著色花鳥図 6曲屏風 狩野永納筆(しほんちゃくしょくかちょうず ろっきょくびょうぶ かのうえいのうひつ)
絹本著色渡辺浄慶妙慶夫妻像(けんぽんちゃくしょくわたなべじょうけいみょうけいふさいぞう)
室町時代末期における妙蓮寺の復興に寄与した同寺檀徒渡辺浄慶妙慶夫妻を描いた伝統的な大和絵肖像画の遺品。日蓮宗を信奉する近世初期の富裕な町衆を描いたものとして珍しいだけでなく,本格的な夫妻像の古例としても貴重なもの。制作時期は図上の妙蓮寺第12世日堅の墨書等から,浄慶没後,妙慶及び日堅の存命中,すなわち永禄8年(1565)以後,同13年(1570)までの間とわかる。
絹本著色日親上人像(けんぽんちゃくしょくにっしんしょうにんぞう)
絹本墨画淡彩花鳥図 座頭屏風 狩野探幽筆(しほんぼくがたんさいかちょうず ざちょうびょうぶ かのうたんゆうひつ)
紙本墨画十六羅漢図(しほんぼくがじゅうろくらかんず)
紙本金地著色男女遊楽図 6曲屏風(しほんきんじちゃくしょくだんじょゆうらくず)
総金地の中屏風に,琴棋書画に見立てられた遊びに興ずる十二名の男女がリズミカルに配された,近世初期の室内遊楽図。人物のポーズや着物の文様・色,裾の形等に「彦根屏風」(国宝・彦根市所蔵)との共通項が多く,同時代の翻案作品と考えられる。さらに本図は後世の遊楽人物図に影響を与えている。保存状態の良好な近世初期の風俗画の佳品として貴重。
今宮神社沢瀉鉾吹散(いまみやじんじゃおもだかほこふきちり)
橘松竹鶴亀蒔絵文台及硯箱(たちばなまつたけつるかめまきえぶんだいおよびすずりばこ)
梵鐘(ぼんしょう)
当寺鐘楼に懸けられている鋳銅製の本梵鐘は,康暦元年(1379)7月に円阿弥陀仏の勧進により,京都の鋳物師と思われる大工藤井国安が制作したもの。鎌倉時代の様式を受け継いだ南北朝時代のもので,鋳肌がやや荒いものの形姿が整い,制昨年,作者,勧進僧が明らかにする点で貴重。
金銅菊桐文釣燈籠(こんどうほうおうきくきりもんつりどうろう)
本釣燈籠は,北野天満宮に伝わる釣燈籠のうち,慶長2年(1597)という最古の銘文をもつもの。釣燈籠は桃山時代以後,鉄や銅を素材とした鍛造品が主流を占めるようになるが,本釣燈籠は2基ともに銅薄板による鍛造品で,そうしたなかでも早い時期のもの。また,銘文から,奉納者が伝承通り豊臣秀吉・秀頼父子に特定しうる。
版本謡本 百番(嵯峨本)(はんぽんうたいぼん ひゃくばん さがぼん)
ジャカード機 200口 荒木小平作(あらきこへいさく)
上京文書(かみぎょうもんじょ)
室町頭町文書(むろまちかしらちょうもんじょ)
聚楽教育会所蔵文書(じゅらくきょうかいしょぞうもんじょ)
ジャカード機 400口 ヴェルドール式
ジャカード機 1300口 ヴェルドール式
フランス人ヴェルドールが発明したもの。西陣織物館蔵のヴェルドール式ジャカードとは口数が異なるものの,製造や製造会社は全く同じ。
ジャカード機 1300口 ヴァンサンジー式
紙本著色十六羅漢図 渡辺始興筆(しほんちゃくしょくじゅうろくらかんず わたなべしこうひつ )
本図は立本寺の本堂仏壇後壁に描かれる十六羅漢図である。筆者の渡辺始興(1683~1755)は18世紀前半の京都で活躍した画家。近衛家熙(予楽院)に仕え,禁裏の画事も担当するなど,当時の京都画檀にあって高い地位を占めていた。本図は始興が64歳の時に描いたものであり,始興の基準作として重要である。また,始興が京の寺院に障壁画を描いたことは文献にも記されるが,本図は建造物とともに現存する貴重な例と言える。
木造金剛力士像面部残欠(もくぞうこんごうりきしぞうめんぶざんけつ)
紙本金地著色萩芒図(しほんきんじちゃくしょくはぎすすきず)
板絵著色忠度最期図 西川祐信筆(いたえちゃくしょくただのりさいごず にしかわすけのぶひつ)
板絵金地著色曳馬図 渡辺始興筆(いたえきんじちゃくしょくひきうまず わたなべしこうひつ)
本図は寛延3年(1750)2月に北野天満宮へ奉納された絵馬で現在は絵馬所に懸けられる。同社の『宮仕(みやじ)記録』寛延3年2月23日条にある「能悦(のうえつ)旦中ヨリ一間余之絵馬掛申度(もうしたき)旨,常円(じょうえん)立合」が本図に該当し同日に懸けられたと見られる。奉納者の長野美末については未詳。筆者は,画面中央下部の落款(らっかん)から渡辺始興(しこう)(1683~1755)と知れる。始興は近衛家熙(いえひろ)(予(よ)楽院(らくいん))に仕え,禁裏の画事も担当するなど,18世紀前半の京都画壇で高い地位を占めた。写実性を絵画に取り入れつつ,既成の流派体制に縛られず様々な様式や技法を研鑽した始興は,18世紀半ばに活躍する円山応挙の先駆的存在として高く評価されている。本図の主題は馬を曳く仕丁(じちょう)の姿を描いた曳馬図で,絵馬に多く見られるが,典型的な激しい動勢はなく,足踏みする馬とその手綱を曳く仕丁の姿に極めて自然な動きと力の加減が描出される。
金銅三鈷杵(こんどうさんこしょ),金銅独鈷杵(こんどうとっこしょ)
朝鮮通信使関連資料(ちょうせんつうしんしかんれんしりょう)
関連コンテンツ
京都市内の文化財件数と京都市指定・登録文化財
- 京都市内の文化財件数
- 新指定・登録文化財 第19回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第20回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第21回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第22回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第23回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第24回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第25回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第26回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第27回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第28回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第29回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第30回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第31回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第32回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第33回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第34回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第35回京都市文化財
- 京都市指定・登録文化財-建造物-北区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-上京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-左京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-中京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-東山区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-山科区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-下京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-南区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-右京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-西京区
- 京都市指定・登録文化財-建造物-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-北区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-左京区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-山科区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-南区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-西京区
- 京都市指定・登録文化財-文化財環境保全地区-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-北区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-上京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸(上京区)
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-左京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-中京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-東山区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-山科区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-下京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-南区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-右京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-西京区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-美術工芸品-その他
- 京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財-左京区
- 京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財-東山区
- 京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財-中京区
- 京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財-下京区
- 京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-北区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-上京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-左京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-中京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-東山区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-山科区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-下京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-右京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-西京区
- 京都市指定・登録文化財-無形民俗文化財-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-北区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-上京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-左京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-中京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-東山区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-山科区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-下京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-右京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-西京区
- 京都市指定・登録文化財-史跡-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-北区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-上京区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-左京区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-中京区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-東山区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-山科区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-右京区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-西京区
- 京都市指定・登録文化財-名勝-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-北区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-上京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-左京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-中京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-東山区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-右京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-下京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-西京区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-伏見区
- 京都市指定・登録文化財-天然記念物-その他
- 新指定・登録文化財 第36回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第37回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第38回京都市文化財
- 新指定・登録文化財 第39回京都市文化財
お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
電話:075-222-3130
ファックス:075-213-3366