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京都市指定・登録文化財-史跡(北区)

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2020年4月6日

京都市指定・登録文化財-史跡(北区)

久我神社境内(くがじんじゃけいだい)

 久我神社は,賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社で,賀茂建角身命を祭神としている。創建年代は不詳であるが,加茂氏の定住に伴って祭祀されたものと考えられ,『三代実録』貞観元年(859)正月27日の条には,既に本神社に関する記載がみられる。京都の歴史を知る上で欠くことのできない神社の一つで,境内には大宮森の面影を残す巨木が繁茂している。
久我神社境内

氷室神社境内及び氷室跡(ひむろじんじゃおよびひむろ)

 本神社は,額田大中彦皇子(ぬかたおおなかつひこのおおじ)に氷を献上したと伝える稲置大山主神(いなぎおおやまぬし)を祀り,宮中に供御する蔵氷にたずさわった清原氏が氷室や氷池の守護神として勧請したと伝える。氷室とは,冬に氷池でできた氷の貯蔵庫で,氷は夏に宮中で使用された。この氷室の地は『延喜式』に記載された「愛宕郡栗栖野氷室」にあたるとされ,現在3基の氷室が残っている。氷室神社の成立年代や,この氷室の時期などについては不明な点が多いものの,氷室と氷室に関係する神社が共に良好な状態で現存しており,この地域の歴史上特に価値の高いものである。
氷室神社境内及び氷室跡

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