京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財(中京区)

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2016年4月7日

京都市指定・登録文化財-有形民俗文化財(中京区)

蟷螂山御所車及び装飾品(とうろうやまごしょぐるまおよびそうしょくひん)

 蟷螂山は,文久2年(1862)以降巡行が滞り,その後の一時期を除き,久しく休み山となっていたものの,昭和56年に巡行に復した。現在保存会に伝存する江戸期巡行時の遺品は,御所車,旧かまきり,御所車の旧胴掛,旧胴組用角(すみ)飾り金具等である。現御所車は唐破風(からはふ)であるが,絵画資料より,宝暦年間以前は網代車(あじろぐるま)の形状であったことが確認でき,その側面を飾った可能性がある裂が2点残されている。金糸を地引縫いで埋め,その上に鳳凰や草花模様をあしらったもので,祇園祭山鉾を飾る懸装品の中でも群を抜いて上質な作品である。その他に,近年蟷螂山保存会が買い戻した胴組の角金具(4点)などがある。角金具は文政12年(1829)に新調された日本製の飾り金具であるが,その図様は西洋文様の独特のものである。こうした資料は今まであまり知られておらず,江戸後期の蟷螂山の巡行をよく示す資料として貴重である。

蟷螂山御所車及び装飾品

鷹山装飾品(たかやまそうしょくひん)

 応仁の乱以前より「鷹つかい山」として確認できる山のひとつである鷹山は,後祭(あとまつり)に出された曳山であったが,文政9年(1826)の巡行を最後に休止していた。その後,幕末の元治の大火(1864年)に類焼し,山本体や懸装品等のほとんどを焼失し,江戸期の巡行に使用された遺品類としては,御神体人形と鉦が伝存している。御神体人形は,源頼朝とも在原行平ともいわれる「鷹遣い」,白黒の斑の犬を連れた「犬遣い」,そして座り込んで大きな粽(ちまき)を両手で大事そうに持つ「樽負い」の3体セットである。鷹遣い,犬遣いと樽負いの頭部は作風が異なるものの,双方ともの頭部の箱書きに明和7年(1770)の年号があり,同時期に入手されたと推測できる。その他,鉦(かね)が4丁残されて,後祭の曳山であった鷹山の数少ない遺品類として貴重である。

鷹山装飾品

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