スマートフォン表示用の情報をスキップ

■平成19年度実践UD第3回講義の様子(山下純一先生)

ページ番号27592

2016年4月14日

「実践ユニバーサルデザイン」第5回講義の様子

山下先生の講義の様子

第3回講義
5月26日(土曜日)

講師
珍獣王国(ブルースハーピスト) 山下純一 氏

テーマ
 パネルディスカッション「障害者といっしょにUDを考えよう」

 講義の概要 

 盲目で肢体不自由のため車椅子に乗るハーモニカ奏者でKBSラジオのパーソナリティーでもある珍獣王山下純一氏を迎えてざっくばらんな雰囲気の講演が行われました。
 山下氏は,御自身のハワイでの体験について,アメリカのバリアフリーはすごいと聞いていたが実感としてそうでもなく,むしろ日本の方が進んでいるように思えたと感想を述べられた後,日本人は自国のバリアフリーにもっと自信を持って世界を引っ張っていってほしいくらいだと日本を応援しておられました。
 また,トイレの問題に関しては,障害者が外出する際にはトイレのことが常に気がかりであり,近年,設置が増えてきた多目的トイレについても,トイレ内の形状がさまざまであるため,盲目で車椅子の御自身には非常に使いにくいものも多いという。これについてもしっかりと調査を進めて,基本となるトイレの形状を作るべきではないかと指摘されていました。
 また,増えてきたとは言え,多目的トイレはまだまだ不足していることに変わりはないため,このようなトイレがどこにあるのか,何時まで使用可能かなどを事前に十分に把握していなければ,安心して外出できないというのが現状である。さらに,多目的トイレをはじめとする様々な設備についても,その存在を知らないことによって意味のないものになっていることがあまりにも多いと指摘されていました。
 従って,これらの情報を掲載したホームページや紙媒体によるマップ等の情報提供が早急に必要であり,これと平行してトイレ問題だけでなく,さまざまなバリアフリー情報をわかりやすくまとめて公開することも早急に進めていかなければならないと訴えられていました。

授業の最後にみんなで記念撮影している様子

沢山の笑いを織り交ぜながらの授業で、受講生の皆さんも大いに盛り上がり、授業の最後には記念撮影まで行いました。中には山下さんのラジオ番組(KBSラジオ 珍獣王の一人ブルース)に出演された学生さんもおられるようです。

関連コンテンツ

キャンパスプラザ講義「実践ユニバーサルデザイン」について

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

フッターナビゲーション