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■平成19年度実践UD第2回講義の様子(宇津崎光代先生)

ページ番号27590

2016年4月14日

「実践ユニバーサルデザイン」第3回講義の様子

宇津崎先生の講義の様子

第2回講義
5月12日(土曜日)

講師
 株式会社 ミセスリビング代表取締役 宇津崎 光代 氏

テーマ
 なぜユニバーサルデザインなの?

講義の概要

 ユニバーサルデザインについて,主婦(母ちゃん)という視点を通しながら,「住まい」を切り口としてみんなが快適に暮らしていくには何が求められているのかについて説明がありました。
 約35年前の高度成長期には,住宅を売ることばかりに主眼が置かれ,たとえば洗濯機が屋外に設置されていたり,収納が使いたい場所になかったりなど,そこに住む人の利便性や安全性が軽視される傾向があったと指摘されました。
 そこで,住む人がもっと快適な生活を送るために,住まいには次の5つのコンセプトが必要であると説明がありました。(1)誰にでも安心・安全に暮らせること,(2)家族みんなが仲良くコミュニケーションがとれること,(3)景観を壊さず周囲に調和していること,(4)家の中を東西南北に風が流れること,(5)廊下で各部屋が分断されることなく家族の居場所がすぐに分かること
これら5つのコンセプトを備えた住まいは,ユニバーサルデザインにも通じる住まいであるとも言え,このような住まいでは,子どもが常に家族の様子(母親の家事の様子など)を見て育つことから,子どもの生活改善につながることや,また,家族がひとつに集まれる環境があることで,そこで家族会議を行い,悩みを家族みんなで分かち合うことができるようになること。さらに,高齢者にとっては,入浴や排泄をはじめとするなにげない日常生活を自分ひとりの力でできることが大きな自信となり,この自信が生きる喜びにつながり,介護する方も介護される方も快適な生活を送れるようになるとの説明がありました。
 以上のように,住まいには大きな役割があり,ユニバーサルデザインに配慮された住まいは暮らしながら家族を育ててくれるものとして,これを「住育」という言葉で表現されました。
しかし,ユニバーサルデザインに配慮された住まいをつくることが目的ではなく,住まいの中で家族同士がコミュニケーションをとることが最も大切であると説明がありました。

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キャンパスプラザ講義「実践ユニバーサルデザイン」について

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

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