上京区の史蹟百選/旧京都中央電話局 上分局
[2008年10月21日]



鴨川に架かる丸太町橋の西詰南側に京都としては珍しい外観の洋館があります。大正12年(1923)に上電話局の局舎として,当時の逓信省技師吉田鉄郎が設計し,清水組が施工しました。鉄筋コンクリート造一部3階建で,周囲の景観に配慮してドイツ民家風の外観が取り入れられています。郵便局や電話局の局舎に優れた建築を残した吉田の初期の作品の中でも最も古いものの一つとされています。
今では用途が転用されていますが,補強して竣工時に近い姿に復原されて保存がはかられており,京都市登録有形文化財から,さらに国の登録文化財として,その価値が認識されようとしています。今では鴨川畔にはなくてはならない風景となりました。
DATA
・丸太町通土手町東入 駒之町