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京都市名誉市民 益川敏英氏

ページ番号207468

2019年11月15日

京都市名誉市民 益川敏英(ますかわ としひで)氏

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表彰日:平成21年2月14日

生年月日:昭和15年2月7日(令和3年7 月23日逝去)

益川敏英氏の写真

<業績>

 氏は、昭和48年、素粒子の世界における粒子と反粒子の間の非対称性(CP対称性の破れ)を説明するため、当時3種類しか存在が確認されていなかった素粒子クォークが3世代6種類以上あることが必要だとする「小林・益川理論」を提唱された。この理論は、平成7年までに、新たな3種類のクォークの存在が確定することにより証明され、現在の素粒子物理学の基本となる「標準理論」として確立している。
 平成20年には、宇宙や物質の成り立ちにかかわる根源的な現象を理論的に解明した功績が高く評価され、ノーベル物理学賞を受賞された。
 また、京都産業大学理学部教授、京都大学名誉教授として、後進の育成に力を注がれるなど、本市はもとより我が国の学術文化の向上に多大の貢献をいただいた。

<略歴>

昭和37年3月 名古屋大学理学部卒業

昭和42年4月 名古屋大学理学部文部技官

昭和42年7月 名古屋大学理学部助手

昭和45年5月 京都大学理学部助手

昭和51年4月 東京大学原子核研究所助教授

昭和55年4月 京都大学基礎物理学研究所教授

平成2年11月 京都大学理学部教授

平成7年4月 京都大学大学院理学研究科教授

平成9年1月 京都大学基礎物理学研究所教授

平成9年4月 京都大学基礎物理学研究所所長

平成9年7月 日本学術会議会員

平成15年4月 京都大学名誉教授

平成15年4月 京都産業大学理学部教授

平成16年10月 京都産業大学研究機構長

平成19年10月 名古屋大学特任教授

<受賞>

昭和54年12月 仁科記念賞

昭和60年4月 J.J.Sakurai賞

昭和60年6月 日本学士院賞

平成7年1月 朝日賞

平成7年5月 中日文化賞

平成13年11月 文化功労者

平成19年7月 高エネルギー・素粒子物理学賞

平成20年11月 文化勲章

平成20年12月 ノーベル物理学賞

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