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国際UD会議京都コーナーイベント概要展示コーナー

ページ番号5071

2021年11月5日

その他展示コーナーの概要

 

■みやこユニバーサルデザインの普及推進(京都市)

 

みやこユニバーサルデザインパネル展示画像

京都市では、平成17年4月に政令市では初となる、京都市みやこユニバーサルデザイン推進条例を施行し、その推進に取り組んでいます。国際会議を京都で開催することにより、市民の皆様に、身近なものから先進の分野に至るまで、国内外の幅広いユニバーサルデザインの取組を、多くの市民の皆様に実感していただくことができました。

 

■顔型に直交ローラーを配置したコンピューター用マウス

有限会社 ストラトゲイト外部サイトへリンクします 小林 整)

 

顔型マウスの画像

通常のマウスは、障害のある方にとって、「斜め方向の視線追従能力の問題」、「クリックボタンの左右の区別がしにくい」、「手首、腕、肩への負担が大きい」等の問題点があります。その解決策を探る中で、「かおマウス」の完成に到りました。その特徴は「簡単(直交ローラー式)」、「可愛い(顔型デザイン)」、「手に優しい(木製)」、「左右対称なので直感的に分かりやすい。」などです。分かりやすいデザインで、お子さん達にも、「利用への意欲を引き出す」効果があると言われています。

 

■手話アニメーションの立体視による分かりやすさの検討

(京都工芸繊維大学教授 森本一成)

 

手話アニメーションの画像

 

視覚障害者のコミュニケーションシステムを研究しています。その中のひとつに手話日本語間の相互翻訳システムを開発する研究があります。手話アニメーションの表示には携帯電話から投影型までの様々なディスプレイが可能で、使用用途に応じて自由に選び利用できます。アニメーションによる手話が読取れるための画像表示条件(画像サイズ、解像度、フレームレートなど)を明らかにすることを目的とした研究をしています。また、生成している手話アニメーションの応用として、聴覚障害者のための胃部レントゲン検査における手話アニメーションによる指示法の分かりやすさを向上させるため、手話アニメーションの立体表現法に関する研究を進めています。従来の平面表現よりもわかりやすい手話アニメーションを表示できることが分かってきました。

 

実践ユニバーサルデザイン(京都工芸繊維大学教授 森本一成 ほか)

 

実践ユニバーサルデザインの講義画像

京都工芸繊維大学では、平成17年4月の京都市みやこユニバーサルデザイン推進条例の施行にあわせ、大学コンソーシアム京都での単位互換授業「実践ユニバーサルデザイン」を開講しています。この講義では、ユニバーサルデザインの考え方とその実践例について、大学教授、建築士、企業のデザイナー、民間団体など、各界で御活躍の講師の方々に、週代わりで様々な講義をしていただく大変ユニークな授業です。

 

■ユニバーサルデザイン研究会(京都造形芸術大学 Blanco)

 

来場者の画像

私たちは「ユニバーサルデザイン」と「五感」は、切っても切り離せない関係だと考えます。今回は、五感の中でも特に聴覚というものに焦点をあて、聴覚から想起される場所のイメージの広がりについて追求してみました。同じ場面の音を聴きながらも、それぞれにイメージされる世界には多様な広がりがあることを改めて認識していだき、そして何よりも、私達の集めた音を楽しみながら場面をイメージしていただきました。

 

■やさしい漆器京都漆器青年会外部サイトへリンクします

 

UD漆器の画像

京都漆器青年会は、京都の漆器業界の若手従事者の団体で、京塗(きょうぬり)の伝統をふまえながら、時代にあった漆器のデザインや製作を行っています。この「やさしい漆器」の製作は、より多くの人にとって使いやすい、親しみやすい漆器とはなにかを考え、京漆器のデザインに取り入れることを目標としています。

今回は、片口と猪口などの酒器を製作しました。漆器の片口と猪口を「持ちやすさ」を重視した形にするため、20代および60~90代の男女を対象にサンプルデータを採取・分析し、その結果をもとにデザインしました。手順は以下の通りです。

 (1)協力者に粘土模型を握ってもらい「持ちやすい指の位置」のデータを採取する。
 (2)粘土模型を3次元スキャンしデジタルデータ化する。
 (3)データを編集し、全体のデザインを完成させる。

 

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京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

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