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中学校美術ユニバーサルデザイン授業ガイドブック(HTML版)

ページ番号76166

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2016年4月14日

目次

ユニバーサルデザインと中学校美術科との関係

ユニバーサルデザインの趣旨

ユニバーサルデザインを取り入れた授業の実際

<表現の活動>

 1 学習のねらいを明確にする

 2 授業の導入はユニバーサルデザインへの興味・関心の入口

 3 制作の過程を通して学ぶことを重視する

 4 学習を通して実感的に理解をすること

<鑑賞の活動>

 1 自分なりの意味や価値を生み出すこと

 2 視点を明確にして鑑賞の活動を行う

 3 話し合いや批評し合う活動を通して価値意識を高める

実践事例

 学校にあったら便利 ~ピクトグラムのデザイン~(第1学年 表現)

 「つかむ形・にぎる形をデザインしよう!(第2学年 表現+鑑賞)

 だれもが快適なデザイン ~ユニバーサルデザインのことを知ろう~(第2学年 鑑賞)

 すべての人の生活を快適にする商品開発をしよう(第3学年 表現)

 「こころのかたち」使いやすい“かたち”を考える(第3学年 表現+鑑賞)

参考資料

 授業を組み立てるときに役立つ関連資料

 中学校学習指導要領 美術

 

ユニバーサルデザインと中学校の美術との関係

 ユニバーサルデザインは年齢や性別,言語,能力など人の様々な特性や違いを超えて「すべての人のために」考えるデザインのことです。最初から誰もが使いやすいように他者の立場に立って,ものづくりやまちづくりを行っていくなどの考え方は,中学校教育にとても大切な視点です。

 中学校美術科では,全ての学年で「伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する活動」や「鑑賞の活動」において,ユニバーサルデザインを題材として取り扱うことができます。

 表現の授業では,描いたりつくったりする活動を通して,自分の身の回りや社会に目を向けて,他者の理解や相手を思いやる気持ちを形や色彩,材料などで表現することで,発想や構想の能力,創造的な技能を高めることにつながります。また,鑑賞の授業では,つくる側の意図や工夫,美と機能性の調和などを感じ取り,生活の中における美術の働きの理解を深めることで,身の回りや社会の中でのデザインに対する見方や感じ方を広げることにつながります。

 

ユニバーサルデザインの趣旨

 ユニバーサルデザインを取り入れた授業では,ユニバーサルデザインの7原則やバリアフリーとの違いなど,その趣旨を授業のねらいに応じて生徒に理解させることが大切です。

ユニバーサルデザインの7原則

 1 誰にでも公平に利用できる

 2 使う上での自由度が高い

 3 使い方が簡単ですぐわかる

 4 必要な情報がすぐにわかる

 5 うっかりミスや危険につながらない

 6 無理な姿勢をとることなく,少ない力ででも楽に使用できる

 7 アクセスしやすい(近づきやすい)スペースと大きさを確保する

ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い

 バリアフリーは,もともとある建物や設備で,ある特定の人にとって障壁(バリア)になっている部分を取り除いていきましょうという考え方です。

 ユニバーサルデザインは,はじめから多くの人にとって利用しやすいように,バリアが生じないように配慮してつくろうという考え方です。

 

ユニバーサルデザインを取り入れた授業の実際

表現の活動

1 学習のねらいを明確にする

 ユニバーサルデザインを取り入れた授業を組み立てていく上で一番大切なことは,表現及び鑑賞の活動ともに「学習のねらい」を明確にしておくことです。単に絵を描いたということや,ものをつくったことというだけに終始したのでは,授業にユニバーサルデザインを取り入れた意味が無くなってしまいます。

ユニバーサルデザインを取り入れた授業では,次のような学習のねらいが考えられます。

・身近な人々や社会に目を向けさせ,見る人や使う人の立場や気持ちを尊重して表現させることを通して,発想や構想する能力や創造的な技能を育てる。

・伝えたい内容を年齢や性別,言語,能力など人の様々な特性や違いを考慮し,全ての人に対して分かりやすさや美しさなどを考えて表現することを通して,発想や構想する能力や創造的な技能を育てる。

・ユニバーサルデザイン7原則を意識して発想や構想し,それを基に描いたりつくったりすることを通して,使用する人の気持ちや他者の立場に立った表現の意義を理解させる。

 表現の活動では,単に作品制作に終始するだけでなく,学習のねらいを明確にし,特に発想や構想の過程を大切にします。生徒が他者を意識して全ての人を尊重した表現の過程を通して,他者を思いやる気持ちやユニバーサルデザインの意義やねらいを実感的に理解していくことが重要です。

2 授業の導入はユニバーサルデザインへの興味・関心の入り口

 導入は,生徒の興味や関心を高めるためには大切な部分です。生徒は住んでいる地域のことや身近なこと,今まで経験したことなどに対しては興味や関心を持ちます。例えば,ユニバーサルデザイン7原則の視点でどこの家にでもある商品や,身近な施設などを使って考えさせてみましょう。また,実際の商品に触れたり,地域探検をしてみることもいいでしょう。

 京都市の発行しているリーフレット「見つけたよ!京都のユニバーサルデザイン」や「みやこユニバーサルデザイン わかりやすい印刷物のつくり方」を使って導入を行うのも効果的です。

3 制作の過程を通して学ぶことを重視する

 表現の活動では,大きく分けるとアイデアを創出する発想の段階,発想したことをどのように実際に表現するのかを考える構想の段階,そして実際に材料や用具を使って描いたり,つくったりする段階があります。生徒は,これらの段階を行き来しながら行う制作を通して,様々な資質や能力を身につけていくのです。

 ユニバーサルデザインを取り入れた美術の授業でも,アイデアを創出する発想の段階から描いたりつくったりする段階まで,ユニバーサルデザインの趣旨を常に生徒に意識させながら,それぞれの学習活動の場面で学びながら制作を進めさせることが大切です。また,できあがった作品を使って発表会を設定して交流したり,みんなで相互鑑賞したりすることでより多様な見方や考え方ができることにつながります。

・私の考えたこのデザインのアイデアって小さな子どもからお年寄りまでうっかりミスや危険なことってないかしら。普段何気なく使っている商品もこういうことをちゃんと考えてつくっているんだね。

・私はこの授業で考えたアイデアや描いた作品をとおして他の人と交流したことで身の回りのものの見方や感じ方が変わったわ。

・考えたアイデアどおりにつくってみたけど,これだと目の不自由な人には使い方がわかりにくいぞ。実際につくってみて初めてわかることもたくさんあるんだね。

4 学習を通して実感的に理解をすること

 ユニバーサルデザインを取り入れた表現の活動では,身近な人々や社会に目を向けさせ,見る人や使う人の立場や気持ちを尊重して表現したり,年齢や性別,言語,能力など人の様々な特性や違いを考慮し,全ての人に対して分かりやすさや美しさなどを考えて表現します。このときに大切なのは,単に知識として理解するだけでなく,発想や構想の段階で「自分の問題」としてとらえて表現するということです。

そのためには,

・生徒の身の回りや生活の中にあるもの(日用品や文房具など)から考えさせる。

・地域の施設や設備などから考えさせる。

・話し合い活動やグループ活動を通して,多様な見方や考え方があることを実感させる。

・フィールドワークなど実際に調べる活動を取り入れる。

などの授業の工夫が考えられます。また,学校や地域の特長を生かした題材設定なども効果的です。

鑑賞の活動

 鑑賞の活動では,表現の活動と同様,学習のねらいを明確にすることや知識としてだけでなく実感的に理解をすることが大切です。特に鑑賞の活動では次のことなどを留意して授業を組み立てていくことが必要です。

1 自分なりの意味や価値を生み出すこと

 鑑賞の学習では,生徒が自分の見方や感じ方を大切にしながら主体的に鑑賞することを通して,自分なりの意味や価値を生み出すことが大切です。 

 ユニバーサルデザインを題材とした鑑賞の学習では,つくり手の心情や意図,創造的な表現の工夫,目的と機能との調和のとれた優しさや美しさなどを感じ取り,味わわせることで生活を豊かにするユニバーサルデザインの働きを理解させ,ものの見方や感じ方を深められるようにします。

2 視点を明確にして鑑賞の活動を行う

 ユニバーサルデザインを取り入れた鑑賞の活動では,漠然とデザインされたものを鑑賞するのではなく,見る視点を与えて鑑賞させることが大切です。例えば,デザインの持つ色や形とユニバーサルデザイン7原則の関係性に視点を置いたり,使う人の立場に立って鑑賞させるなどが考えられます。

3 話し合いや批評し合う活動を通して価値意識を高める

 生徒一人一人が鑑賞で感じたり,考えたりしたことをもとに話し合い,活動や批評し合う活動をすることで,他者の見方や感じ方を知り,より幅広い鑑賞の能力が育ちます。授業では,生徒それぞれの価値意識が高められるように,生徒自身がユニバーサルデザインのよさや生活を豊かにする理由を発見できるように,工夫や配慮することが大切です。

 

実践事例

第1学年 表現  学校にあったら便利~ピクトグラムのデザイン~

学習の内容

 集団のシンボルとして,また情報伝達の手段として使用されているマークについて,身近なマークを見直しながら目的のためにどのような工夫がされているかを確かめる。

 この授業では,学校を様々な人が交流する場所としてとらえ,だれにでもわかりやすい「案内表示」や,学校生活をよりよいものにするための「注意事項」を表した情報伝達のマークとしてピクトグラムをデザインする。その際,言葉を使用しなくてもピクトグラムを見た人に伝えたい内容が理解できるようにその「形」や「色」に工夫をさせる。

 「形」では伝えたい内容に応じて形を単純化し,全ての人にとってわかりやすいデザインを考えさせる。「色」については人間の色覚が一様ではないこと,もともと持っている色覚タイプの違いや様々な目の疾患によって,多くの人と見え方が異なる人がいることを理解させ,全ての人に伝えたい内容が伝わる配色を意識して,それぞれの色が持つ一般的な印象を大切にしながら2~4色を選ばせて制作を進めさせる。

色覚のタイプによる色の見え方の違いを学習するための参考例

(省略:参考例)

※色覚タイプの呼称(C型,D型)については,「NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構」の呼称を用いています。

※上記はあくまで見え方の事例の一部であり,個人によって差があります。

指導上の留意点

 カラーユニバーサルデザインの学習では,授業を実施する学年やクラスで色の見分けが困難な児童生徒がいるかもしれないという前提で授業の組立を考える必要がある。指導者は,文部科学省作成の「色覚に関する指導の資料」を参考にして,児童生徒への十分な事前の個別相談に応じ,必要があれば児童生徒及び保護者の事前の同意を得たり,プライバシーに十分に配慮したりするなど適切な対応を心掛けることが大切である。

文部科学省「色覚に関する指導の資料」(抜粋)

 人間には個人差があって,色の見え方も必ずしも同じではなく,個人差があるといえますが,色覚の検査をしてみると,その結果が大多数の人とは明らかに異なっている人がいます。これらの人が医学的に「色覚異常」と診断されます。以下に色覚異常というのは,そのような医学的診断による異常をいうこととします。

 色覚異常といっても,色がわからないのではありません。異常の程度もそれぞれ異なりますが,日常生活にはほとんど支障のない程度であることが大半です。

 したがって,異常を有する児童生徒を特別視する必要はありませんが,教育活動上で配慮が必要となる場合もあります。

 学校のおける色覚異常に関する配慮として必要なことは,教職員は,教育活動の全般にわたり,色の見分けが困難な児童生徒がいるかもしれないという前提で,色覚異常について正しい知識をもって児童生徒に接するとともに,必要と考えられる場合には個別相談に応じ,適切な対応を心掛けるということです。

 また,色覚に不安を覚える児童生徒及び保護者に対しては,学校医による健康相談の中で,個別に指導・検査を行うなど,希望に応じて適切な対応ができる体制を整えておくことが大切です。その際,児童生徒及び保護者の事前の同意を得るとともにプライバシーに十分に配慮することが必要です。

 教職員の不用意な対応で,児童生徒を傷つけるなどということはあってはなりません。

学習のねらい

・建築や都市空間に生かされるマークの効果や美しさに関心を持ち,学校での日常生活を演出するためのピクトグラムを楽しみながらデザインする。

・伝えたい内容に応じて形をわかりやすく単純化したり,カラーユニバーサルデザインに配慮しながら効果的な配色をしたりして,だれにでも伝わりやすい美しくて楽しいピクトグラムを工夫し,不透明水彩絵の具の特性を生かして着色する。

・マークのよさや美しさを味わい,目的との適合性や,伝えるための工夫などについて考えることができる。

指導の計画(全4時間)

導入(0.5時間)

<学習活動>

○マークのグループ分けを行う。

○学校内で使用するピクトグラムを制作することとデザインの条件を知る。

<学習のねらい>

○「情報伝達」と「シンボル」の2つの役割があることに気づかせ,コミュニケーションツールとしての有効性を理解する。

○学校内で使用(校舎案内と学校生活の注意事項)・2~4色使用・作図には定規コンパスを使用する・文字を使用しない。

<指導上の留意点>

○身近なマークを挙げ,グループ分けを通して2つの役割に気づかせるとともに,効果的なデザインを発想させるための参考資料とする。

展開(3時間)

<学習活動>

○学校にあれば便利な案内や注意項目を考える。

○アイデアスケッチを行う。

○ユニバーサルデザインについて理解する。

○配色を考える。(カラーユニバーサルデザイン)

○作図する。

○着色する。

<学習のねらい>

○学校に来る人の立場に立って考えたり,日頃の学校生活の中にある課題について考える。

○ワークシートに複数のアイデアを描くことで単純化や構図など,目的に応じた効果的なデザインを探る。

○「ユニバーサルデザイン(すべての人にとって,できる限り利用可能であるように,製品,建物,環境を設計すること)」の考え方に気づく。

○色覚のタイプに応じて情報をわかりやすくするためにどのような配色が適しているのかを考える。

○作品提出用のケント紙にピクトグラムを下書きする。

○アクリルガッシュ絵の具で着彩する。

<指導上の留意点>

○生徒の意見をできるだけ板書し,発想の手がかりにさせる。

○基本的な発想の方法を例示する。

○伝えたい内容や場面,場所などを考えて整理させる。

○人物を入れる生徒はポーズ決定に人型の型紙を使用させる。

○教科書や資料集の中のユニバーサルデザインの視点で制作されたものについて,どのような人に使いやすいように工夫されているかを考えさせる。

○プロジェクターにより,風景や案内表示などが色覚のタイプに応じてどのように見えているかを提示することで,(カラー)ユニバーサルデザインの視点からの配色の必要性に気づかせる。

○定規,コンパスを使って下書きさせる。

○アクリルガッシュの基本的な着彩の方法(平塗り)について指導する。

まとめ(0.5時間)

<学習活動>

○自身の制作を振り返る。

○制作した作品を展示し,相互評価する。

<学習のねらい>

○ケント紙下部の記入欄に項目にしたがって振り返りを記入する。

<指導上の留意点>

○学習目標をもとに項目設定し,学習活動を総括評価させる。

○作品を展示し,鑑賞の視点(目的に応じた形や色の工夫。楽しく,美しいマークのデザイン。)を明示して相互評価させる。

その他

 今回プロジェクターで提示する画像は色覚ユニバーサルデザイン支援ツールソフトで加工したものを使用する。このソフトでは,様々な画像データを色弱者に近い見え方に加工して保存することができる。http://www.cudo.jp/simulation/index.html外部サイトへリンクしますよりダウンロードができる。また,申込をすれば上記ソフトが入ったCDが送付される。

(省略:カラーユニバーサルデザインの学習用プレゼンテーション例)

第2学年 表現+鑑賞  「つかむ形・にぎる形」をデザインしよう!

学習の内容

 普段何気なく見たり使ったりしているさまざまなものの中にも,ユニバーサルデザインが施されたものがあることに気づく。中でも手で使うものに焦点を当ててそのよさを味わう。

 ユニバーサルデザインが施された製品を手に取り,実際に使ってみることでどのような工夫がなされているか(他の一般の製品とのデザインや機能の違い)をグループで話し合ってワークシートにまとめる。

 ワークシートにまとめた内容をグループ毎に発表し合い全員で共有したうえで,ユニバーサルデザインを施した新たな製品の構想を練る。

 個々の構想を集めてグループで話し合い,1つの企画にまとめてプレゼンテーションが出来るように企画書や模型,スライドショーなどを分担して作成し発表する。(特に後半の部分は,いわゆる企業のデザイン室の一員であると仮定して役割分担をして進める。)

学習のねらい

 人は普段の生活において自分の手をじっくりと見つめる機会はそれほど多いとは言えない。人間の手の形とその機能については,あまりにもふつうで,あって当然のものであるがゆえに気にとめる人は少ない。

 しかし,身の回りのさまざまな道具や製品の形状を注意して見てみると,手の形や機能をしっかりと意識し,美しさだけではなく使いやすさや心地よさをしっかりと兼ね備えたものが多く存在することに気づく。中でもユニバーサルデザインの観点からみて,すぐれた機能性を有するものはそのことがより顕著と言えよう。

 ここでは幼児やお年寄り,心身に障害のある人等さまざまな条件の下で,その特性や違いを超えて広く使いやすいデザインとはどのようなものかについて,相手の立場に立って考えられるような「人にやさしい感性」を育てる。

 その上で,身の回りに存在するユニバーサルデザインによって生み出されたさまざまなものや道具について,そこに込められたデザイナーの思いや願いをしっかり汲みとり,そのものの正しい価値判断ができるようにする。

 さらに,実際に製品を企画する立場に立ってユニバーサルデザインを考えさせることで,相手の立場に立って考えられる感性をより豊かに育むことができる。

指導の計画(全4時間)

導入(1時間)

<学習活動>

○軍手をはめて2リットル入りのペットボトル(旧来のデザインのもの)(A)を持ち上げてみて,持ったときの感覚と素手で持ったときの感覚を比べてみる。

○次に同じ活動をユニバーサルデザインのもの(B)で体験し,感覚の違いをワークシート1(p16,17)に記入し発表する。

○冊子のユニバーサルデザインの定義と7つの原則を読む。

<学習のねらい>

○普段の自分の手の感覚と,軍手をはめることによって,お年寄りの方の手の感覚や手に障害のある方の感覚を模擬体験させ,ほんの少しの違いで使いやすさが変わってくることに気づかせる。

○自分以外の人の感覚と自分の感覚との相違点を認識する。

○ユニバーサルデザインの定義を理解させることで興味を持たせる。

<指導上の留意点>

○2リットル入りのペットボトルはユニバーサルデザインのものとそうでないものとを用意しておく。

○出来るだけいろいろな感じ方を交流できるように促す。

○冊子「見つけたよ!京都のユニバーサルデザイン」を配布する。

○身の回りのユニバーサルデザインの実例を探してくる(宿題)。

展開(2時間)

<学習活動>

○見つけてきたユニバーサルデザインの優れている点と改善した方が良い点などをワークシート2(p18)にまとめ発表する。

○新たな製品の企画を個々で考える。

○グループに分かれてそれぞれ個々の企画を持ち寄り新製品の企画会議をして1つにしぼりこみ,新商品についてのプレゼンテーションを分担して作成する。

<学習のねらい>

○導入でのユニバーサルデザインの定義について認識できているかをお互いに確認する。

○企画書に構想した内容をわかりやすくまとめる力を養う。

○1つの会社組織のように役割を分担し,お互いに協力して活動できる力を育てる。

<指導上の留意点>

○1人につき1つの製品について発表できるようにする。

○スケッチやメモ書き等でわかりやすく構成するようにアドバイスする。

○企画書,イラスト,模型,スライドショーなどに役割を分担させて取り組ませる。

まとめ(1時間)

<学習活動>

○新企画商品をグループ毎にプレゼンテーションする。

<学習のねらい>

○各グループの発表を見て,いろいろな発想の中に含まれるユニバーサルデザインのよさを味わう。

<指導上の留意点>

○ワークシートを用意し,各グループの発表内容について感じたことを記入させて,発表グループだけでなく全体にフィードバックできるようにする。

○スライドショーや模型など視覚的な効果が出やすいように支援する。

(省略:ワークシート1,2)

第2学年 鑑賞  だれもが快適なデザイン~ユニバーサルデザインのことを知ろう~

学習の内容

 身近な文房具や地域の施設・設備から,ユニバーサルデザインの考えでつくられたものがあることを知る。ユニバーサルデザインの文房具品を実際に手に持って,そのよさや工夫について実感する。また,地域にある施設や設備について,どのような人にどのような工夫がされているのかについて考えさせる。生徒の意見や考えをもとに,ユニバーサルデザインについて理解させる。(ユニバーサルデザインの7原則,(1)どんな人でも公平に使えること,(2)使う上で自由度が高いこと,(3)使い方が簡単で,すぐに分かること,(4)必要な情報がすぐに分かること,(5)うっかりミスや危険につながらないこと,(6)身体への負担が少ない(弱い力でも使える)こと,(7)接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること。) さらに,家の中や街の中の例などを取り上げ,ユニバーサルデザインの広がりを実感させることで生活の中での美術の働きを理解させる。

学習のねらい

・使う人の立場を考え,だれもが快適に使えるユニバーサルデザインについて知り,関心を高める。

・身の回りの美術の働きを理解し,対象の見方や感じ方を広げる。

指導の計画(全1時間)

導入(0.2時間)

<学習活動>

○教科書に載っている製品や設備にどのような工夫があるのか考えてみる。(ワークシートp21,22)

○使う人の立場を考え,だれもが快適に使えるデザインとはどのようなものかについて考える。

<学習のねらい>

○どのような人に対して,どのような工夫がされているのかを考える。

○全ての人が快適に使えるデザインとは,どのような視点で考えられ,制作されているのかを知る。

<指導上の留意点>

○身近にあって,見過ごしているものの中にも,だれもが使えるように考えられたデザインのものがあることに気づかせる。

○多くの人々の役に立ち,様々な立場の人々の身になって考えさせる。

展開(0.6時間)

<学習活動>

○ユニバーサルデザインの文房具を使ってみて,そのよさや工夫について意見を出し合う。

○使ってみて感じたそれぞれの製品のよさや工夫について書き出す。

○街の中のユニバーサルデザインについて,そのよさや配慮されていることをみつける。

○ユニバーサルデザインの7原則について説明を聞く。

○身近な生活の中でユニバーサルデザインの考えから開発されたものについて知る。

<学習のねらい>

○グループ内で工夫について話し合うことで,多様な見方や感じ方ができるようにする。

○よさや工夫についてまとめ,ユニバーサルデザインの考え方について整理する。

○ユニバーサルデザインについて,そのよさや配慮されていることについて考えさせ,生活の中での役割を理解させる。

○ユニバーサルデザインの7原則について理解する。

○家の中にも,街の中にもユニバーサルデザインの考えから開発されたものがすでにいろいろな所にあることを知る。

<指導上の留意点>

○話し合いの中から,新たな気づきや発見をさせるように発表の順番や質問の視点などを示す。

○新しい気づきや発見したことを文章化させる。

○街の中の例を大きく提示し,生徒たちに気づかせる。

○ユニバーサルデザインの7原則を提示し,それぞれ説明する。

○家の中や街の中の例を提示し,どのような工夫や配慮がされているのか説明する。

まとめ(0.2時間)

<学習活動>

○この授業で学習したことを書く。

<学習のねらい>

○この授業でユニバーサルデザインについて学習したことを文章にまとめる。

<指導上の留意点>

○この学習を通して新しく気づいたことや分かったこと考えことをまとめさせる。

※ユニバーサルデザインの用具・道具セット,家の中の例,街の中の例など提示用資料

ユニバーサルデザインの考え方をもとにしてつくられている修正テープ,画鋲,消しゴム,方眼直線定規,ステープラーなどを各班に用意する。また,比較できるようにするために従来の修正液や押ピン,消しゴム,定規,ステープラーも用意する。

(省略:ワークシート)

第3学年 表現  すべての人の生活を快適にする商品開発をしよう

学習の内容

 日常の生活の中で使うものを対象に「すべての人の生活を快適にする」という視点で生徒が商品開発担当者になり発想や構想し,プレゼンテーションを行うための企画書とそれをもとに紙粘土でミニチュアを制作する。

学習のねらい

・ユニバーサルデザインの考え方を理解し,すべての人を快適にする身近なデザインについて関心を高める。

・「すべての人の生活を快適にする」というキーワードをもとに,企画することを通して使用者の立場に立って発想や構想する能力,創造的な技能を育成する。

指導の計画(全8時間)

導入(0.5時間)

<学習活動>

○すべての人が快適に使うことができる,ユニバーサルデザインについて理解する。

<学習のねらい>

○ユニバーサルデザインの7原則や京都市のみやこユニバーサルデザインについて説明し,身の回りの生活について考えさせる。

<指導上の留意点>

○知識として理解させるのでなく,生徒の身の回りのことや出来事と関連させて,実感的に理解させるようにする。

展開1(2.5時間)

<学習活動>

○「すべての人の生活を快適にする」というキーワードをもとに発想し,商品開発の企画書を制作する。

<学習のねらい>

○「使用者の立場に立ち」発想や構想を行うことで目的や機能を考えた表現ができるようにする。

<指導上の留意点>

○生徒の身の回りにある,雑貨や公共の施設などを写真や資料などを使い,グループで話し合うなど,他の生徒との意見交流をすることで幅広い考え方ができるようにする。

展開2(1時間)

<学習活動>

○企画書をグループごとに説明し合う。

<学習のねらい>

○グループごとに自分の考えた企画書を説明することを通して,他者の意見を聞き,発想や構想を深める。また,話し合う活動を通して言語能力やコミュニケーション能力を養う。

<指導上の留意点>

○単に説明するだけでなく,「誰に」「どのような場面で」「どのようなことを目指して」といったことを中心に説明させる。説明の後には次の人が必ず質問するようにするなど,活動が深められるように指導する。

展開3(2時間)

<学習活動>

○企画書をもとに紙粘土を使ってミニチュアを制作する。

<学習のねらい>

○紙粘土の特性を生かして制作する。企画書からよりよくなるように創意工夫し,制作することで創造的な技能を育成する。

<指導上の留意点>

○企画書の平面から紙粘土を使った立体制作となるので,制作が困難な生徒には簡単な三面図を描かせるなど,立体のイメージをもたせるようにする。

展開4(1.5時間)

<学習活動>

○企画書と制作したミニチュアを使ってクラス全体でのプレゼンテーションを行う。

<学習のねらい>

○プレゼンテーションを通して,ビジュアルに他者へ自分の意図や考えを伝えるビジュアルコミュニケーションの能力を育成する。

<指導上の留意点>

○ミニチュアや企画書は小さいので実物投影機やプロジェクターなどを準備し,よりよく考えたことが伝えられるように配慮する。またプレゼンテーションソフトウエアなどを使って発表させてもよい。

まとめ(0.5時間)

<学習活動>

○ユニバーサルデザインを通した生活の中での美術の働きについて理解する。

<学習のねらい>

○自分たちの生活の中で当たり前と思っていて,見過ごしている生活を豊かにするデザインについての重要性を再認識させ,ものの見方や感じ方を深める。

<指導上の留意点>

○商品開発の経験から何気なくあるものが,実はすべての人が快適に使えるようにするために,多くの人の努力で創りあげてきたものであるということを理解させる。

(省略:生徒の作品例)

第3学年 表現+鑑賞  「こころのかたち」使いやすい“かたち”を考える

学習の内容

 私たちの身近な生活は,「もの」であふれている。この授業では,その中から日常雑貨のパッケージを取り上げ,その親しみやすさから使う側の目線で「考え=アイデア」を読み取り,ユニバーサルデザインの意図や効果とはどのようなものかを理解させる。商品を収めている箱にはいろいろな工夫がある。学習では特に,「使いやすさ」に着目させ,視覚的な効果をねらった色や用途,機能を追及した形など,日常雑貨の箱を鑑賞しながら,「用途」と「機能」の側面から誰にでも開けやすい箱のアイデアを創出させる。例えば,家庭用ラップの箱については「取り出しやすい,切りやすい,持ちやすい」など,誰もが使いやすいデザインを考えさせる。活動を通して単に知識を理解するのではなく,「誰にでも使いやすく,使う人を選ばないということはどういうことなのか」を深く考え,デザインが日常を豊かに快適にしていることを実感的に理解させる。

学習のねらい

 私たちの生活で使う「もの」は「こころ」が隣り合わせになって広がっている。例えば,日本文化の一つといえるおもてなしの考え方は「こころが文化を育てること」につながっており,相手の立場に立って考えてものをつくることは,用途と機能を究極の美へと高めているといえる。私たちの身近な生活の中にもこのような気持ちの行き届いた考え方が広がれば,誰もが住みやすいすばらしい世界を一層実現できると考えられる。この題材では,制作した形も大切であるが,ユニバーサルデザインの視点で形を創出するための発想や構想の段階を大切にして“使いやすさ=相手の立場に立つ気持ち”を「こころのかたち」として考えさせ,私たちの生き方を豊かにする美術の働きを理解させるとともに,他者理解や他者に対する思いやり,優しさ,心遣いといった豊かな心を培うことをねらいとしている。

指導の計画(全4時間)

導入(1時間)

<学習活動>

課題理解1

○ユニバーサルデザインを知る。

○日常雑貨を鑑賞する。

・ワークシート1(p29)

<学習のねらい>

○身近なユニバーサルデザインをいろいろな視点で見せる。

○相手の立場に立った視点でつくられたデザインについて考える。

○身の回りにあるユニバーサルデザインに気づかせ,プリントにまとめ発表させる。

<指導上の留意点>

○冊子「見つけたよ!京都のユンバーサルデザイン」を参考にしながら,デザインの画像を見たり,商品を触ったりして考えるきっかけをつくる。

○発表の手順を指示するなど,意見交換をしやすい雰囲気をつくる。

展開(2時間)

<学習活動>

課題理解2

○“使いやすい箱”のデザインを考え,スケッチをする。

・ワークシート2(p30)

箱の制作

・材料を配布する。

・紙,家庭用ラップ,のり,テープなど

<学習のねらい>

○“開ける→切る→しまう”ということをいろいろな場面で考えさせる。

・開けやすい→片手で…

・持ちやすい→形状が…

○“開ける→切る→しまう”を兼ね合わせた“かたち”を考える。

○実際に使うことを考えて制作をする。

<指導上の留意点>

○身近な“便利”について具体的な例をあげて考えさせる。

○箱の展開図を描かせる。

・のりしろなどの説明

○はさみなどを安全に使用させる。

まとめ(1時間)

<学習活動>

鑑賞

○友だちの作品を鑑賞する。

・市販の家庭ラップの資料をみる。(p32)

○感想をまとめる。

・ワークシート3(p31)

<学習のねらい>

○実際に箱を触ってその工夫点や機能面などを考える。

○ユニバーサルデザインが目指す“こころ”のユニバーサルについて考えさせる。

<指導上の留意点>

○ユニバーサルデザインが身の回りの生活を変えていることに気づかせる。気づくことでつながる“こころ”の動きに注目させる。

(省略:ワークシート)

(省略:資料「ラップ箱の秘密」)

 

参考資料

授業を組み立てるときに役立つ関連資料

みやこユニバーサルデザイン刊行物

見つけたよ!京都のユニバーサルデザイン

 京都で見つけた題材をつかって,子ども向けにユニバーサルデザインを分かりやすく説明した冊子です。https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000005284.html

発行 京都市

わかりやすい印刷物のつくり方

 はじめからできる限りすべての人にわかりやすい印刷物などのつくり方を示したヒント集です。生徒にデザインを考えさせる上で参考になります。

http://www.city.kyoto.jp/hokenfukushi/20080324UDcohtml/top.html

発行 京都市

中学校学習指導要領 美術(平成20年3月告示)

第1 目標

 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して,美術の創造活動の喜びを味わい美術を愛好する心情を育てるとともに,感性を豊かにし,美術の基礎的な能力を伸ばし,美術文化についての理解を深め,豊かな情操を養う。

第2 各学年の目標及び内容

〔第1学年〕

1 目標

(1) 楽しく美術の活動に取り組み美術を愛好する心情を培い,心豊かな生活を創造していく意欲と態度を育てる。

(2) 対象を見つめ感じ取る力や想像力を高め,豊かに発想し構想する能力や形や色彩などによる表現の技能を身に付け,意図に応じて創意工夫し美しく表現する能力を育てる。

(3) 自然の造形や美術作品などについての基礎的な理解や見方を広げ,美術文化に対する関心を高め,よさや美しさなどを味わう鑑賞の能力を育てる。

2 内容

A 表現

(1) 感じ取ったことや考えたことなどを基に,絵や彫刻などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。

ア)対象を見つめ感じ取った形や色彩の特徴や美しさ,想像したことなどを基に主題を生み出すこと。

イ)主題などを基に,全体と部分との関係などを考えて創造的な構成を工夫し,心豊かに表現する構想を練ること。

(2) 伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。

ア)目的や条件などを基に,美的感覚を働かせて,構成や装飾を考え,表現の構想を練ること。

イ)他者の立場に立って,伝えたい内容について分かりやすさや美しさなどを考え,表現の構想を練ること。

ウ)用途や機能,使用する者の気持ち,材料などから美しさなどを考え,表現の構想を練ること。

(3) 発想や構想をしたことなどを基に表現する活動を通して,技能に関する次の事項を指導する。

ア)形や色彩などの表し方を身に付け,意図に応じて材料や用具の生かし方などを考え,創意工夫して表現すること。

イ)材料や用具の特性などから制作の順序などを考えながら,見通しをもって表現すること。

B 鑑賞

(1) 美術作品などのよさや美しさを感じ取り味わう活動を通して,鑑賞に関する次の事項を指導する。

ア)造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と表現の工夫,美と機能性の調和,生活における美術の働きなどを感じ取り,作品などに対する思いや考えを説明し合うなどして,対象の見方や感じ方を広げること。

イ)身近な地域や日本及び諸外国の美術の文化遺産などを鑑賞し,そのよさや美しさなどを感じ取り,美術文化に対する関心を高めること。

〔共通事項〕

(1) 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を指導する。

ア)形や色彩,材料,光などの性質や,それらがもたらす感情を理解すること。

イ)形や色彩の特徴などを基に,対象のイメージをとらえること。

〔第2学年及び第3学年〕

1 目標

(1) 主体的に美術の活動に取り組み美術を愛好する心情を深め,心豊かな生活を創造していく意欲と態度を高める。

(2) 対象を深く見つめ感じ取る力や想像力を一層高め,独創的・総合的な見方や考え方を培い,豊かに発想し構想する能力や自分の表現方法を創意工夫し,創造的に表現する能力を伸ばす。

(3) 自然の造形,美術作品や文化遺産などについての理解や見方を深め,心豊かに生きることと美術とのかかわりに関心をもち,よさや美しさなどを味わう鑑賞の能力を高める。

2 内容

A 表現

(1) 感じ取ったことや考えたことなどを基に,絵や彫刻などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。

ア)対象を深く見つめ感じ取ったこと,考えたこと,夢,想像や感情などの心の世界などを基に,主題を生み出すこと。

イ)主題などを基に想像力を働かせ,単純化や省略,強調,材料の組合せなどを考え,創造的な構成を工夫し,心豊かな表現の構想を練ること。

(2) 伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。

ア)目的や条件などを基に,美的感覚を働かせて形や色彩,図柄,材料,光などの組合せを簡潔にしたり総合化したりするなどして構成や装飾を考え,表現の構想を練ること。

イ)伝えたい内容を多くの人々に伝えるために,形や色彩などの効果を生かして分かりやすさや美しさなどを考え,表現の構想を練ること。

ウ)使用する者の気持ちや機能,夢や想像,造形的な美しさなどを総合的に考え,表現の構想を練ること。

(3) 発想や構想をしたことなどを基に表現する活動を通して,技能に関する次の事項を指導する。

ア)材料や用具の特性を生かし,自分の表現意図に合う新たな表現方法を工夫するなどして創造的に表現すること。

イ)材料や用具,表現方法の特性などから制作の順序などを総合的に考えながら,見通しをもって表現すること。

B 鑑賞

(1) 美術作品などのよさや美しさを感じ取り味わう活動を通して,鑑賞に関する次の事項を指導する。

ア)造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と創造的な表現の工夫,目的や機能との調和のとれた洗練された美しさなどを感じ取り見方を深め,作品などに対する自分の価値意識をもって批評し合うなどして,美意識を高め幅広く味わうこと。

イ)美術作品などに取り入れられている自然のよさや,自然や身近な環境の中に見られる造形的な美しさなどを感じ取り,安らぎや自然との共生などの視点から,生活を美しく豊かにする美術の働きについて理解すること。

ウ)日本の美術の概括的な変遷や作品の特質を調べたり,それらの作品を鑑賞したりして,日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深めるとともに,諸外国の美術や文化との相違と共通性に気付き,それぞれのよさや美しさなどを味わい,美術を通した国際理解を深め,美術文化の継承と創造への関心を高めること。

〔共通事項〕

(1) 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を指導する。

ア)形や色彩,材料,光などの性質や,それらがもたらす感情を理解すること。

イ)形や色彩の特徴などを基に,対象のイメージをとらえること。

以下,省略

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

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