わかりやすい印刷物のつくり方8
ページ番号179105
2021年11月5日
11 わかりやすい印刷物とは(まとめ)
わかりやすい印刷物とは?
・文字は12ポイント未満はできるだけ避けている(A4用紙の場合)。
・字体はゴシック体を基本とし,必要に応じて明朝体を使っている。
・全体のバランスを考えながら,適度な空白・空間をとっている。
・専門用語などを使う場合には,注釈を設けて説明している。
・表,グラフ,絵,写真などを積極的に使っている。
・形の違い・位置の違い・線種やハッチング(網掛け)の違いなどを併用し,色だけで情報を伝えないようにしている。
・どのような色覚の人にもなるべく見分けやすい配色を選ぶようにしている。
・いろいろな読者がいるということを意識してつくられている。
・その上で,目にやさしく,見て美しいデザインを追求している。
印刷物チェックシート
印刷物や原稿を,自己診断したり,仲間でチェックする際の参考にしてください。
- 印刷物の読者は誰か把握(認識)しているか
- 印刷物(情報伝達)の種類は適切か
- 文字の大きさは適切か
- 字体(見出し,本文)は適切か
- 文字の字間,行間,余白は適切か
- 読みやすい表現方法
- 文章は,正確に,わかりやすい表現としているか
- ふりがなや外国語へは対応しているか
- 強調文字や表,イラストが適切に使われているか
- カタカナ文字の多用を避けているか
- 色のコントラストがはっきりしているか
- 色弱者への配慮
- 色の使い方
- 彩度の低い(パステル調の)色同士の組合せを避けているか
- 彩度の高い色同士か,はっきりした色と彩度の低い(パステル調の)色を対比させているか
- 背景と文字にははっきりとした明度差(コントラスト)をつけているか
- 濃い赤ではなく朱色やオレンジ色を使っているか(濃い赤は黒やこげ茶と混同しやすい)
- 青みの強い緑を使っているか(暗い緑は赤や茶色と混同しやすい)
- 明るい黄色と白やクリーム色の組合せを避けているか(白内障では白やクリーム色と混同しやすい)
- 黒・青・緑などの背景に赤で書かれた文字の使用を避けているか(背景色が変えられない場合には,文字色を白・黄色・クリーム色などにする)
- グラフや図版
- 凡例をつけるだけでなく,図中にも直接説明を書き込んでいるか
- 色の塗り分けには,色だけでなくハッチング(網掛け)等を併用しているか
- 線は,実線,点線,破線など様々な線種と色とを組み合わせているか
- シンボルは同じ形で色だけ変えるのではなく,形を変えて色数を減らしているか
- 塗り分けの境目は,細い黒線や白抜きの輪郭線や境界線で強調しているか
- 色の使い方
- その他の配慮
- 拡大文字資料を用意したか
- 点字資料や音声版を作成したか
お問い合わせ先
保健福祉局保健福祉部保健福祉総務課
みやこユニバーサルデザイン推進担当
TEL 075-222-4161 FAX 075-251-2940
(障害保健福祉推進室内)