見つけたよ!京都のユニバーサルデザイン2
ページ番号5305
2021年11月5日
ユニバーサルデザインはどうして必要なの?
私もお友達やお父さんお母さんも,年を重ねていくといろんなことが変わってきます。目や耳の機能が低下して小さい文字が読めなくなったり,色々な音が聞きづらくなったりします。妊娠しているとき,子どもを抱えたりベビーカーを押しているときに,駅の階段を上がるのは苦しかったりします。けがをして松葉杖をついたり,車いすを使うようになることもあるかもしれません。いろんな人がいて,いつか自分もそうなることがあると,最初から考えていればみんなが快適に過ごせます。だからユニバーサルデザインは必要なのです。
お年寄り
足腰が弱くなり,ちょっとした段差につまづいたり,長距離を歩くことも苦手になります。また,ものが見えにくくなったり聞こえにくくなってきます。握力が弱まり,びんのふたが開けにくかったり,重い物が持てなくったりします。
子ども
高い位置の手すりやボタンは使いにくく,案内表示の位置が高いと見落としてしまいます。また,難しい漢字が理解できなかったり,重い扉が開けにくいことがあります。
車いすを使っている人
ちょっとした段差が越えられなかったり,急なスロープや長いスロープは,一人では移動できないことが多いです。また,高いところにある物が取れません。
視覚に障害のある人(目が見えなかったり見えにくい人)
白杖を使ったり盲導犬を連れて歩きますが,段差や路上に置かれた看板や自転車などの障害物は気づきにくいので危険です。また,スーパーでは缶詰の中身やカードの区別がつきません。
聴覚・言語に障害のある人(耳が聞こえなかったり聞こえにくい人)
後ろから声をかけられたり,車のクラクションに気づかないことがあります。聴覚の障害は,見た目からはわかりにくいので,他の人から誤解されることがあります。火事や地震などの緊急情報も,音声放送だけではわからず,逃げることができません。
発達に遅れやかたよりがある人
複雑な話やあいまいな言い方は理解しづらく,人にたずねたり自分の意見を言うのが苦手な人もいます。こころの病が原因で生活に支障のある人は,ストレスや疲れに弱い人が多いです。
妊娠している人,ベビーカーを押している人
妊娠している人は階段の上り下りが大変で,道路の段差も危険な場合があります。ベビーカーを押す人は階段が利用できなかったり,でこぼこした道も困ります。
けがや病気をしている人
松葉杖での移動は,荷物が持ちにくく,段差や横断歩道などではスムーズに歩けません。病気の人は見た目にはわからなくても,立っていることも大変な場合があります。
重い荷物やたくさんの荷物を持った人
ドアの開け閉めが大変です。また,せまい道路や駅の改札を通るのも大変です。
日本語がわからない人,観光や仕事で来た人
日本語が理解できない人には,日本の言葉だけで書かれた案内ではわかりません。はじめて観光や仕事で京都を訪れた人も,目的地への行き方がすぐにわからないことがあります。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
電話:075-222-4161
ファックス:075-251-2940