国際UD会議ご挨拶
ページ番号5014
2021年11月5日
ご挨拶
豊かさは、深く考えて、創造する、という私達が持つ能力がもたらす賜物です。不可能なことを克服し、より高い次元へと求め続けることが、豊かな社会を実現することにつながります。このことは、「国際ユニヴァーサルデザイン会議2006in京都」における、専門家による本会議、参加企業による展示、そして市民の皆様による共同提案に、その一端を見ることができます。京都は、1200年来の古都、山紫水明の豊かな自然を有する比類なき美しい街であり、世界にとってのあこがれです。この京都に、世界の人々をお招きし、京都の府民、関連企業、大学、そして非営利団体等の皆様が、手作りで作り上げたこの京都コーナーにお越しいただいたことは、何よりも光栄に存じます。
私達の今回の挑戦は、他に例を見ないこの古都の持つ伝統に培われた独自のライフスタイルと、まだまだ完全ではなく不十分な現代のユニバーサルデザインとを関連づける取組であるといえます。このコーナーにお越しいただいた方々や、この報告書をご覧下さった方々が何かを感じて頂き、そして、お持ち帰り頂き、あらゆる分野に、ユニバーサルデザインの息吹が広がればと願っています。
最後になりましたが、今回の会議に関わった京都委員会関係者各位、そしてIAUD事務局の方々に心より御礼を申し上げるとともに、ご提案頂いた数々の夢が現実になることを願っています。
国際ユニヴァーサルデザイン会議2006in京都
京都委員会委員長 モンテ・カセム
「さりげなく、大胆に-使い手と作り手の対話、実践そして実現」をテーマに2006年10月22日から26日まで開催した「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議2006 in 京都」(京都会議)は、当初の予想(13、000名)を上回る世界30ヶ国から延べ14、700名のご来場を賜り、お陰様で無事に成功裡に終えることができました。IAUD総裁であられます??仁親王殿下におかれましては、体調が万全でない折に開会式へのご出席並びにお言葉を賜り、関係者にとってその意義は大きく、成功への最初の一歩となりました。また、今回は日本の歴史、文化を代表する京都で開催させていただくにあたり、京都委員会を立ち上げ、カセム委員長はじめ関係者の皆様から多大なご尽力を賜りました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。京都委員会は一過性の運営組織ですが、培った成果は永遠です。IAUDとしては京都会議の理念と成果を次年度の活動に継承し、更なる飛躍を目指します。今後ともIAUDに対する皆様のご支援・ご鞭撻を何卒よろしくお願いいたします。
国際ユニヴァーサルデザイン協議会 (IAUD)
理事長 川口 光男
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