九条ねぎ
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2021年12月8日
九条ねぎ
来歴
和銅4年(771),稲荷神社が建立されたときに,現在の伏見区深草の地で,浪速(現大阪)由来の原種の栽培が始まったとされており,歴史は非常に古いものです。
平安朝前期承和年代(834~848)にすでに九条で栽培されていたという記録があります。
特徴
葉ねぎで,系統は細ねぎ(浅黄種:あさぎだね)と太ねぎ(黒種:くろだね)の二系あります。
前者は葉は細長く,葉色は淡緑色で根から葉の分岐点までが短い系統で,後者は,1m前後にまで伸長し,葉色は濃緑で茎が太く,根から葉の分岐点までが長くて耐寒性が強いことが特徴です。
栽培
市内産の野菜の中でも栽培面積の多い品目の一つで,市内各地において広く栽培されています。
また,太ねぎについては,秋に定植した苗を翌年の夏に一旦掘上げ,天日干しした後再度定植するため,播種から収穫に至るまで2年にまたがっており,栽培に手間と時間がかけられています。
こんな料理
鴨ねぎ,すき焼,みそ汁の具,ねぎ鍋
一口メモ
ねぎ鍋
濃いめに取っただし汁に薄口しょうゆとみりんで味を付け,はんぺん等を入れて,ねぎをさっと煮て食する。
お問い合わせ先
農林企画課 222-3351