もぎなす
ページ番号29291
2019年11月6日
もぎなす


来歴
天保年間に油引きの障子を利用した育苗法が開発され,現在の左京区聖護院では苗の栽培や,なすの促成栽培が盛んに行われていました。
そのような環境の中で,慶応,明治初年頃,在来なすの中に,早生で草丈の低い系統が出現,促成栽培用品種として栽培されるようになり,もぎなすが生まれたようです。
特徴
極早生系で,草丈低く,横枝が良く張り,結果数も多く,葉は小さくて茎も細く,果実は紫黒色。
普通の千両なすの幼少果実のへた周辺が着色していないのに対し,もぎなすは,へたの際まで着色しているのが特徴です。
栽培
栽培戸数2戸。“京都市特産そ菜保存圃を設置し,左京区一乗寺の農家に委託しています。
こんな料理
ごま和え,からし漬け,天ぷら,焼きなす,椀だね
一口メモ
ごまあえ(もぎなす)
- なすのへたを切り,極薄く皮を剥いて縦四つ切りにし,湯がいてざるに取り,冷します。
- 薄味のだし汁にしばらく浸しておき,軽く絞って,すりごま,薄口しょうゆ,だし汁で和え,粉山椒をふりかけます。
お問い合わせ先
農林企画課 222-3351