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衛生環境研究所:環境部門の紹介

ページ番号175157

2023年11月2日

京都市衛生環境研究所:環境部門

 京都市衛生環境研究所の環境部門は、主な担当分野を大気担当(常時監視),大気担当(大気分析)及び水質担当(水質分析)の3つに分けて業務を行っています。

大気担当(常時監視)

 現在私たちが吸っている空気は家庭、工場・事業場のボイラー、焼却炉等の燃焼施設や自動車等のさまざまなものから発生する汚染物質の影響を受けています。大気が著しく汚染された場合には、人の健康や生活環境に被害を与えるおそれがあります。

 大気担当(常時監視)では、大気汚染状況を常時監視し、高濃度時の注意報発令に必要な情報を行政機関へ提供し、光化学スモッグ注意報やPM2.5注意喚起情報報が発令・発出された際の周知・連絡業務を行っています。

 常時監視にあたっては、市内16か所に配置された大気汚染自動測定局からの測定データを収集・蓄積し統計処理等を行う「京都市環境情報処理システム」を運用し、測定機器を維持管理して正確な汚染状況の把握に努めています。

 大気汚染状況の測定結果については、環境施策を推進するうえで必要な情報を、環境省をはじめとする行政機関等に対し適宜提供しています。

  • 大気汚染状況の常時監視について

     京都市内16箇所の環境大気測定局において、窒素酸化物等による大気汚染の状況を常時監視しています。また、常時監視に伴う緊急時の対応として、光化学スモッグ注意報等の発令に関する関係部署への周知を行っています。

大気担当(大気分析)

 大気担当(大気分析)では、「大気汚染防止法」・「悪臭防止法」・「京都府環境を守り育てる条例」などの法令に基づき、事業場などから排出される悪臭物質や有害物質の分析などを行っています。

 さらに、大気中の人の健康を損なう恐れのある有害物質のモニタリング調査をはじめ、アスベストのモニタリング調査、酸性雨及び降下ばいじんに関する調査を行っています。

 これらの業務の他、環境省が実施している各種化学物質の環境中の残留状況などを把握するための化学物質環境実態調査(エコ調査)へも参加しています。

  • 酸性雨について

     京都市の酸性雨対策や酸性雨調査の詳細を記載しています。

水質担当(水質分析)

 私たちは、毎日の暮らしの中で、たくさんの水を使っています。使った水は、下水道を通り、きれいに処理され川へ流され、海に流れ込みます。海などから蒸発した水は、雲に変わり、雨や雪となってふたたび地上に戻ります。このように、水はさまざまな形に変化しながら、自然のなかを循環し、ふたたび私たちの暮らしにめぐってきます。

 通常、川や海に流れ込んだ汚れは、水中の微生物によって、少しずつきれいになります。しかし、たくさんの汚れが一度に流れ込むと、水をきれいにする微生物の働きが追いつかなくなり、水が浄化されず、水中の酸素が不足して魚などが死んでしまいます。

 水質担当(水質分析)では、工場・事業場排水、ゴルフ場排水、浄化槽放流水、河川水、河川底質、地下水、土壌などについて、BOD(生物化学的酸素要求量)、pH、重金属、農薬などの理化学検査を行っています。また、河川水については、環境ホルモン調査や、河川事故の原因物質の調査も行います。

 さらに、国からの委託を受け、酸性雨が池沼水に与える影響について、沢の池での調査を行っています。

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室衛生環境研究所

電話:075-606-2676

ファックス:075-606-2671

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