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我が学区の身近な歴史舞台再発見/暮らしに広がる文化(まちの老舗)

ページ番号29808

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2013年5月21日

 上京区には、芸術にまで昇華された伝統文化などが数多く継承されています。同時に、日々の暮らしの中で受け継がれている文化も数多くあります。地域のみなさんの暮らしに支えられた、幅広い文化の裾野の中でこそ、洗練されたものが育っていくのでしょう。今回は聚楽学区と出水学区を紹介いたします。

聚楽学区

 NHKの朝の連続ドラマ小説「あすか」の舞台にもなった京菓子の老舗をご紹介します。ドラマ終了後6年が経ちますが、付近では今も「『あすか』のお店はどこですか」と尋ねられる光景を見かけます。

 黒門通中立売上るにあるこの老舗は、明治15年(1882年)の創業で、今も当時をしのばせる佇まいで多くのファンの方々を迎えています。「西陣のお店で働く丁稚(でっち)さんたちが、薮入(やぶいり 盆休みや正月休み)の時、実家へのお土産にと、よく買うてくれはりました」とご主人は振り返られます。また、地方から多くの職人さんたちが修行にこられ、「京菓子」の魅力・素晴らしさを、地方へ持ち帰っておられます。

 我が学区は、聚楽第の一角に位置し、早くから町人・職人の町として発展してまいりましたが、今も学区の敬老会などの行事で和菓子といえばこの老舗を使われているなど、多くの老舗が地域の方々の日常生活に溶け込んでいるようです。

出水学区

 出水学区の地域の老舗を中心とした2つの「暮らしに広がる文化」を紹介します。

 まずは今から200年近く前の文政年間創業の油屋(下立売通智恵光院西入)を紹介します。店の構えは安政2年(1855年)、内部は創業当時のままで、現在も職住一体の形で油屋を営まれています。昨年、景観重要建造物の指定を受けられましたが、店の前の水車のある庭には小川が流れ、錦鯉がゆったりと泳ぎ、道行く人の心を和らげています。

 次は日暮通椹木町角にある造り酒屋です。京都洛中で現在営まれている唯一の造り酒屋で、建物の入口に大きな杉玉が下がり、椹木町通の角に切り妻屋根の蔵が見えます。創業明治26年(1893年)、元は油屋でしたが、「神様に供えるものを造りたい」と酒蔵を開かれました。創業当時には洛中でも131の酒蔵がありましたが、現在ではここ1軒が残るのみとなりました。この老舗はかつて聚楽第があった地域にあり、千利休も茶の湯に使用したといわれる地下水を現在も使用されています。ちなみに現在活躍中の俳優、佐々木蔵之介さんのご実家です。

 

<市民しんぶん上京区版平成19年2月15日号に掲載>

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