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伝統的構法による木造建築物について(京町家できること集)

ページ番号161706

2022年1月18日

 京町家をはじめとする伝統的構法による木造建築物は,今なお京都市内に多く存在しており,京都らしい魅力的な都市空間を構成するための重要な要素となっています。その魅力的な都市空間を受け継ぐためには,既存の京町家が保存・活用され,伝統的構法が継承されることが欠かせないと考えています。

 ここでは,法令に則った改修方法や手続の解説書である「京町家できること集」及び京町家の構造計算の事例として「伝統的構法による木造建築物の新築に係る構造計算事例」を紹介しています。所有者,設計者,施工者など幅広い方々に御活用いただき,京町家の保存・活用及び伝統的構法の継承の一助となれば幸いです。

京町家できること集

1 目的

 今ある京町家を“建築基準法に則ってここまで保存・活用することができる”ということや,建築基準法の取扱いで判断に迷う部分を分かりやすくまとめ,現行の建築基準法に基づいて行うことができる適切な改修方法や手続を解説し,京町家の保存・活用が円滑かつ適切に行えることを目的として「京町家できること集」を作成しました。

2 構成

第1部 できること編

 京町家の所有者,設計者,施工者を対象に,現行の建築基準法の下で可能な改修方法等の概要を,図解入りで分かりやすく紹介しています。

・ 現行基準の適用を受けずにできる京町家の意匠を活かした屋根,外壁などの修繕方法や外壁,軒裏の外観の整備方法等

・ 現行基準の適用を受ける大規模の修繕,模様替,用途変更などの行為について,適合しなければならない規定等

第2部 解説編

 主として設計者や工務店の方を対象に,建築基準法上の手続や規定,増築や用途変更などの建築行為において適用される条文について解説しています。また,用途変更を行うことにより適用される規定について,1旅館,2老人福祉施設,3飲食店,4寄宿舎,5住宅又は事務所の例を挙げて解説しています。

第3部 資料編

 京町家の保存・活用に携わる技術者の方々が取り組まれた成果の一部を紹介しています。

3 「法適用除外制度」の紹介

 京都市では,建築基準法の下では困難であった建築行為を可能にするため,建築基準法を適用除外する京都市独自のルールである「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(法適用除外制度)」を制定しています。

 京町家できること集では,京町家の改修内容に応じて,法適用除外制度を活用するメリット・デメリットを紹介しているので,ぜひ活用を御検討ください。

京町家の改修手法

 ※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

京町家できること集

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<更新履歴>

令和4年1月12日  移転の記載について,内容を補足しました。(P27)

伝統的構法による木造建築物の新築に係る構造計算事例

 伝統的構法を用いた京町家の設計にあたって参考となる,現行の建築基準法に適合する構造計算の事例を紹介しています。

 なお,本事例は,伝統的構法の木造建築物において一般的に行われている設計手法に比べ,精算した詳細な設計手法です。

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