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感染症(人権課題)

ページ番号314542

2024年2月19日

感染症

  • 感染症に対する知識や理解の不足から、社会生活の様々な場面で、差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。感染症についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、性的接触に留意すれば、日常生活で感染する可能性はほとんどありません。治療法の進歩により、仮にHIVに感染したとしても、早期発見及び早期治療を適切に行うことで、エイズの発症を予防し、他人への感染リスクも大きく低下させることができます。また、肝炎は、その多くがB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに起因するもので、主に血液や体液を介して感染します。感染を予防するためには、血液や体液が付いた器具を共用しないこと、血液や体液が傷や粘膜に直接触れるのを防ぐことが重要であり、そのほかに普段の生活の中で感染することはありません。しかし、これらの正確な情報が十分に理解されていない結果として、偏見や差別に苦しんでいる感染者や患者、その家族等も少なくありません。

 さらに、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種については、様々な事情で接種を受けることができない人、受けることに注意が必要な人がいますので、それぞれの事情に配慮した感染対策を考え、接種を受けていないことのみを理由とした差別的取扱い(未接種が一目で分かるような指示をする、接種を拒否した人の契約を打ち切る、実習等に参加させないなど)をしないようにする必要があります。
 また、マスクについては、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断が基本とされていますので、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、配慮が必要です。政府は、感染症に関連する偏見や差別をなくすため、感染症についての正しい知識の普及啓発が行われています。

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電話:075-222-3096

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