大震災から「いのちを守る授業」を実施しました！！

　上京消防署及び上京消防団では，「3．11」（東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震の発生日）から間もなく9年が経過するのを前に，2月25日（火曜日），京都市立西陣中央小学校6年生を対象に，昨年に引き続き，地震への備えをメインテーマとして，大震災から「いのちを守る授業」を実施しました。
　初めに，地震の揺れの中で身を守ることの難しさを実感するために，起震車の体験を行いました。次に，震災時の初期消火の有効性に鑑み，訓練用消火器の使用を体験しました。その後，身近な物品を使用した応急手当として，レジ袋による「吊り三角巾」について学習しました。内容については，様々な要望を踏まえて，一部について，昨年と変更しました。

　各体験が終了した後，講義として，地震発生時に身を守る方法や消防団の役割，長期化する避難生活への備え等について，事前学習を終えた児童が発表を行い，その内容をベースとして，自助・共助・公助の観点から，講義を行いました。

　授業を終えた児童からは，「この授業で学んだことをしっかりと実践していきたいです」とのコメントが聞かれました。今後は，この授業で得た知識と技術について，実践するとともに，家族や友人等，関係する方々へしっかりと伝えていってほしいと思います。