夏の文化財防火運動 ～解体修理中の本隆寺において文化財・防火研修会を実施！～

　上京消防署では，夏の文化財防火運動の一環として，7月18日，本隆寺（住職：上田日献）において，文化財・防火研修会を開催しました。

　研修会には，本隆寺職員，同寺塔頭（8ヵ寺），現場作業員，京都府文化財保護課職員，そして上京消防署員，上京消防団（西陣分団）員が参加しました。

　現在工事中である本隆寺において，今年4月にパリ・ノートルダム寺院で発生した火災を踏まえ，「文化財から火災を起こさない」を参加者全員で確認しました。

　防火の研修では，上京消防署員から火災発生時の初動対応（通報や初期消火要領など）を，文化財研修では，京都府文化財保護課職員から本隆寺の解体修理や保存技術などについて解説されました。

　この文化財・防火研修会によって，地域等と連携し文化財を守る重要性の確認をするとともに，文化財防火についての意識の高揚を図ることができました。