文化財防火運動　～大本山相国寺において文化財防火研修会を行いました～

　1月23日（木曜日），臨済宗相国寺派　大本山　相国寺において，上京区内の特定文化財対象物関係者と近隣の園児を対象に文化財防火研修会を開催しました。この防火研修会は，昨年，世界文化遺産であるフランスパリ市のノートルダム大聖堂や沖縄県首里城で火災が発生したことから，事業所における災害発生時の対応力向上や文化財愛護意識の高揚を図ることを目的として実施したものです。

　今回の研修は，自衛消防隊の活動を見学してもらうことで，活動への理解を深めていただくという上京消防署では初めての取組です。

　当日は，時折小雨が降る天候にもかかわらず，特定文化財対象物を保有する10事業所13名と京都市立京極幼稚園の園児30名，職員7名の皆さんに参加いただきました。

　合同消防訓練の見学，同寺の矢野教学部長による法堂（重要文化財）についての講話，上京消防署員による火災発生時における初動活動や文化財の防災施設の研修及び消防車両の見学を行いました。