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山鉾の魅力細見 -白楽天山-

ページ番号11938

2013年3月22日

各国の懸装品の競演 重文級の前掛を飾る山

 

 前掛のタペストリーは滋賀県大津祭の2つの山のものと元は1枚の作品だったもので、鯉山等と同じトロイ戦争の1場面を表した16世紀ベルギー製です。他にもフランスで18世紀に製作されたゴブラン織の見送「水辺の会話」や、山鹿清華作の見送「北京万寿山図」手織綿など、各国自慢の織物の競演が楽しめます。

 

白楽天山の由来は、山鉾の魅力細見・山鉾由来記のページをご覧ください。

 

全景の写真

真松は説話にちなんで山の中で一番高い。前掛に使われているタペストリーは16世紀ベルギー製、ギリシャ史話トロイ落城の一場面を織り表している

 

 

御神体の写真

御神体の白楽天と道林禅師。左の白楽天は小袖に差貫、白い浄衣を着用。小袖に紫の法衣をまとった右の道林禅師は、右手に房付の払子を持っている

北京万寿山図の写真

現在巡行に使用される見送は、昭和28年に製作された染織作家山鹿清華の『北京万寿山図』手織錦である。万寿山は北京の西北にある清朝の離宮

『水辺の会話』の写真

現在巡行に使用される見送は、画家ユエの下絵により18世紀フランスで製作されたタペストリー『水辺の会話』である。昭和53年に購入された

右胴掛『女狩人』の写真

胴掛右は18世紀ベルギー製のタペストリー『女狩人』を近年から使用

 

 

水引の写真1
水引の写真2

旧水引は明治5年購入の孔雀や鳳凰、鶴などを精巧に刺繍したもの。現在はフランスより輸入のタペストリーを使用

お問い合わせ先

京都市 下京区役所地域力推進室企画担当

電話:075-371-7164

ファックス:075-351-4439