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京都市下京区

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山鉾の魅力細見 -芦刈山-

ページ番号11901

2013年3月22日

重要文化財の古衣装など貴重な染織品を蔵する山

 

 戦国時代の天文6年(1537)康運作の墨書銘のある御神体やその御神体衣装として、山鉾最古の重要文化財指定のものをはじめ、古衣装や旧の前掛、胴掛、見送など貴重な染織品を多く所蔵していることで有名です。現在は戦後の日本画で新境地を確立した山口華楊の前掛と見送、豊臣秀吉の陣羽織の図柄を復元した胴掛など、現代の懸装品(けそうひん)を楽しむことのできる山です。

 

芦刈山の由来は、山鉾の魅力細見・山鉾由来記のページをご覧ください。

 

巡行風景の写真

巡行風景

 

 

綴錦見送の写真

西洋画の構築性や立体感を取り込み、動物を暖かく凝視して描く日本画家、山口華楊画の綴錦見送『鶴図』。見送としての効果を考え抜いた高い意匠美

御供車の写真

必要な荷を積み巡行に同行する『御供車』と二装胴掛『龍文中国刺繍』

欄縁の写真

『彫金飛雁』の欄縁は、明治36年川辺華挙下絵、藤原観教作の名品

前掛の写真

昭和61年新調の前掛、山口華楊原画『凝視』。現代動物画の粋が堪能できる

二装見送の写真

『中国風景唐子遊図綴錦』二装見送。他に総刺繍の『花鳥図』見送も蔵す

御神体の写真

謡曲『芦刈』から取材した老翁の御神体。わびしさを感じさせる風貌

 

 

綾地締切蝶牡丹片身替小袖の写真

山鉾最古の御神体衣装、安土桃山時代の天正の銘がある重要文化財指定『綾地締切蝶牡丹片身替小袖』。当時の遺品は少ないので大変貴重な小袖である

胴掛の写真

豊臣秀吉着用の陣羽織を参考に新調された『豊公獅噛鳥獣文綴錦』胴掛

繻珍獅子蜀江文小袖の写真

18世紀作の御神体衣装『繻珍獅子蜀江文小袖』。背縫の裾がぶっさきに

康運作の頭の写真

鎌倉時代の大仏師運慶の子孫、康運作の頭。眉や口髭は抜け落ちている

頭裏の墨書銘の写真

『天文六年酉年六月七条仏師運慶玄孫式部卿法印康運作』頭裏の墨書銘

文箱(くじ箱)の写真

くじ改めの場へ、巡行順が記されたくじを入れ持参する文箱(くじ箱)

蒔絵の文箱の写真

くじを入れる蒔絵の文箱も、各山鉾町が競い合う品の1つである

お問い合わせ先

京都市 下京区役所地域力推進室企画担当

電話:075-371-7164

ファックス:075-351-4439