山鉾の魅力細見 -郭巨山-
ページ番号11878
2013年3月22日
中国史話に題材を得る 屋根と乳隠しが唯一ある山
乳隠(ちがく)しと日覆障子の屋根に特徴のある山です。他の山鉾は乳隠しを精巧に仕上げて欄縁に昇格させたのに対し、この山だけは鮮やかな乳隠しを残してその上に欄縁を飾るという独自の美意識を見せています。日覆障子は寛政(江戸後期)の頃から用いられ、遠目にも他の山と区別がつきます。上村松篁下絵の胴掛をはじめ、懸装品(けそうひん)の新調製作に意欲的な山でもあります。
郭巨山の由来は、山鉾の魅力細見・山鉾由来記のページをご覧ください。
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