スマートフォン表示用の情報をスキップ

医療的ケア児の支援について

ページ番号289963

2022年12月20日

医療的ケア児について

 「医療的ケア児」とは、医学の進歩を背景として、NICU等に長期入院した後、退院後も引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のことです。 

 本市では、医療的ケア児やその家族への支援に向けて、医療、保健、福祉、教育等の各場面において、受入体制の拡充や日常生活における支援等に取り組んでおります。

医療的ケア児を支援する本市の取組

1.受入体制の拡充など(事業者向けなど)

(1) 保育施設

・ 医療的ケア児保育支援事業
  保育施設等において医療的ケア児の受入を可能とするため、看護師等の配置に係る費用の一部を助成する等、体制を整備しています。
  なお、保育施設の利用を希望される場合は、お住まいの地域の区役所・支所子どもはぐくみ室子育て推進担当に、必要書類をご提出ください。


・ 
民間保育施設等に対する喀痰吸引等研修受講支援事業
  職員が、在園児童に対し喀痰吸引等を行うため、3号研修受講に係る経費の一部を助成しています。

(2) 私立幼稚園・学童クラブ事業等

・ 医療的ケア児の受入支援の充実事業
  医療的ケア児を受け入れる私立幼稚園・学童クラブ等に対して、児童の症状や医療行為が必要な時間に合わせた看護師の配置等に係る費用を助成しています。

(3) 市立学校・幼稚園

・ 市立学校・幼稚園への看護師及び医療的ケア(自立活動)担当教員の配置
  医療的ケア児が在籍する市立学校・幼稚園に看護師を配置するとともに、総合支援学校には、医療的ケアの安全な実施のための指導や支援等を通じて、児童生徒の学びや育ちの充実に取り組む、医療的ケア(自立活動)担当教員を配置しています。

(4) 障害福祉サービス事業者等

・ 医療的ケア児者等短期入所受入体制強化事業
  短期入所事業所において、医療的ケア児者等の受入れを行った場合に診療報酬と障害福祉サービス報酬の差額相当を助成しています。

・ 重症心身障害児放課後等デイサービス事業運営補助事業詳細
  主に重症心身障害児を通わせる放課後等デイサービスに対して、重症心身障害児の受入れ実績に応じて助成を行っています。

・ 障害福祉サービス事業者、
児童通所支援事業者に対する喀痰吸引等研修受講支援事業(詳細1詳細2
  職員等に喀痰吸引等研修(第3号研修)を受講させる場合、経費の一部を助成しています。

・ 医療的ケア児等コーディネーター養成研修等
  医療的ケア児への支援を総合調整するコーディネーター等を養成するための研修を、府市協調により実施しています。

 

2.日常生活における支援など

・ 放課後支援・通学支援(ほほえみネット)(詳細
  余暇活動や社会参加等を目的とした外出への介助を行います。

・ 重度障害者入院時支援員派遣事業(詳細
  重度障害者が入院した際、本人の障害特性を十分に理解している支援員(ヘルパー等)が、本人と医療スタッフの間でコミュニケーション支援や介護方法の伝達等を行います。

・ 重度障害者緊急時介護人派遣事業(詳細
  急に家族が介護できなくなった等により急遽介護が必要となった場合や、既存サービスの利用が間に合わない場合等の緊急時に、介護人を派遣し、介護給付費等の利用手続きができるまでに必要な在宅介護を行います。

・ 在宅人工呼吸器使用難病患者支援事業(詳細
 
 在宅で人工呼吸器を装着していることについて特別の配慮を必要とする難病の患者に対して、診療報酬で定められた回数を超える訪問看護を実施します。

・ 重症難病患者一時入院事業(詳細
  在宅療養の継続が一時的に困難な状況にある難病患者が一時入院を必要とする場合に、円滑に適切な医療機関に入院できるよう入院受入体制を整備します。

・ 在宅難病患者等療養生活用機器貸出事業(詳細
  在宅で療養する難病患者・家族等に、意思伝達装置等の機器を、購入前の試用や練習用として貸出します。

・ 医療的ケアが必要な児童生徒の通学支援事業詳細
  
医療的ケアが必要なため、スクールバスに乗車して通学することが困難な総合支援学校の児童生徒を対象とした、送迎に係る保護者負担を軽減するための制度です。看護師同乗の福祉タクシー等による自宅-学校間の送迎を公費負担(回数上限あり)します。

3.その他の支援制度

・ 小児慢性特定疾病児童等自立支援事業(詳細
  慢性的な疾病にかかっていることにより、長期にわたり療養を必要とする児童等の自立と成長支援を図るため、小児慢性特定疾病児童等とその御家族からの御相談に応じ、必要な情報の提供を行うとともに、関係機関との連絡調整等を行います。
  各区役所・支所子どもはぐくみ室(子育て相談担当)及び京北出張所(保健福祉第二担当)では、学区ごとに小児慢性特定疾病児童等自立支援員を配置しています。

・ 在宅心身障害児(者)療育支援事業(詳細
  日常生活の場において状況に応じた援助が受けられるよう、専門スタッフが訪問により、家庭における療育支援や保育所等の施設職員への療育技術の指導を行います。

京都府医療的ケア児等支援センター「ことのわ」

 京都府において、医療的ケアのある子どもとその家族の相談に応じるとともに、地域で安心して生活できるよう関係機関の連携を進めるため、「京都府医療的ケア児等支援センター」(愛称:ことのわ)を令和4年4月25日に開設しました。

その他参考情報

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課

電話:075-746-7625

ファックス:075-251-1133

フッターナビゲーション