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第7回「京都市道徳教育振興市民会議」概要

ページ番号6482

2008年2月12日

日  時 平成14年7月5日(金) 14:00 ~ 16:00

場  所 京都市子育て支援総合センターこどもみらい館 第2研修室

出席者

【委 員】
牛尾 誠三  京都市立中学校道徳研究会会長・京都柳池中学校長
小野山正彦  京都新聞社論説委員長
皆藤  章  京都大学大学院教育学研究科助教授 【副座長】
梶 寿美子  市民公募委員
小寺 正一  京都教育大学副学長 【座長】
高田 道弘  市民公募委員
中井 隆栄  (社)京都青年会議所理事長
中野 悦子  平成12年度京都市中学校PTA連絡協議会副会長
橋本三千代  市民公募委員
藤本奈々子  平成12年度京都市小学校PTA連絡協議会副会長
正木 隆之  人づくり21世紀委員会副幹事長
         (財)京都ユースホステル協会事務局長
迫田 敏暉  京都市教育委員会教育次長

【専門員】
村田 喬子  京都市立永松記念教育センター研究課主任研究員

【教育委員会事務局】
生田義久指導部担当部長,向井宣生指導部担当部長,森田正和学校指導課長,宮本昌昭学校指導課担当課長

1報告「京都市における家庭教育の現状と課題」
 岩淵信明統括首席社会教育主事より,「京都市における家庭教育の現状と課題」についての報告及び意見交換が行われた。

・ PTAをやってきた反省だが,家庭教育学級も,年に3回しているものの,消化することだけに止まっている。何故開催されているかということを,保護者の端々まで伝え切れていない。

・ 私の地域では,週休2日になったが,子どもも地域も何をするのかの迷いもあり,十分なことはできていない。ただ,休みが増えただけで,地域の活動も十分でなく,当初の意図を活かしきれていない。

・ 土日を有効に使うためには,大人の力は必要だが,PTAも含めて,なかなか動きにくい現状がある。

・子育てというテーマで色々な事業をしていただくのもいいが,「子育て」という名前だけでなく,どんな子ども達に育てたいかというビジョンを出すことが大切ではないか。21世紀をどういう社会にしたいかということを考えねばならない。そのことをこの会議で打ち出していくべきではないか。

・ 自分の地域には地蔵盆という地域に良い風習があって,結びつきが強い。もっと,学校から地域に,こういう場を通しての子育ての情報も発信して欲しい。そうすれば,子どものいない親や地域からも子どもに関われるようになる。

・ 学校だけの取組から,保護者だけでなく,地域の方も巻き込んだ形になりつつある。子どものいない家庭にも,学校便りを通すなどして,情報発信を行っている。学校を開いて,子どもから地域に学びに出かけたり,逆に地域から子どもに教えたりもしている。子どもの学びの場は,学校だけでなく地域に広がっている。教育改革の中で,家庭や地域で子どもを育てていく「機運」はできつつある。

・ 今後の家庭教育支援の充実についての懇談会の趣旨も家庭だけでなく,地域社会も視野に入れた形となっている。

2 意見交換

(1)河合名誉座長による「心のノート」を使った授業について
(2)「道徳教育1万人市民アンケート」について
(3)提言内容について・ 最後に,児童一人一人が自分で考えた挨拶をしている姿を見て感動した。

・ 子どもが先生の聞いたことに対して,さっと答えていたことに驚いた。充実した道徳の授業を日頃から受けている学校の生徒は,このように自分の考えを述べられるのかと感じた。

・ 意識調査と同時に,市民の方に啓発的な意味合いもあるので,できるだけ多くの人にアンケートを見せるようにすべきだ。

・ いろいろな方の意見をいただきたいので,できるだけ多くの人にアンケートに参加していただきたい。

・ 総括的なものにするのではなく,焦点を絞り,提言の柱となるものを考えたい。

・ 新聞のコラム等に,「共に生きるための知恵が道徳だ」と書かれているが,キーワードとして,使っていってはどうか。

・ この会議の発足の経緯からも,「京都らしさ」を提言の中に取り入れたい。「観光で京都を訪れた人に対して親切にすること」への設問もあるので,そこらを取り入れて考えていってはどうか。・ 伝統とか地域性とかをキーワードに考えていきたい。

・ 障害を持つ人も含めて自立するために必要なことを視野にいれたい。

・ 意識と行動のギャップが分かるアンケート結果も,もちろん基盤となるだろう。建前ではなく,本音の道徳教育を行う提言にせねばならない。どういう人間に育てていきたいかという人間としての道徳教育が必要だ。

・ 学校を訪れた時に,子どもより大人の方が挨拶できていなかった。体で覚えていないとできないものだから,行動に移すための提言にしたい。

・ 大人の道徳教育が大切になるだろう。現実に大人が実行できているかが,今の問題だ。大人に向けた提言も必要であろう。

・ 大人にどう訴えかけていくかが大切だ。皆がなるほどと納得できる,共有できるものを打ち出したい。

・ 中学校でも,家庭教育学級にはなかなか保護者が来てくれない。当日,電話して呼び集めているのが現実だった。ところが,新教育課程について家庭教育学級や休日参観で扱うとなったら,ほとんどの保護者が参加して,私が話すことのメモもよく取っていた。学力に関わることとなれば,非常に高い関心を持ち,参加してくれる。

・ 勉強のように,自分の子どもに直接関わることとなれば,保護者は興味を持つが,家庭教育や道徳的なことになると参加が少なくなる。

3 その他今後の活動内容等 

 次回会議については,9月17日(火)午後に開催されることとなった。

 

 

 

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お問い合わせ先

京都市 教育委員会事務局指導部学校指導課

電話:075-222-3815

ファックス:075-231-3117