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第6回「京都市道徳教育振興市民会議」概要

ページ番号6473

2008年2月12日

日  時 平成14年5月24日(金) 10:00 ~ 12:00

場  所 京都市生涯学習総合センター 第3会議室

出席者

【委 員】
小野山正彦  京都新聞社論説委員長
皆藤  章  京都大学大学院教育学研究科助教授 【副座長】
梶 寿美子  市民公募委員
小寺 正一  京都教育大学副学長 【座長】
高田 道弘  市民公募委員
中井 隆栄  (社)京都青年会議所理事長
中野 悦子  平成12年度京都市中学校PTA連絡協議会副会長
橋本三千代  市民公募委員
藤本奈々子  平成12年度京都市小学校PTA連絡協議会副会長
正木 隆之  人づくり21世紀委員会副幹事長
         (財)京都ユースホステル協会事務局長
迫田 敏暉  京都市教育委員会教育次長

【専門員】
村田 喬子  京都市立永松記念教育センター研究課主任研究員

【教育委員会事務局】
生田義久指導部担当部長,向井宣生指導部担当部長,森田正和学校指導課長,宮本昌昭学校指導課担当課長

1意見交換

(1)14年度の日程について
(2)道徳教育市民アンケートの実施について
(3)提言の方向・内容について

・ 回収数については,できるだけ多くの市民の声を聞きたいため,1万枚を目標に集めたい。

・大学生にも,もっと呼びかけるべきだ。

・コンソシアーム京都にも依頼して増やしていく。成人の部分では,人づくり21世紀委員会の幅広い団体のご協力をあおいでいく。

・子どもがいる親から意見を伺っていただくように努力していただきたい。

・クロス集計等の統計処理上のスキルや,データの正確性を期すため,専門業者にも依頼する。

・市民にも広く考えてもらうため,アンケート調査自体を行っていることをPRすることが必要だ。・ 意識と行動の両面を把握したい。日常目にするような具体的な内容についての質問を考えたい。

・前回,要望した性の問題についても文章にする苦しさは感じられるが,入れていただいたのはありがたい。

・高校生には,児童・生徒用の質問では性の問題は微妙かもしれない。

・小学校5・6年生にこの質問のニュアンスは分かるのだろうか。

・非常に具体的なことを聞いているのはいいが,大事なことが抜けているのが怖い。

・「国を愛すること」についても,作業部会で議論の末,こういう形で入れた。

・髪の毛を染める問題についての設問だが,髪の毛が黒でないといけない校則のことをきいているのか。黒以外の髪の毛の人にはつらい話だ。

・髪の毛を染めることについて,聞いているので,校則ということではない。

・私は,昨日,アンケートを試したが,最後の特設項目が抽象的だ。例えば,本が好きとか具体的な項目は入れられないか。

・意識と行動を分けているが,子どもはすぐ「正解」を見付けるので,抵抗のないように,無記名にしていただきたい。

・サンプルの問題だが,小学校5年生以上としているが,もう少し低学年までとって,素直な時期の意識も聞くべきだ。

・名前を書く問題だが,実際するときには,作業部会で考えた説明や注意書きの書いたフェイスシートを付け,その中に無記名で行うことも入れる。

・「傷つけて飛べない小鳥を見たとき,助けますか。」についてだが,動物愛護の意図が少しずれているのではないか。

・確かに少しずれているところはあるが,広い意味での生命尊重を聞きたい意図もあるので,理解していただきたい。

・生命尊重について,今の時代に聞くことは大事なことだと思う。

・生命尊重の問題については,具体的なことを聞こうとすればするほど,本来の意図を伝えることが難しくなる。

・お年寄りを大切にすることも,これと関わって聞いていただきたい。

・生命尊重についてだが,自分の命を大切にすることについて聞けないか。「自殺しようと思ったことがありますか。」とか。

・私は,小学校5・6年生のころに,人と違う自分を感じ,「死にたい」と思った。小さいころでも感じることだと思う。

・「死にたい」ということには,答える側の幅がありすぎるので,集団では聞きにくい。個別では聞けるし,もちろん会議でも考える必要のある事柄だが。

・「夢や希望を持つことについてどう思いますか。」についてだが,量のことを答えるのは難しいと感じる。

・今回の案で,苦心の跡は伺える。ただ,行動の方の回答欄が,概念的に分かりにくい。親切に書きすぎて,分かりにくい設問もあるので,それも含めて表現を考えていただきたい。

・今の回答の5段階のところは,もっとも苦労したところだ。例えば,「必ず」「絶対」というのは,意識のところでは間違いになるし,文章でイメージさせるというのは難しい。

・伝統文化を大切にするのも大切な設問だが,ボランティア活動といった現代の問題について聞いてほしい。社会貢献について聞いていることころが無いのは残念だ。

・伝統文化に関連してだが,「昔の遊びを伝えること」の設問は,小学生には答えにくいのではないか。

・自由記述欄を最後に設けるべきだ。できるだけ多くの市民の方に参加頂きたいという声もありますので,市民の方への広報もポスター等で行うべきだ。

・対象だが,どうするのか。こちらから,呼びかけをするのか。参加希望のある人に答えられるようにするのか。

・両面とも行う。こちらから依頼し,希望する方にも対応できるように,市内のいろいろな施設にアンケートを設置する予定だ。

・今日の議論で方向性は確認できたので,これをもとに,作業部会で最後の詰めを行いたい。

・提言作成について,個人的な原案として述べるので,これをどんどん膨らませていただき,時には反論していただいて,大きな枠を作っていただきたい。まず,方向やベースについてだが,アンケート内容を使うことで実証的な内容としたい。市民レベルの会議なので,行動提起を具体的に行なうものとしたいし,また,押し付けるものではなく,市民みんなで共に考えていきましょうという内容がいいのではないか。
皆がお互い話し合って相互に認め合う道徳教育とこれだけはお互いが基盤として共有すべきだという決まった道徳教育とのうまい組み合わせを考える「しなやかな道徳教育」を進める内容がいい。
 道徳というもののとらえ方だが,社会の一員として,皆が豊かに暮らしていくための支えとなるものとしてとらえ,守るためには一人一人の意識にゆだねられているので,押し付けるのは良くないのではないか。一人一人の質を上げていくために非常に有効なものだ。そういうことで,若い人にも理解していただくアピールを出すことが必要ではないか。道徳のとらえ方を提言として出したい。
  最終的には,道徳教育のための提言になるので,2段構えが必要になるのではないか。今の理念的な道徳に具体性を持たせることが大切だ。例えば,責任感とかを提言していかねばならないが,アンケート調査をもとに具体性を出さねばならないし,示し方として,硬いこと強制的なことはしないが,お互いが守るべきものは守る「しなやか度をはっきりとさせたい」。
  社会の変化にきちっと対応できる力が備わるのではないか。地域との関わり,新しいものを作り,古いものをできるだけ尊重するバランスが考えられる。
  2番目として,そういうものを育てていくために,大人として,若い人に目指すべき方向だけははっきりと提案したい。あれしろこれしろという形ではなく,こういうことを期待しているという形がいいのではないか。
人と人のかかわりを強めていくことが必要になろう。これまで,頭ばっかりで考えていた道徳教育を体験に結び付けたい。
  この2段構えで行うことで,多様性を認めていいもの,これだけは,共有すべきものを示すことになるが,そのバランスが難しいが,道徳教育振興市民会議として,この2つを示すべきではないか。

・人づくり21世紀委員会といった市民組織にアピールしていくといったことも必要だ。

・あまり,ボリュームがありすぎると読まない。関係ある人だけに配るだけではだめだ。

・広げられるもととなるものを先に作るほうが大事だ。もちろん,広報することは前提になるのだが。

・こういう実践をしていくと示すことを,若い人や大人に向けて発信していくことになる。

・提言の発信方法についてはもちろんオフィシャルなものも必要だが,市民に向けての方法は委員からいろいろな意見を出して考えるべきだ。

・いろいろなことを網羅しようとすればするほど,従来と何も変わらなく,大事なものを書けなくなる。現代の道徳教育にとって大事なものに集中して,シンプルに書いていけばいいのではないか。

・外務省の判断が問題となっている今,市民に向けて提言することも大事だが,それをリードする教師や行政や大人に向けて,またその関係についても提言したい。

2 事務局からの報告
 伏見区での障害を持つ人に対しての本市中学生による暴行事件について,委員からの要請を受け,事務局より報告があった。

3 その他今後の活動内容等 次回会議は,7月5日(金)午後に開催されることとなった。

 

 

 

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お問い合わせ先

京都市 教育委員会事務局指導部学校指導課

電話:075-222-3808

ファックス:075-231-3117