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京都市上京区

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序章 上京区基本計画策定に当たって

ページ番号97195

2011年3月4日

 上京区では,区の個性を生かした魅力あるまちづくりの指針として,上京区としては初めてとなる区基本計画(計画期間:平成13(2001)年~平成22(2010)年,以下,「前区基本計画」といいます。)を平成13年に策定しました。

 今回の上京区基本計画(以下,「区基本計画」といいます。)は,前区基本計画の計画期間の終了に伴い,新たな計画として策定するものです。

 

1 計画の役割

区民と行政との協働による取組の充実を図るための新たなまちづくり指針

・区の将来の姿や目指すべき方向性を区民と行政が共有するための中期のビジョンを示します。

区民と行政との役割分担を明確にし,目標実現のための道筋や方策を示す指針

・具体的な取組内容について誰が,中心となって取り組むのかを記載します。

 

2 計画の位置付け

京都市基本計画と同列・相互補完の関係,計画期間も一致

・区基本計画は,京都市基本構想の具体化のために全市的観点から取り組む主要な政策を示す京都市基本計画と同列の計画として位置付け,相互に補完し合う計画であるとともに,区独自の創意ある方策を示すものです。

・計画期間は平成23(2011)年度から平成32(2020)年度までの10年間とします。

計画の位置付け

計画の位置付け

3 前区基本計画の総括と区基本計画の策定方針

 前区基本計画は,上京区におけるまちづくりの基本課題の大部分が京都市全体に共通する課題でもあり,京都市基本計画の中で基本的な対応方向が示されることを前提にしています。したがって,前区基本計画においては,区の個性を生かした魅力あるまちづくりを進めていくという視点から,「暮らしが息づき伝統と文化の薫るまち」をまちづくりの基本テーマとし,大きな柱として「文化」,「西陣」,「ふれあい」をキーワードとする三つの構想の実現に向けて,平成22(2010)年までの10年間に取り組む13施策52事業を掲示し,取組を進めてきました。

今回,区基本計画の策定に当たり,前区基本計画の総括及び区基本計画の策定方針を次のとおり定めました。

前区基本計画の総括

 前区基本計画では,計画に示した全事業について何らかの形で着手することができました。しかし,京都市基本計画に掲げられた市民共通の課題解決のための事業は,前区基本計画推進組織の評価の対象とならず,前区基本計画に基づく課題解決のプロセスが区民に見えにくいものとなりました。

 また,前区基本計画に掲げた事業は,区が実施主体となる事業以外は,前区基本計画推進組織が進捗を管理するのが困難な状況にありました。

      ↓

区基本計画の策定方針

 前区基本計画の総括を踏まえ,区基本計画では,その理想とする将来像に向けて区民と行政が一体となって課題を解決するための事業計画とするために,区民及び区内行政関係機関等による取組を主体とします。

 

 区基本計画の策定に当たっては,前記の総括及び策定方針を踏まえ,平成20(2008)年度から上京区住民円卓会議を開催するとともに,平成21(2009)年度には区基本計画策定委員会及び部会を設置し,議論を積み重ねてきました。また,大学生を中心とした若者まちづくり会議の開催や関係団体へのヒアリング等を実施し,平成22(2010)年度には,ワークショップやパブリック・コメントなどを実施して,区民の皆さんの御意見をできる限り反映するように努めてきました。

区基本計画策定の枠組み

区基本計画策定の枠組み